旅の女 突然よろけて 倒れ掛かる
「アレェ、俄かに めまいが・・」

傍らの 浪人風 すばやく支え
「お、お女中、大丈夫でござるか」

「ハテ 申し訳ございませぬ。直りましてござりますゆえ」
「いや、次の宿場まで 拙者がお供つかまつろう」

2010,01,30 西丹沢