いにしえの甲州裏街道 丹波みちを歩く

2018年10月21日 (日)  

Img_0178r     ニワタシバあたりの紅葉・・・これが,MAXかなぁ

久しぶりの快晴の週末、甲斐大和駅のバス乗り場の混雑ぶりはただごとではない。

ようやく10:00にバス乗れたが、何時のバスだか、臨時便だか、よくわからない。

上日川峠まで上がれば大樹ぞろい。黄色みがかった木々が元気に枝を広げている。 福ちゃん荘までは最短の車道を歩く。真っ青な空にミズナラやカエデが美しく、マユミが赤い実を付けている。カラマツはほぼ葉を落とした

Img_0143r      上日川峠

山道になっても行き交う人々の多さ、晴れやかな雰囲気は、山というより観光地。なにより景色がいい。空に広がる樹形は大らかで、展望地では、冠雪した富士山が裾を広げている。
山と馴染みのない人も楽めると思う。

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介山荘に上がると大混雑、、エキナカの店先のよう。
峠の碑は記念写真の順番待ち。ちょうどお昼どきですし・・・

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いっぷく後、丹波道に入ると、
深閑とした黒木の森に一変する。香りが違う。陽射しも変わる。

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懐かしのニワタシバの巻き道はしっかり延びている。紅葉まであと1~2週間かな?

フルコンバから石尾根方面
Img_0192r   手前のブナは 葉が枯れ始めている

尾根通しにとっとこ歩く。

左の尾根のスズタケはほとんど消えた

チラホラ色づいたカエデ(コハウチワ)。Img_0202r
足元に小さな鮮やかな黄色のきのこ?。Img_0213r
所々見事に黄葉したオオイタヤメイゲツ?。
そしてヒトツバカエデの葉がパラパラ落ちている。

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あ、なんと、久しぶり あなた方は 【お熱いふたり】じゃない !!
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12年前のお二人 ・・ (本ブログサイトバー【おいらは木だぞ】に収録)
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再開できて嬉しいけれど、片方は折れてる・・12年もたったもの。森も老齢化?。

ノーメダワ  明るい、ホッとする峠。思い出も多い
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巨木つらなる森を抜け

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山腹をなぞり、尾根を巻き、沢をへずり、道は延びる。
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旨そうなキノコは、見るだけにしとこう

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左に高なるのはサカリ山(今倉山)で、ピークを巻くと追分

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追分から左下方の丹波に下りる。一気に沢地形になり日が射さなくなる。
まだ緑のチドリノキ、トチノキの巨木が多くこちらは葉をだいぶ落とした。

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ヒノキ林になると倒木が増える。越えたり巻いたりしながら下っていく。

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やがて右下に林道が見え、藤ダワにつく。

あと一息で丹波だが、貝沢川沿いを行くか?高尾天平の尾根を行くか???
沢道が選択。イシゴロで歩きにくい上、公園整備がアダとなりチョー歩きづらい。

Img_0326r  こんな立派な橋も曲がっている

丹波バス停に16:50着。なんとバスまで1時間半も待つことになった。

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お蕎麦屋さんがあろうはずはなく、自販機もみえなかった。。丹波は街道沿いゆえ
大きな家が建ち並んでいるが、夜になっても灯りのともる家は少ないうようで・・・、
暗くなると 寒さが身にしみてくる。
今夜は旧暦の10月十三夜、街道を照らすお月さん、どうりで明るいわけですね。

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 帰りの青梅線  カラフル♪ カラフル ♫

【コース】甲斐大和10:00→(\1000)上日川峠10:50(10)-福ちゃん荘11:17-大菩薩峠12:05(20)-ニワタシバ12:35-フルコンバ13:00-ノーメダワ13:50-追分14:40-藤ダワ15:45-林道16:30-丹波BS 16:50/18:20→奥多摩

ではまた~♪

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浅間尾根に春がきた【探鳥会に参加】

2018年05月11日 (土) 快晴 

雨の予報だったけれど、浅間尾根登山口に着くと青い空と眩い陽射しが待っていた。
きょうは探鳥の山歩きということで 大津雅光先生(『探鳥の山旅』著者)についていく。

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小鳥たちもウキウキ?あちこちでピーヒャラ、チチチと賑やかなこと!
「ホラ、虫のような声、聞こえませんか、ヤブサメです」
耳を澄ませばガシャガシャジージーとか細い声、

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山里のひらけた所では、ヒヨドリや、チーチチ(ホウジロ)が盛んに歌ってる。
「囀りと地鳴きがあります」 これは基本中の基本、
でもわたしは既に、先生の説明にはついていけてない。
「植林帯には虫が少ないので鳥もあまりいません」・・なるほどね、

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やがて明るい広葉雑木林になると、良く聞くツピーツピー、

私はバカのひとつ憶えでシジュウカラと推量したら、ヒガラという。「きょうはヒガラが良く鳴きますね。シジュウカラに比べて早口なんですよ」(そうか、なるほど)とその時は理解したけれど、じつは区別がついてなかった。

Img_3456r_2            ヒナスミレ

やがて尾根に乗る。若葉が萌えたち、なんとも気分良い。「フルートのような綺麗な声が、聞こえますか?あの美声はコゲラです」

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「あ今のは、メジロです」メジロなら知ってるけど、今聞こえるどの声なのか?

Img_3475r           シロバナエンレイソウ

ぐぜりとは、あまりに気分がいいとき、鳥もつい鼻歌が出てしまう、その鳴き声のことだそうだ。

「あれ、ミソサザイです」 しかしこれを書いている今、その声を思い出せぬ。
チヨチヨピー「渡ってきたばかりのゼンダイムシクイ」いったいどんな姿形なのかしら? 

Img_3492r          伐採地から

ピチピチピチ、「警戒しているミソサザイ」ツーツーツー「ヤマガラ」、そしてアカゲラのドラミング。鳥の声は次から次にやって来る。
ま、ヒガラと思っていれば、きょうは80%当たってるようだ。

Img_3507r           アケボノスミレ

そんなこんなで、いつしか浅間嶺の山頂に着いていた。
ガスに包まれ、あたりはぼやっと霞み、新緑というよりまだ芽吹き。
幽玄な雰囲気を醸しだす。

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下るに連れて木々の緑が増し、青い空が戻ってきた。
人里近くまで下るとギンバイソウが芽生え、

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ヒトリシズカやチゴユリ、ヤマエンゴサクなど春の花のオンパレード

人家が現れると、何本ものしだれ桜の大木が満開の枝を垂らす。

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大勢のお地蔵さんにも出会った

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春ですねぇ・・・

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【コース】五日市P 09:00→(バス)浅間尾根入口10:00(15)-一本松道標 11:15-浅間嶺12:25-一軒家14:40(20)-佛沢の滝BS 15:48→五日市15:52
【地図】昭文社:奥多摩 

 

ではまた~♪

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残雪の山 守門黒姫


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2017年4月1日 (土) 曇 ~ 2日(日)晴 

(1日目) わかん登山、

鏡平から国道252、左の道へ入り、浅草大橋を越えさらに左折してとりつきに。
まず林道に沿った破間川の橋を渡る。(橋を覗くリーダー↓)

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林道をしばらく歩き、下黒姫沢に下降する

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沢幅が狭いところでは、雪庇などの様子を見ながらサッサと過ぎねばならないが、

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広やかな場所では一呼吸つける。

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源頭近くまで詰め、左岸の尾根に乗る(上黒姫沢との中間尾根)。

ブナの大木が増えてきた。

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じきに勾配がゆるみ、大ブナに囲まれた小さな台地にのった。
ここでテントの設営を済ませ、
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サブザックで黒姫に向かう。

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目の前に広がる景色は雪と木々の織りなす洗練されたデザイン。

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やがて稜線に立った。そこはガスに覆われ、空気がしんしんと冷えている。

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おお、このようなものが!

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さらに尾根が切り立っている場所は、わかんのエッジを効かせストックを尾根の反対側に突き、トラバース。少しの距離だが緊張する。

13:50黒姫の山頂に到着
三角点は雪の下だし、ガスの中ではただただ白い丸い広がりあるのみ
寒いので、下山

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ピストンすると思っていたら、
稜線の途中から、真下の急傾斜を一気に下るという。
信じらんないほどの急勾配。最初はへっぴり腰になって転んだけれど、コツが分かればすいすい行ける。

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高度が下がるにつれ雪が重くなり、わかんがハマって脱出に苦労。
オレンジ色のテントがぐんぐん近づく。

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テントの近く、やどりぎの果実あり 目の高さ。

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(2日目)すばらしい朝。 

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下ってしまうのは もったいないが、この景色をしっかり目に焼き付けて山を下りる。
スノボーのシュプールは深い

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下黒姫沢を下る。    浅草岳の姿を眺めつつ下る。

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下るにつれ、雪は重くなり、歩きづらくなってくるが、
徐々に春の気配が濃くなる

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木々たちは、すっかり春を準備して、

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破間川はもう、すっかり春を知っていた。

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今回も リーダーはじめ、みなさまに大変お世話になりました 感謝。


(一日目) 鏡平→とりつき07:10-林道終点(ワカン装着)下黒姫沢に下降08:25-中間尾根に09:30-900m圏テント場10:20/11:10-稜線13:10-黒姫 13:50(20)-稜線から下り14:30-テント場15:50  
(2日目) テント場08:00-P09:50

では また~♪

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中倉山~沢入山 展望のプロムナード

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2016年11月6日 (日) 快晴 

中倉山登山口から、ジグザグに作られた道は、急だけど歩きよい。

Img_0137_r      リョウブの薪炭林

やがてミズナラ林になり、爽やかな下笹に覆われる

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稜線・峠(1270m)には大ミズナラが2本、デンと座っている。
その先も急登は続くが、歩きよい道である。

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足下のササ原はずっと続く、
ところどころ
小さな岩場がある。眺望抜群。

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中倉山の主稜線の手前にきた。青空が一気に大きくなる。大ミズナラやダケカンバが点在する、広やかな風景が待っている。

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尾根下の巻道を進んでいく。その時、「ややっ、あれぞ孤高の大ブナか!」 

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足尾銅山の鉱害に耐えたという大ブナが、凛とした姿を稜線に晒していた。

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大きな吊り尾根のカーブの先には、険しい岩のピークが待っている。
吊り尾根を伝い岩の尾根に変わる感じは、アルペン的な爽快感だ。

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ピークの岩の重なりを越えると、再び左笹原・右ハゲ谷の細い尾根。

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稜線漫歩を続けていると、「な~んだ」という感じで「沢入山(そうりやま)」に立った。
ピークの先の笹原は、大木の切り株が点在し何となくシュールな風景だ。
青い空、白い雲、私を見下ろす男体山、笹の匂いの温かさ。

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沢入山を後にし、来た道を微妙にずらし戻る。南側は風の来ない眩しい笹原、目の前に伸びる大らかな稜線が美しい。

大ブナと再会し、先ほどは巻いた尾根に乗る。ハイカーが増えた。人気のハイキングコースというのも当然だろう。 

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中倉山(中央のケルン)は、山というよりなだらかな丘。

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そのままツツジの中を主尾根に沿って進み、右に道を捉え隣の尾根に移ると、

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朝の道と合流する。

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大ミズナラの峠からジグザグ道を下り(登りより急に感じた)、登山口に無事戻った。

重荷物を背負い駐車場の銅親水公園まで戻る林道歩きは、実に長く感じた。
最後はヘロヘロ・・・だった。

峠のオオミズナラ

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【コース】(前日)銅親水公園P14:00/14:20-中倉山登山口15:40(テント)
(当日)06:30-1270m峠07:25(15)-大ブナ08:40-1704m沢入山10:00(20)-1499m中倉山11:20-峠12:10-登山口12:50(20)-P14:00
【地図】昭文社:日光 2.5万:中禅寺湖 

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羽後朝日岳

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2016年9月18日 (日) 快晴 

夜っぴいてかなりの雨ふり。テントに水が浸み上がり、マットの裏はびっしょり濡れ、テント生地に触れていたダウンも濡れた。

Img_0004_r   部名垂林道終点近くのテント場は アケボノソウが群生する


朝がたには雨が止んでおり、部名垂沢に増水はなかった!
沢装備をして登山開始、まずはゴロゴロ石の川原歩き、けっこう長い。

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堰堤を巻ながら行くが、何個目かのとき左岸添いに踏み跡があるのに気づいた。

最後の堰堤を過ぎたところで、部名垂沢は狭まり、石は大きくなり、歩くのにエネルギーが要るようになる。右に迫り上がる崩れ山は二番モッコの一部か?よくまぁこんなに石が流れてきたもんだ。それも不安定なヤツばかり。

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600mあたりの二俣で右に入ると石はますます大きくなり、小さな滝を越えながらの、沢歩きの雰囲気が出てきた。

Img_0071_rフジバカマ(写真)、

Img_0078_rダイモンジソウ(写真)。
オヤマリンドウ、キオンなど秋の花が目に楽しい。

部名垂沢の核心部に近づく二俣(700m)は左俣に入る、
ゴーゴーと滝音が聞こえ、10m滝が現れた。
ロープが垂れているが、ホイホイ登れる訳でなく、一人づつ越えていく。
とっつきは足がかりが見えず腕力勝負。そのあとは足場を探りながら登れる。

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滝口までは良き踏み跡が延びるが、右に落ちるとマズイので慎重に。

滝口で対岸に渉る。次の5m滝は左岸を巻くが、ガザガザの岩の重なりで全く気が抜けない。登る毎、大きな石が靴の底を流れる。今回一番緊張したところだ。

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狭まった流れの底の赤い石が、なんとも美しい。

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苔の付いた3mほどの滝は、高巻く  (いかにも手つかず感・・・・)

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ますます急登になり、細い岩壁を踏ん張り、両側の草や笹を掴みながら行く。

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やがて視界がひらけ、広大な笹原が目に入った。そしてコルに到着。

この先”登山道はない”といっても、良く見れば踏み跡があり、外さないように進めばよいが、たまには苦労しながら、稜線に出た。
目の前にはまさに東北の山なみが広がる。

Img_0130_r    あれが 羽後朝日。

盛夏はさぞかし見事な花畑だったろう。今でもハクサンイチゲやウスユキソウなどが咲き残っていた。

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ウメバチドウは今が盛り。

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花に浮かれているとすってんころり。そうか、今フェルト底の沢靴だった。
一歩一歩慎重に登っていかねば。

ふと気づけば正面に道標が。 朝日岳に到着だ。

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曇空ながらも見晴らす山々は、憧れの和賀岳を筆頭として、白岩岳、田沢湖を介して秋田駒、右に岩手山。見下ろす谷はどれも深く、二番モッコや志度内モッコをのせた尾根尾根はジオラマのよう。
圧倒的な自然の強さを感じた。

Img_0164_r   あれが 和賀岳

さて下山。ガラガラ岩の通過とロープ10m滝の下りが不安だが、何はともあれ集中、集中。コルまでは快調に、急な溝の下降も快調だった「。

でガレガレ石のトラバースはトップのイメージを頭にクリア、ロープの10m滝もどうにか無事クリアした。一人ずつ降りるので時間がかかるが、その分休憩できるってこと。

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その後の危険箇所はないが、 自覚は無くても足がよれているので、慎重に歩かねばと、なるべく三点確保的に。かっこ悪いけど仕方ない。
時計を見ては、堰堤が早く出てこないかなと思っていた。


Img_0211_r    あ、最初の堰堤だ

さ、歩こう。アレマ、先頭がこけた、思ったとたん、私もこける。
後ろの誰かも転けている。
コケコケしながらも、どうにか石ゴロを越え、途中で左岸に延びる踏み跡に入る。
夕闇の迫る中、「足元注意」「頭上注意」と声を掛けあい 堰堤の数もカウントしつつ進み、河原に出る。薄闇の中には見覚えある風景(リーダーさすが)。ピンポイントの林道入り口で、ヘッドランプの灯りをたよりに10分ほどでテント場に到着した。

驚いたことにテントはビショビショ、標高280mのこの地には雨が降ったらしい。
ということは、昨夜の土砂降りも、低い所だけだったということだ。

晩ごはんのメニューは何だったか、疲れていたので、あまり覚えていない。
とにかくその夜はぐっすり眠れた。

Img_0082_r   沢沿いに咲いていたオヤマリンドウ

【コースタイム】テント場05:40-川原05:50-最後の堰堤07:00-左岸セセリ出る08:00-10m滝09:30〈30〉-5m滝赤い岩ガレ 10:15〈30〉-コル11:00-朝日岳1376m12:10(25)-コル 13:20-赤い岩・5m滝14:00ガレ〈20〉-10m滝 14:40〈20〉-左岸セセリ出る16:00-堰堤17:00-道へ17:55-テント18:05
【地図】2.5万:抱返渓谷、羽後朝日岳 

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片品川根羽沢支流 湯沢

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2016年7月18日 (日) 曇のち晴

きのうの「大清水-物見山-鬼怒沼」の登山道を、根羽沢沿いにさらに進むと
湯沢を横切る。 湯沢はきょうの沢である。
 

Img_0317_r                この橋は緊急用、使わないように、と 書かれている 


湯沢に出ると まず見える滝は7m。 左岸を高巻く

 

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ダイモンジソウの葉をたくさん見る

 

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水量もほどほど、変化があり なかなか良い感じ

 

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2段4m滝は ロープを出してもらった。

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上がりきったところは、頬刷りしたくなるような苔の台地だった。 

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素晴らしい、ホントに素晴らしい ナメ床を歩く。
左岸からカラノマタ沢が 流れ込む。 気のせいか温泉の匂い~

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すてきな川床 
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ナメは続くImg_0346_r
歩く しあわせ♪

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まだまだ続く 光が射し込む。 

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美しい造形  自然の発想力すごい! 

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二俣を左に。沢は細くなり水流はほとんど見えず、草藪に覆われはじめた

 

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花の種類も量も増える  
青い
ガクアジサイが一面に咲いている、ところどころピンクも混ざる。       
センジュガンピ(写真)が群生する。

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クガイソウ、クルマユリ、クロクモソウ、ソバナ、フキ、ミゾホウズキ、ハナウド、
早くもダイモンジソウ(写真)が咲いていた。
 

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しばらく進むと 左に垂直な巨岩が切り立っていた 

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岩の基部の右に沿う、狭いゴルジュを擦り抜け登っていく
岩の隙間からとめどもなく、湧き水がしたたり落ちている。
豊富な水量は驚くばかり

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よき所で?ひと息。 それにしても 急峻なところを登ってるんだなぁ。 

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前方に ルンゼが見えた。 

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おいおい 垂直な壁に手がかりがないよ。 体がやっとはいるくらいの細いスキマ。
ここはお助け紐とショルダーで切り抜ける事になった。
ショルダーさま、 ありがとうございました。

抜けたら大岩がデンと聳えていた**、それで右側のかすかな尾根状に逃げる。

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密ササをひっつかみ、ぐいぐい頭から 切り抜けて進んでいく。 

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振り返ると 
さきほど行く手を阻んだ大岩**を、見ることが出来た。 
予想より大きい、あれを越えるのは、しょせん無理だった。

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行く手を塞ぐ笹を掻き分けていくと 露岩に出る。 ひとときの休憩。

Img_0387_r      眼下に コキンレイカの花の咲く。

 稜線に乗ったけれど、 相変わらずシャクナゲの藪、後半はササのヤブ こぎ。

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抜けれたところは、まさに物見山山頂。 ドンピシャだった。 

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鬼怒沼まで足を延ばそうとの計画はとりやめ、そのまま下山
登山道は歩き易いものの、けっこう急で、ところどころ 岩場の展望地がひらける。
快晴なのに、 稜線付近にだけ雲が湧いていた。
 

Img_0396_r           左 燕巣山         右 四郎山
   
登山道には アスナロが多い(葉裏↓)
 

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シマヘビの子供
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そうして朝の湯沢に下りてきた

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河原でひと息入れて
Img_0415_r                          おうまさん

ぬかるんだ林道を てくてく大清水Pまで戻る。 美味しいソフトクリームが待っている!
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ではまた!

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片品川根羽沢支流 大薙沢


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2016年7月17日 (土) 曇 

大清水Pからぬかるんだ林道を、根羽沢鉱山跡(物見橋)まで歩く。
ここで
支度をし、入渓。

すぐ現れる6m滝。左岸を巻く。

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両側は アジサイの花花花…
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ひゃぁ・・・

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見上げれば 軌道跡

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体に、しぶきを打たせながら、登っていく快感。(*)

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流れを曲がる毎に現れる、新しい世界

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それは私をわくわくさせる

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カテンソウImg_0218_r
前方に三段の滝が現れ、上にはきょう出会った唯一のパーティが(下降中)

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岩は脆いが滑らないので、登っていける。
登り切ると、前方にはナメ床が延びていた。

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ルンルンな歩きは続く

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まだまだ続く

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私も歩く
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前方のあの大石を過ぎた辺りから、流れは細くなり、

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沢の妙味は薄れてきた。右にはガレ。前方、山にかかるは雨雲か?

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アキノタムラソウ?

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休憩後、今来た沢を下り、もどることになった。
また ナメを歩く

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ここでは 懸垂下降を練習させていただく  

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登り時(*)では、沢を下りず、右の岩を登ることにした。
見れば、ロープ?電線ケーブル? が垂れ下がっていた

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岩の上にでたら

Img_0290_r軌道がここに・・・

そして鉱口が ぽっかり ~~ 口を開けていた  超冷たい風が流れてくる

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私たちは 再び河床におり、
最後の滝で、もう一度懸垂下降の練習をさせてもらった。感謝。

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そして 無事、入渓地点に戻る。  明日は湯沢だ。

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神室山へ・・・ブナの森から花の稜線へ

2016年6月4日5日 

神室山を、役内からパノラマコースをピストンしました

神室山山頂から南には憧れの稜線が続いていました、
しかし
憧れは諦め?のよううな・・二ッの尖りはカッコイイ(小又、火打と思う)

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とりつきは見事な杉林
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イワウチワの群生。咲いてる光景を想像してはうっとりしてしまう。Img_0257_r

登り出しの急登が終わると 「いっぷく平」につく、なんともピッタリな名前
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次々に大ブナが現れる。

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ツクバネウツギ、Img_0035_r

ムラサキヤシオImg_0150_r


「ざんげ坂」をすぎると、花はますます多くなる。

タムシバ    Img_0071_r       

ツバメオモト  途切れることなく続いた
2

シラネアオイ  途切れることなく続いた
6

ウラジロヨウラク5


ズダヤクシュImg_0134_r
満開のコミネカエデ ハウチワカエデの赤い花もよく咲いていた
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前神室~神室山 (避難小屋が見えます!!)
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ゴゼンタチバナImg_0156_r
ハクサンチドリ。7

ミツバツチグリ(と思う)
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こけももImg_0161_r


もうすぐニッコウキスゲの道になりそう  蕾の株がたくさん  でも写真失敗

イワカガミImg_0173_r

オオバキスミレ
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ミツバオウレンの、小粋な白Img_0092_r

神室山に着きました。Img_0181_r
避難小屋はすぐ下です。

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翌朝は濃い霧の中、昨日の花を確かめながら、来た道を戻る。

霧の中でもムラサキヤシオの華やかなピンクが目立つ。あんな谷底にまで咲いていたとは。

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ざんげ坂を下り、第二ピークに乗った頃、陽が射し始めた。
アズキナシ

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タニウツギImg_0235_r

やはりすごいブナImg_0249_r

最後はエゾユヅリハの群生地(これも写真失敗、ユヅリハの矮生)

そうして無事下山しましたImg_0259_r


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尼厳山780m~奇妙山1099.5m

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2016年4月29日 (金) 晴 /

尼厳山・・「あまかざりやま」と読みます。わたしも初めて知ったお山。

Img_0006_r                 尼厳山   と    奇妙山


関東の私たちは馴染みがありませんが、地元松代にとっては山城跡あり古墳群ありの里山で、尼厳山奇妙山トレッキングコースも整備されていました。

(池田の宮)登山口を歩き出し、由緒ありげな緩やかな道は、ヤマツツジに赤く彩られ歩き易く、北尾根(長礼コース)分岐を過ぎると、だんだん岩が出てきて、やがて見事な岩壁に出くわしました。

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山頂に近づけば近づくほ ど急勾配、ジグを切りつつひたすら登ります。
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                                              メタリックな青い花ホタルカズラが群生。

眺望絶佳の辰巳岩で山里のジオラマを楽しみ、ひと登りすれば尼厳山の山頂です。
思ったより広く、大勢のパーティ、ファミリーが休んでいました。

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奇妙山へは東に急降下します。
鞍部の岩沢への分岐を見送り緩やかな登りになりますが。意外にダラダラと登るばかりで、
次のピークが山頂か・と思うとまだ先だったりで、何度もニセピークに騙され、そのうち「どうぞ騙し続けなさい!」と居直り気分になり、ちょっとムッとして歩いていました。 

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でも歩いていれば着くもので、14時近くなって三角点や石碑や祠やら各種石像物の置かれた山頂に到着します。こちらは東山城跡だそうです。

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この時、新情報 「少し先の
”かんぬしさん”の石仏には往復20~30分」。 
かんぬしさん?何それ? カラミで行くことにしました。
意外や細尾根の楽しい道で、徐々に岩がちになり、最後は本当の岩道になり、ロープがないと恐ろしいほどの段差もあり。

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そして、岩の突端におられました、かんぬしさん?
いったいどちらをご覧遊ばす? 

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思ったより大きく等身大、こんな姿の石像物は初めてです。いったいなんだか?、
変わった衣装、説明版はなし、まったく見当がつきません。

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奇妙山からの下山は、スイスイと順調で、岩沢分岐を左折してお里に降ります。
暑いほどの陽射しが降り注ぎ、さっきの冷たい空気はなんだったのでしょう。

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里道のそこかしこには馬頭さんや庚申様が置かれ、小さなお寺や神社も多く、
畑や杏の花に囲まれる集落の佇まいは、日本の古き佳き時代を思わせます。

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住まわれている方はどうか分からないけれど、ずっとこのままであって欲しなぁと 思うのでした。

Img_0156_r                                  杏の畑と 奇妙山

【コース】(松代)松代荘P10:45-尼厳山登山口11:00-北尾根分岐11:15-
辰巳岩12:00-尼厳山12:05(30)-岩沢分岐12:55-高見岩13:25-奇妙山13:55
(+神主さん?像30分)-岩沢分岐15:00-下山口15:30-P16:10

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十二ヶ岳

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2015年12月5日 (土) 快晴

十二ヶ岳といえば、御坂のを思い浮かべますが、群馬県にもあったのでした。
へぇ~、今回、とりああえず行ってみました。(小野上温泉駅からの林道奥の登山口)

整備された歩きよい道

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不気味なプレート・・・結婚の森、だなんて・・・

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なかなか着かない、    早まるな! あれは前山

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あの頂きが十二ヶ岳でござる、オマエもはよ登れ!(登ってく人、見えます)

Img_0135_r_2到着! 大展望!

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本白根と思うImg_0138_r_4
浅間山。うっ、雲が。。。。
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ふだんあまり見られない山々を眺めてから、来た道を戻りました。
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高山村の観光案内サイトによい説明がのってまます。
かたくりの季節やゴヨウツツジの季節に三山縦走したら、いいかも (゚▽゚*)

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十ニヶ岳から 中之岳(左) 右奥に小野子山

【地図】昭文社:赤城皇海筑波 

では また~  (^_^)/~

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