老ブナに会いに(太刀山~畑尾山)

2020.08.18(火)

籠坂峠からさあ歩きましょう。火山灰をザクザクザク・・・分岐は右へ!
やがてV字谷になる。

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風が来ないので暑い 
尾根の上に出ると

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すぐ登山道と合流

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立山(太刀山)からは道標に従い展望台にいけば

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え、ここって小山町の基準点のところじゃないですか。
15年前

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その時であった思い出の花 まず オオナンバンギセル

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マツムシソウ
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カワラナデシコやハナイカリなども、写真に写っていた
いまはススキさえ 見えない

でも今日見た小さな花、コフウロ(ピンぼけでした)葯が青い幻想的

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立山に戻る道すがら 老いたブナたちを訪ねることにした。

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ここでは3本の巨木に囲まれて、コーヒーをいただく

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15年前も そうした

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畑尾山に向かう 
畑尾山はわりと若い木の素晴らしいブナ林が広がってる

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15年前、下草が豊富だったなぁ 

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上の写真の大ブナは 天狗ブナと名付けられているらしい

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帰り道、V字の谷底道は歩きづらい。
ツガなどの大木の根が剥き出しになっていた、

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すっかりご無沙汰していた。この森にはまた来てみよう。

ではまた~♪

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春は小下沢あたりを ♪

2020.03.15(木)晴れ
👟
窓を開ければホー・ホーホケキョ、庭のイカリソウも芽を出した。
裏高尾小下沢あたり、お散歩にいってみよう。。。ということで。
👟
梅園の梅たちは、閉められたフェンスの向こうで春を謳歌している。
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対岸のカツラはこんな感じ
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👟
きょうは支流の道から北高尾山稜に上がるつもり、
しかしいつもの沢を通り過ぎてしまったので
一つ上の支流沿いに登る。しっかり道形がついている。
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流れを渡り、渡り返す。ジグザグ道が左の尾根を上がっていく。
じきアヤフヤになり?? しばしの道探し。
戻る方向のジグを進んでみると左の尾根に乗れた。
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かすかな踏み跡を辿る。カシ、アオキ、シロダモなど照葉樹とコナラ、
ヤマザクラなど落葉樹の混合雑木林。
「やった見っけもん(^0^)」とウキウキぐいぐい上っていく。
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頭上にアブラチャン、足下にタチツボスミレ。
 
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大木が増える。こんな小尾根によくもまぁ!
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👟
上りついたピークは、高ドッケの少し西。
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私は西方向へ、軽いアップダウンの道を行く。
カンアオイ。
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モミジの葉の繊細な展開がかわゆい。
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👟
「狐坂峠」から小下沢林道・野営場跡に下りた。
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小下沢沿いの林道。さっそく満開のマルバスミレが迎えてくれた。
白花にうっすらピンクの紅をさし、愛らしい。
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群生のハナネコノメ、雄しべはすでに葯を落としツンツン並んでる
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ヨゴレネコノメ…?鮮やかすぎ?
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地味なのに華やかなヤマネコノメも一面に・・
ニリンソウはこれから? 
ハシリドコロは、勢いが良い。
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「浩宮様…」の碑でUターンして来た道を戻り、
ザリクボの登山道にも入ってみる。ヤマネコノメはどれもまだ生まれたて。
それがまた良いのさね♡。腰を下ろし沢音に耳をすます。
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帰り道のヤマルリソウ、
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ナガハノスミレサイシンも
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トリカブトがぐんぐん生長しいる姿を見られたし、満足して帰路についた 
 
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林道の崩落はこんな感じ、歩く分には問題ない
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今の窒息しそうなコロナ空間から、いっとき解放される山歩きは、最高の健康法。免疫力は確実にアップしたと思います。    

ではまた~♪
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煤ヶ谷高取山~華厳山~経ヶ岳

2019.11.30(土)晴れ

今朝もまたすてきな青空。清川道の駅に駐車し、御門橋まで歩く。
小鮎川を渡るのは御門橋でなく寺鐘橋だ。
寺鐘集落は、隅々まで清々しいところ。 鹿柵を抜け山に入る。

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じきスギ林から雑木林に変わる。しっかりして歩きやすい尾根が延びる。

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所々左がひらけ大山が美しい姿を見せてくれた。

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(TV?)アンテナを2基過ぎた。

山神石

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ところどころシデやモミの大木が現れる。写真を撮りながら歩いていく。

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わかりやすい地形で、予想通りに尾根が合わさる。

尾根を覆うような濃い緑の灌木は「シロダモ」とか。

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460m、後で分かったが秋葉山で祠があるそうだ。見のがして残念。

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464m煤ヶ谷高取山では、探したけれど山名表示は見あたらなかった

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ダダッと下ると、華厳山への急登になる、
ロープが垂れている。最初は余裕をこいていたけど、やがてロープをひっつかんで行かないと、キツイ状況に。ロープが終った。ふう。ややっ、ロープ第二弾があっよ、

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二本目、こちらはマジに急。
でも右の斜面が安定していそうなので、岩と立木をひっつかんでいく。

腕力勝負して、もう大丈夫なテラスに出た。
いっぷくしながら
見下ろせば、ほんとに急、下りは無理だわ。

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 じつに紅葉がいい、イロハやイタヤのオレンジ&黄色、メグスリノキもある。
射し溢れる広い尾根を、弾むように登っていく。

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前方に異形の大木現れた。サクラの巨木にテングス病の枝がもうもうと生えている。

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荻野高取山からの登山道と合流。

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涼やかな道は紅葉の盛り

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あら、もう華厳山。ベンチが出来ていた。
ランチはヒノキ植林と北側からの風が冷たく、落ち着かない。

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次は経ヶ岳。
ダダッと下る北斜面のヒノキ林は、風が冷たく陽は射さずの灰色の世界。
鞍部(荻野越)からの登りは南斜面で陽射し復活、しかし相変わらず空気は冷たい。

経ヶ岳は見晴らしが良い。大山や表尾根が、もやっている。
ノンビリ午後の陽射しを楽んだ。

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北へ下る登山道は、なんとも秋らしい岩岩な道だ。
すぐ下の経石

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のんびり歩ける錦秋のお廊下をゆらゆらと・・・

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半原越に到着。法論堂林道が横切っている。
通行止めなので 作業車のみ数台入っていた。

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はじめて林道を下ってみた。 前方には双耳峰の華厳山。
そうか!山頂の下のあの広場は西峰なのか。

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リッチランドを過ぎ、法論堂集落を抜け県道に出ると、
ちょうど厚木行きのバスがやって来た。

軽いお散歩なんって思って臨んだ山だったけれど、けっこう歩きでがあり
のどかな山を堪能しきって、満足、満足。

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登りのオオモミジはしっかり緑色。このまま枯れて落ちるのだろうか?

【コース】御門橋08:25-とりつき08:40-290m(山神石)09:30-327m 09:50-450m(秋葉山) 10:20-464m(煤ヶ谷高取山)10:50-登山道11:40-華厳山11.50(50)-経ヶ岳13:20(10)-半原越13:50-坂尻BS15:05→(190円)清川村役場15:10

 ではまた~

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入笠湿原 お久しぶり

 写真はポップアップウインドウ、クリックすれば拡大します
2019年7月26日 (金) 雨

入笠湿原、すっかり雨にけぶっている(もちろんスズランの花は終わりです

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富士見町に用事があって、そのついでに(といっては申し訳ないけれど)、Nさんに高原の花の楽しさを味わって欲しいと思い、立ち寄った。Nさんは 山歩きが難しい。ゴンドラに乗っての、いいとこ取りだ。

ヤマオダマキ
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ゴンドラを下りると雨。
わたしがここを訪れた15年以上も前は、高山植物というだけで舞い上がっていた
今は少しは落ち着いて、見えるものが ちがう気がする。

先週の乙女高原では、実になっていたクリンソウや

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ミヤマバイケイソウが美しかった。

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あちらはアヤメばかりだったのに、こちらはノハナショウブ。

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クガイソウは標高差700mには関係なく、両方とも咲き始めだ。

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フウロについていえば、乙女高原はタチで、こちらはハクサン、いったい何が影響しているの?

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最近ちっとも会えなくなっているヤナギラン。 数は少ないし 咲き始めだったけれど、嬉しかった。

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ニッコウキスゲ?

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キリンソウ

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カワラマツバ

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カラマツソウ

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乙女高原との共通点は、頑丈な鹿柵

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そして秋に、ボランティアによる草刈りがされること

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忍野草原は毎年野焼きをする、花畑を保つには、それ相応の手入れが必須なのか。

ゴンドラの切符売り場で いただける小冊子は、分かりやすく充実している

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色別で紹介される花の数々 わかりやすい。

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ではまた~♪

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礼文島*宇遠内と林道コース

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2019年6月22日 (土) 曇のち雨風雷 

礼文2日目は、今にも降り出しそうな重い雲 (礼文一日目のようす
バスを香深井で下車し、道端の案内図をチェック

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林道分岐まで 普通の車道を歩く。

コウリンタンポポ ただの雑草といわれるけれど、庭に植えたい

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クサフジがよく咲いている

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ほどなく 宇遠内分岐に着く。(林道コースは左折、わたしらは直進)

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西海岸の宇遠内に通う昔からの道は、車は通れないがよく整備されているし 勾配も少なく歩き易い。

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なぜ宇遠内を目指すかというと、ここに咲く フタナミソウという花と、サクラソウもどきを 見たいからだ。

宇遠内まで1㎞地点、
お、オオタカネバラじゃありませんか。

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ちなみに、海岸沿いに多い ハマナスはこれ

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ハクサンチドリ

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ミヤママタタビ

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ハマエンドウ

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海が見えた。

道はお花で縁取られる(エゾカンソウ)

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え=と これは  ヒメイワタデ

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チシマキンレイカ

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エゾタカネツメクサ

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沢沿いにはヒオウギアヤメが

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シロウマアサツキ ではなく ミヤマラッキョウ

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宇遠内に到着 海からの風が冷たく 寒くてならない
家が数軒並んでいるが 今は1家族(2人)、それも夏だけ住んでいるとか

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お父さんは漁具のお手入れ

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お母さんは店を仕切る 呼ばれて店に入ると

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イガイ汁(300円)が温かくうまく、「サービスね」とボイルしたイガイをだしてくださった。

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すっかり暖まり、外に出る。
アサギリソウ

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シロヨモギ

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イワベンケイ 

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ウルップソウ でなく エゾオオバコ

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エゾヒロハノウスツボ

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 ハマエンドウ

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宇遠内をあとにし、林道まで戻る

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林道では ノビネチドリ や

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ゴゼンタチバナを見たが

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開けた所にでると 一気に霧が濃くなり 風が騒ぎだし ただならぬ雰囲気

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なんの花だか? 気になる花は ピンぼけだし

礼文滝まで行かれないと聞いていた、 しかしこの天候では
中間点のハイジの丘に行く気が失せて パス。

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タカネスイバ

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ウツボグサ

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エゾカワラナデシコ

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ネムロシオガマ

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なんや? これも気になる が ?? オオミミナグサの蕾

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霧ばかりか 風が 超強くなり 雨が降り出した
途中のトイレの裏で風をよけつつ、カッパを着る

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ウスユキソウ群生地を歩く、まだ少し早いかも?

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ここで雷鳴が とどろく。  恐いよ こんな所で・・ また 落ちた

逃げるように下り それでも撮す エゾスカシユリ

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振りかえる丘の この模様はどうして できたの?

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雷鳴と 激しく 轟く中を 、薄いカッパを着たツアー客が数グループ歩いている

私たちはひたすら急ぎ、やっとこ、ここまで来たが。
いいなぁ ツアーのお客さんを乗せて 大型バスは 走り去る

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雨の中 きょうも てくてく 香深まで歩いた。

民宿のおばさんは 快くカッパやザックカバーを 受け取って乾かしてくださった。
今夜はゆっくりお風呂に入り、明日の朝のフェリーで稚内に戻るのだ。

そうそう、見たかったお花のフタナミソウとサクラソウモドキは もう終わり、
なので、おみやげの種を買ってきたけど、はたして育つだろうか??

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ではまた~♪

 

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礼文島*桃岩遊歩道

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2019年6月21日 (金) 曇のち晴 

礼文島は10年ぶり、前回は島の北側を歩いたので、今回は南側を歩こう
ということで、まずは 桃岩コース

フェリーを下りると、プラカードを掲げた民宿の方に出迎えられる。
同宿の方々全員が 「桃岩に行く
」というので、登山口まで送っていただく。

さっそく車道脇に咲いていた、大きなシシウド系の花 
花序の一番外側の花弁がひときわ大きい 

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写真を撮ってる方に お聞きすると、 「オオハナウド」と、親切に教えてくださった。
そして隣の人と、シシウドについて語りはじめる。
「シシウド系の花を覚えるチャンス」 と思うが、
ツアーのインストラクター(お仕事中?) のよう、さりげなく離れた。

で、本を片手に調べながら歩く 
オオハナウドの葉は、大きく切れ込みが深い。ふむふむ

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エゾノシシウド・・・もっこりしている

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葉は小さめで、固く照りがある

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オオカサモチ  やさしげ・・

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葉はすごく柔らかい

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歩き出してすぐなのに、シシウド系を、3種類も覚えたよ

キタヨツバシオガマ (レブンシオガマ)

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チシマフウロ

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上の二つは たくさん咲きすぎて だれにも見向きされない。

桃岩コースは人が多いけど、大多数の人は巻き道を行くので 
稜線を辿れば 静かに、
のんびり歩ける

イケイソウ  (遠くに利尻岳)

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 カラフトハナシノブ 

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これが 桃岩 (西側は切り立っている)

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猫岩 (うずくまるネコの後ろ姿)

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エゾイブキトラノオ

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レブンキンバイソウ 艶やか!

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ギョウジャニンニク   スズラン

レブンソウだよ 毛が多いねぇ

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こっちは カラフトゲンゲ

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ミヤマキンポウゲ

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 オオダイコンソウ

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元地灯台

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エゾミソガワソウ
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右下は バス停のある知床集落だが

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知床には下りず、左の道、カナリアの丘?を経て 

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                           (サイハイラン)

香深まで、てくてくてく・・・ 
礼文にあれば道端の花も

(左 エゾカワジシャ    右 ハコベの一種)

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なかなか楽しく 

(左 ウスユキマンネングサ   右 グミ)

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いつのまにか香深に到着していた。 
時間があったので、香深の郷土資料館 に 立ち寄る

礼文島の歴史と自然・・・とても面白かったです。
館内のおみくじを引いたら 「凶」がでた。

【コース】香深フェリー 08:45→桃岩登山口09:00-桃岩展望台0950- キンバイの谷11:00-元地灯台11:40-カナリアの丘12:50(50)-香深集落14:30・郷土資料館-民宿へ16:00 
【地図】昭文社:利尻礼文 礼文島の観光地図 

ではまた~♪

 

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台風24号のつめあと

2018年10月4日 (木)  

 

先週末の台風24号は、大風が吹きまくり、里山は荒れた。

 

大風がふいたのは日曜日
車の道は即刻手が入りきれいになった

 

ハイキングコースも、倒れた大木や枝は、鋸で切られ、取り除かれ、歩くのに支障がない。山の中も竹ヤブが折れていたりしたが、それほどの変化は見えない。

 

しかし、コースの中腹標高250mくらいからは、多くの檜の大木が根こそぎ倒れている

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「このような大きな木でも、あまり根は張っていないんだなぁ」と思った
ヒノキ林は、細い木が何本も折れ、みょうに明るい

 

そして 標高が少し上がると コナラや
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サクラ、松の大木が、へし折られ、手の付けられない状態だ。
(ハイキング道は片づいています)
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森の中は、これから先も、なかなか片づけられないと思う

しっかし、草は元気、明るくなってよろこんでいるのかも。

 

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そして参道の終点 金刀比羅宮の階段を上ると

 

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わっ、ご神木が・・・2r
社殿を避け、社務所にもたれかかっている。
地元の方によると、月曜日(8日)
に神主さんのお祓いをしてもらったのち、
ご神木を片づけるそうだ。

この地には、龍が暴れるとか、龍が怒って雨を降らせたり、大風を吹かせるとか、
そういう伝説や、伝説にちなんだ地名が、数多く残っている
つまりはこういうことなのかも知れない。

 

不思議なことに神社の上のピーク展望台(350mくらい)は、いたって平穏で
台風の痕跡などないという。

 

神社の下の公園広場では、大イチョウが倒れ
ヒマラヤスギの大木もも 倒れていた

 

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帰り道、畑の奥にうねる里山、長閑に見えるけれど、中は荒れているのかもしれない。


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10月10日(水)金比羅様を訪ねてみると、ご神木は綺麗に片づけられていた。
ここは、ふだんは人気のない山の神社だけど、地元の方と思われる方々が、何人もやってきた。

 

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栗駒山を堪能 (2)  須川温泉に下る

栗駒山(1)からの続きです

 

2018年07月1日~2日 (日・月)  

 

二日目 晴れ

 

朝でーすImg_7064r
さて、どう山頂に行くか考えて、来た時と同じ、産沼回りを選択する。

朝の光の山の空気。オノエランとトキソウとヒナザクラの縁取りなんて、
なんてまぁ贅沢。
 

 

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青空に雪渓が眩しい。さて磐井川源流を上から見ると、確かに左岸に雪渓をよけて道らしき筋が見える。磐井川を渡り、狙った斜面を少し上がってみたが、これが道という確証は?????。
 

 

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朝の産沼は、湧き起こる生命力に満ちていた・・カエルがゲコゲコ、蜂の羽音・・・
 

 

栗駒への登りは,なんということもなくクリアできた。満開のウラジロヨウラクやサラサドウダンのおかげで、飽きない。
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そしてなにより青い空が嬉しい。
 

 

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9時過ぎに栗駒山頂に到着。
平日でも人気で地元の方が多く、いかにも「おらが山」な栗駒愛を感じる。

        山頂から笊森山荘が見えたImg_7184r

東栗駒分岐方面の尾根が、おおらかで、ちょっとそこまで・・

・と
威勢良く歩きだすが、予想外に下降するので、イケイケ魂も萎えてしまい
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山頂に戻った。(虚空蔵山方向)

 

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須川分岐を下る。すでに下山した気分でいるから、昭和湖が遠く思える。

          イワカガミImg_7152_2r


1時間以上もして、ようやく硫黄臭がやって来て、ミントブルーの池の前に出た。
うわわ、キレイと言うより恐い~死の池的な・・・。
 

 

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名残平は、ワタスゲが花盛り。

 

鮮やかなピンクのサワランも点々と。

 

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よく見ればモウゼンゴケがうじゃうじゃ、
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イワイチョウ。そしてウラジロヨウラクがびっしりと花を咲かす。

地元のお年寄りがおっしゃるには、「今はススキは入ってしまってねぇ、花が少なくなった」と淋しそうだった。「この下にミツガシワが咲いてるから、見ていってね」

 

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そして無事  昨日のお宿須川高原温泉に帰ってきた。

 

 

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ゆっくり温泉に入り、涼しいロビーで荷物整理。
宿の人の応対は、昨日も今日もとても気持ちよく、この温泉のファンになった。

 

 【二日目】笊森山荘06:45-磐井川源流あたり 07:10-産沼08:00-栗駒山09:10(東方向を散策)10:10-天狗平10:40-昭和湖12:00(15)-自然探勝路分岐:12:30-名残平13:00-須川温泉13:30 

 

Img_7171r            きょうのヒナザクラ (^^)       

 
ではまた~♪

 

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栗駒山を堪能 (1) 秣岳から笊森山荘へ

2018年07月1日~2日 (日・月)  

 

一日目 晴れ

 

須川高原温泉出発。車道歩きを約1時間、気温20℃とはいえ、直射日光は強烈だ。

 

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秣岳の登山口には08:50到着、すでに汗だくになっていたが、ブナ林の緑のシャワーを浴びながら、緩やかに登り出す。

 

     山菜採りのオジサンとすれ違った 「今年のタケノコはこれで最後だね」Img_6766r      
おや、さっそく山の花たちのお出迎え♪ 
ツマトリソウやらオオバキスミレ(写真)やらアカモノやら…。
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森がひらけると、前方にスッキリした三角形の秣岳(前山か)が聳ええ。

 

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秣岳への急登も、「きょうキビシイのはこの登りだけ」と自分にいい聞かせ、。
秣岳に立つ。、眼下には須川湖や赤い屋根の高原温泉が見える。

 

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これから歩くたおやか緑の斜面は、しろがね草原。
ここを歩きたくてこのコースを選んだのさ。

 

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左も右もひたすらの緑、点々と白い花が彩る、ワタスゲやシロニガナ。小さな紫のタテヤマリンドウが、星屑のように散らばっている。

 

            ヒナザクラImg_6816r
          タテヤマリンドウImg_6833r
     樹林帯にはハクサンシャクナゲ。
     咲き始めの柔らかな白い肌にハケで刷いたような紅がなんとも可愛い。
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      咲き始めたコバイケイソウが、真っ白な花穂をゆさゆさ。
      久しぶりなオノエラン。次から次と顔を出す。まさにオノエラン街道だ。Img_6980_2r
それにしても、なんて広い湿原だろう。 心地良い風に吹かれて歩いていく。
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岩っぽくなるとハクサンシャクナゲと、サラサドウダンのたわわな花の直。
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岩っぽい樹林帯と 鞍部の湿原を繰り返す。
       湿原のトキソウImg_6877r
展望岩頭の手前のピークで、秣岳からの尾根を振りかえると
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「次のピーク・展望岩頭でお昼だ!」と、気勢を上げた。

ところが岩頭に至るまでが。。タイヘン。急登の岩がちの道が剔れ、水が溜まり、両側からツツジが覆い被さる。厳しい太陽光、風は無し。
登っても登ってもかのピークが近づいてこないので、あてどもない旅人の気持ち。
「前方のあの高みかな?、違った、その先だぁ」何度も同じ思いを繰り返す。

 

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突然、すごい風の吹き抜けるガレの平坦地に出る。展望岩頭だ。

 

 

          須川温泉と須川湖が見えるImg_6930r     
真新しい「火山観測局、同じ施設は山頂近くに各所に設置されている。
展望どころか強風に飛ばされそうで、そそくさと後にする。

 

Img_6929r          展望岩頭を振りかえる

「ランチは天狗平で」と、先延ばし・・あと10分のおあずけだ。
強風にあおられながらゆるく下っていると、5~6人のパーティがやってきた。
「オノエランを見に来ました」

天狗平に着くとウソのように風はない。さぁ、たのしみなお弁当。
朝、須川温泉で作ってもらったオニギリは、大きな海苔が巻いてあり、味も固さも文句なし。ありがたいなぁ。

 

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山頂までの登山道は幅広、奇妙な形の溶岩塊(天狗岩)を見ながら15分で栗駒山頂に出た。立派な山名表示板!!

 

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コースタイムではあと1時間弱で避難小屋なので、ちょっと安心した。
地図をよく見ていれば良かったのだが、あれれ、予想した方向に道がないと思い込み、傍にいたベテランっぽい人に「笊森へはどの道を?」とお聞きしたら、裏のササヤブ濃い、あるかなきかのルート?道?を教えられる。

 

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ええっ?な-んか変、そうかなぁ、ちょっとトライしたが、「この時間にこの道を下るのはイヤだ」と腹の虫が叫んだ。ということで、20分長くなるが、産沼経由で下ることに。 

 

今までとはうってかわって、両側の樹林(ツツジ、ササ、ナナカマド)に切り開かれた道を下る。石がちで気を遣うけれど、よく整備されていると思う。
30分で産沼に到着。池を眺めてひと休み。

 

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避難小屋方向の、少し草深い道の両脇にはイワカガミや、ヒナザクラが咲いている。
雪渓を二つ越えるが、もう大分溶けていてアイゼンはいらない。

  下方の雪渓が溶けたばかりのひな段にミズバショウとヒナザクラの大群生が
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あそこに下りてみたいなぁと思ったけれど、ここまで来てケガしてもなと思い直し、ズームで写真に収めておく
   (ヒナザクラでなくワタスゲの大群生だった)。
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じき川音が聞こえた、勢いのある小沢「磐井川源流」だ。水を汲む。

 

 

 

少し上り、稜線を乗り越すと、スプーンでえぐったような広い草地になり、
白壁赤屋根の笊森山荘が見えた。

 

 

 

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H13築の木の香りがする綺麗な小屋。大きな窓が明るい。宿泊者は自分たちだけなので、気兼ねなくリラックス。
あまりにくつろぎ、夕食でビールを飲み過ぎ??あっという間に眠ってしまった。

 

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(2)に続きます~ ♪

 

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憧れの小松原湿原へ(2)・・ピーカンの空 展望の日蔭山も

2018年06月16日(土)~17日(日) 

 

(1)からの続きです

 

 

 

2日目(06.17  快晴)

 


やったぜ!ピーカン。朝の小松原避難小屋。

 

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下山の前に (どこか)展望の頂に立ってみようとサブザックで出発。

 

まだまだ小松原湿原は続く。
ただよう
松の良い香り・・「いいねいいね~山の朝」♪
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やがて沢を渡る(ちょっぴり雪が残っていた)。

 

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対岸はササが繁り、掻き分けるように進む。
笹の間にシラネアオイやイワナシのピンクが覗く。

 

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「早くピークに立ちたいな」とはやる心で大シラビソの森をぐいぐい行くと、次のピークは展望よさそう」。

 

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えっさえっさ登りつめると、ワオ!! 
日蔭山は、名前に似合わぬ展望抜群の小岩峰だ。

 

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南側にはでーんと苗場山が横たわり、繋がる山々は、なんとも大きく凸凹なこと。

 

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右の白い峰峰は北アルプス。ひときわカッコよいのが高妻山だ!、

 

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苗場山の左側には谷川連峰が勢揃い。
その左の遠方には越後の名だたる山々がうねっている

 

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隣ピークの釜ヶ峰への尾根も魅惑的。

 

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日蔭山の岩峰はサラサドウダンに縁取られ、
足元を飾るのはツマトリソウとアカモノの小花。・・・・・・・・小鳥の囀り、蜂や蚊やハエが飛び交う。

 

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10時半ころ小屋に戻り、掃除をすませ、下山開始。

 

 

昨日、小雨にけぶっていた湿原は、アッケラカンとしていた。

 

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ワタスゲが、ふわふわ風にそよいている。

 

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わあ、チングルマが、小さな花をいっぱい広げて笑っているみたい。

 

池塘に青空が映り、ワタスゲも映る。

 

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いい風だねぇ、、ふう~、気持ちいいな。

 

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小松原湿原って、これほど広かったんだ。
昨日のピンクの灯りのヒメシャクナゲは、今朝はちっとも目立たない。

 

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11時半、中屋敷の分岐に着いた、湿原はそろそろ終わる。

 

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森に入ると、昨日と違って緑が眩しい。いやはや、暑いこと。
大ダケカンバ、大ブナ、昨日見た大木たちの傍らを通り過ぎる。

 

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下るにつれ勾配はますます過激に、長く続く。
ブナの森まで降りてようやく最後とホッとした。もうれつな暑さ、汗だくだ。

 

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下山後、小赤沢温泉の幸養館で汗を流し、
津南町のかどまん食堂でラーメンのうちあげ!!

 

みなさま、ありがちょうございました。
憧れの小松原湿原は 思っていたより ずっとずっと、、、ステキでした。

 

Photo      下山途中、はるか下に 秋山郷のいっかくが見えた、

【二日目】避難小屋*06:30-日蔭山07:40(60)-避難小屋10:25(10)-上屋敷09:15-中屋敷11:20-ネズコ(金城山脇)12:25-主尾根から13:30-ルP14:10→楽養館 ♨14:40/15:30→ 津南(食事)→水上IC18:00→相模原IC→20:45頃帰宅
【メンバー】3人   【地図】 谷川岳       

 

 

 

 

 

はまた~♪

 

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