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山は低けれど...伊東ナコウ山

25.03.02(日) 晴れ      4人

伊東線の駅々には濃ピンクの河津桜が満開、車内は観光客で満員だった。

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しかし下車した宇佐美駅は人気(ひとけ)なく、しっとり落ち着いている。

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街中は細かな道が迷路のよう、2.5万図のどこをどうあるいているやら?とりあえず、地図の神社をめざし、脇道への誘惑を振り払いながら進むと、「比波預天神社」の鳥居があった。どうか無事登頂できますよう・・。 ↓境内の石仏

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「沢沿いコースと尾根コースがあるらしいけど、登りは尾根コースね」ときめる。でも尾根道への分岐がわからず、沢コースを行くことになった。

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大きな堰堤の左が山道の始まり。「石切場見学コース」の大回りを選択する

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沢の凹みのような道。照葉樹が生い茂り、足元は落ち葉で滑り歩きづらい。
遺構らしく、クサビ跡や矢羽根マークのついた石がゴロゴロ、落ち葉の陰にも石が多いので、転ばないよう気を遣う。

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それに急だ。石丁場というので、鷹取山の石切場の風景を想像していたが全く違う。このゴロゴロの場所こそが現場で、どこでも歩ける山の斜面という感じ。

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大きめの石には刻印やクサビ跡が見える。やがてハッキリした沢地形になった。な~んか陰鬱な登りに飽きてきたころ、左側斜面にロープがあり、ここで尾根にあがるという。やっと出られると嬉しかった。

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尾根に乗ると、ワーッ明るい。青空のもとヒメシャラ?の薪炭林が広がっている。解放されて大きく息を吸い込む。

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足元にはてシダ・シダ・シダの波。ウラジロに似たコシダだそう。

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やがて明るくひらけたナコウ山唯一の?展望地に、海のかなたに天城山が霞む。

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ここはナコウ山直下にして丁場のひとつ、刻印やクサビ跡の石が転がっている。

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ロープ伝いでまず山頂に。展望のない小広い 平坦地には、三角点、説明板、金属製の地図が置かれていた。

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山をのっこす道は推測通り巻き道。そこを伝い丁場に戻る。ランチをしつつ、「切り出した石をどのようにして海辺まで下ろしたか?」みんなで推測。さぞ、つらい仕事だったろう。山頂に「ナコウ山」は「泣こう山」とあったように。

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「下山は尾根道でね。来るときに見逃した登山口への分岐を確認しよう」そりゃ楽しみ。尾根道は明るい照葉雑木林で、急ではあるもののしっかりしているし、 道標や道案内には事欠かない。

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道中には、切り出された刻印石が転がり、丁寧な解説も多数。この道は正調の石切丁場見学コースかもしれない。

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離山分岐(道標)を過ぎ、ぐんぐん下る。思ったより下る。さらに下る。

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そして給水施設の前から町に入った。またもや、ぎざぎざ×くねくねの坂道の、雑然と入り組んだ分岐が連続する、

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難解な経路をさらにぐんぐん下ると、見覚えのある分岐点出た。尾根道へはここを登る。

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そこからは簡単で、無事宇佐美駅に戻れた。キツいと思わなかったけれど、翌朝は腿の筋肉が張っていた。

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アコウ山、今でも本性のよく分からない、不思議ちゃんのお山でした。

 

では またぁ   (^_^)/~
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