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伊豆の城山(じようやま) & かつらぎ山

2025.03.13~14(木金) 曇り      3人

【1日目】曇り
城山は、勾配はそれほどでないが足元に石が多い。

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ロッククライミング場との分岐を2ヶ所過ぎると、大きな岩が重なる険しい道になる。エッチラオッチラ、がんばって登る。

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所々森がひらけると、城山の大岸壁が見えた。

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やがてつづら折りの山道になり、城山峠に到着する。ベンチの傍らの大木の照葉樹は、ウバメガシとか。

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ひと休みして右折し、城山に。アセビの多い伊豆らしい森、

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苔むした大岩がどかどか現れ、道は岩をすり抜けながら 延びている。

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30分ほどで前方がひらける、城山山頂に到着。薄雲がかかってあまり展望が、、と思ったら。大きな富士山が浮かんでいた。さすが静岡、

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三角点標石はどこかな?

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帰りは、タッタカ下れた。登りがあれほどキツかったのにと不思議なくらい。

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下山口からは車道歩きだ、子授け地蔵を過ぎてからは、みなで迷路クイズを解くようにして近道のルートを探り、きょうのお宿に戻った。

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城山(じょうやま)は昔、「丈山(じょうやま)」と書いたそうです

🍴✨


【2日目】曇り
天気予報はハズレか?ぼんやり雲がかかっている。大仁駅で余計な荷物をコインロッカーに預け、いざ出発。狩野川の土手は歩行者専用の、最高に気持ち良いロード。 きのう登った異形の城山の、すごい存在感

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登山口到着は10時前。城山峠までは昨日と同じ道、2度目となると楽だ。

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峠から先はきょう初めてで、勾配もなく整備され歩きやすい。

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じき、右斜面に置物のような大きな石がいくつか、親しげな形でうずくまる。

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城山林道(舗装)が横切った。所々、白い説明板が地名の由来を教えてくれている。この「鶯谷」は今回の重要なポイントだったと後で知る。

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整備されたヒノキ林はランニングできるほど歩きやすい。そういや「伊豆の国市ハイキングコース」の道標は「城山・発端丈」とあるばかりで、葛城山の文字がないのが不気味だった

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そうこうするうち益山寺分岐まで来てしまった。あれ??、今まで葛城山への分岐はなかったよねえ、代わりに赤マジックの手書き書き込みが頻繁に現れ気になる。意味が分からない。私は10年前に登ったんだけど、そんなことなかったし・・変なの~。↓おそらくあえて?残されていた古い道標に赤マジック
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その時地元のソロ男性がやって来て話をうかがう、そして葛城山についての事情がわかった。今からでも発端丈山まで行けたと思うが、私たちはここでランチをして戻ることにした。 
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帰りは結構ルンルン早く下りれた。なにしろ「城山峠~登山口」は4回目なのだから。
観光と登山 両方うまくやってるところもあると思うのだけどなぁ

箱根登山鉄道駿豆線大仁駅

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では またぁ   (^_^)/~
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山は低けれど...伊東ナコウ山

25.03.02(日) 晴れ      4人

伊東線の駅々には濃ピンクの河津桜が満開、車内は観光客で満員だった。

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しかし下車した宇佐美駅は人気(ひとけ)なく、しっとり落ち着いている。

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街中は細かな道が迷路のよう、2.5万図のどこをどうあるいているやら?とりあえず、地図の神社をめざし、脇道への誘惑を振り払いながら進むと、「比波預天神社」の鳥居があった。どうか無事登頂できますよう・・。 ↓境内の石仏

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「沢沿いコースと尾根コースがあるらしいけど、登りは尾根コースね」ときめる。でも尾根道への分岐がわからず、沢コースを行くことになった。

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大きな堰堤の左が山道の始まり。「石切場見学コース」の大回りを選択する

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沢の凹みのような道。照葉樹が生い茂り、足元は落ち葉で滑り歩きづらい。
遺構らしく、クサビ跡や矢羽根マークのついた石がゴロゴロ、落ち葉の陰にも石が多いので、転ばないよう気を遣う。

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それに急だ。石丁場というので、鷹取山の石切場の風景を想像していたが全く違う。このゴロゴロの場所こそが現場で、どこでも歩ける山の斜面という感じ。

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大きめの石には刻印やクサビ跡が見える。やがてハッキリした沢地形になった。な~んか陰鬱な登りに飽きてきたころ、左側斜面にロープがあり、ここで尾根にあがるという。やっと出られると嬉しかった。

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尾根に乗ると、ワーッ明るい。青空のもとヒメシャラ?の薪炭林が広がっている。解放されて大きく息を吸い込む。

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足元にはてシダ・シダ・シダの波。ウラジロに似たコシダだそう。

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やがて明るくひらけたナコウ山唯一の?展望地に、海のかなたに天城山が霞む。

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ここはナコウ山直下にして丁場のひとつ、刻印やクサビ跡の石が転がっている。

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ロープ伝いでまず山頂に。展望のない小広い 平坦地には、三角点、説明板、金属製の地図が置かれていた。

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山をのっこす道は推測通り巻き道。そこを伝い丁場に戻る。ランチをしつつ、「切り出した石をどのようにして海辺まで下ろしたか?」みんなで推測。さぞ、つらい仕事だったろう。山頂に「ナコウ山」は「泣こう山」とあったように。

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「下山は尾根道でね。来るときに見逃した登山口への分岐を確認しよう」そりゃ楽しみ。尾根道は明るい照葉雑木林で、急ではあるもののしっかりしているし、 道標や道案内には事欠かない。

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道中には、切り出された刻印石が転がり、丁寧な解説も多数。この道は正調の石切丁場見学コースかもしれない。

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離山分岐(道標)を過ぎ、ぐんぐん下る。思ったより下る。さらに下る。

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そして給水施設の前から町に入った。またもや、ぎざぎざ×くねくねの坂道の、雑然と入り組んだ分岐が連続する、

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難解な経路をさらにぐんぐん下ると、見覚えのある分岐点出た。尾根道へはここを登る。

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そこからは簡単で、無事宇佐美駅に戻れた。キツいと思わなかったけれど、翌朝は腿の筋肉が張っていた。

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アコウ山、今でも本性のよく分からない、不思議ちゃんのお山でした。

 

では またぁ   (^_^)/~
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田浦梅の里 海の青と漂う香り

2025.02.27(木) 晴れ      3人

京急按針塚駅は眩しすぎる陽ざしが溢れていた。海沿いの町らしく、曲がりくねった急坂や細い道が入り組んで複雑なのだ。

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臨場感のある防災看板。 

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公園案内地図と推理力をフル稼働し進んでいくと、ようよう塚山公園に着いた。
広い立派な公園の、まずは三浦按針(夫妻)の墓に参る。幕末の人と混同してたが、日本に漂着したのは慶長年間、徳川家康と深い繋がりを持ち、江戸に住まいを与えられたそうだ

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次は富士見台に。この暑さで靄っているけれど、意外に大きな富士山。
眼下の高速は横横(横浜横須賀)道路、横浜のビル群がけっこう間近だ。

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ふり返れば海、そして港、横浜の埠頭にはコンテナや倉庫が並んでいるけれど、そういうモノがない。横須賀は軍港と改めて思う。

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「港の見える丘」は、より展望がよく桜がたくさん植えられていた。その頃は格好のビューポイントだろう。停泊中の軍艦は「ジョ-ジワシントン号」だそう。

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開拓記念碑をチェックし、浦賀道(十三峠)を伝って、民家のすばらしきしだれ梅、庭々の梅も満開また満開、

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「のの字橋」を見物後、「大田坂(おつたざか)」をトコトコ下る。相変わらず梅*梅*梅。  気になるポスターありました

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お城の石垣を思わせる石積みの脇の階段を、えっちらえっちら上がりきると「田浦梅の里」だ。

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広々とした園内の梅は、古木も若木もちょうど咲きごろ、白~赤~ピンクと色さまざま、

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芝生のスイセンは満開と、なにもかもピッタリのタイミング。
梅といえば香り。爽やかな甘い空気が辺りを充たしている。

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芝生広場の展望台から

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梅の里を下る途中にもずっと続く梅の花×花×花。

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公園から一歩出ると一変して住宅街。相変わらず坂だらけの町を通り抜け、JR田浦駅に。ホームの両側に山が迫り、トンネルとトンネルの間にホームがあり、そのためホームの延長工事が出来ず、11両編成の場合、先頭車両or最後尾車両のドアは開かないのだ(ドアカット)。観光名所らしい  

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ということで、きょうの木曜隊は、海の見える横須賀の町の、坂と細道は独特の
風景を堪能。すべてが珍しくお天気のよいこともプラスしてよき一日になった。

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 では またぁ   (^_^)/~
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山上集落 ☆ 中群山

2025.02.22(土) 晴れ のち 曇り     2人

ガチガチ歩くほどのパワーはないけど、少しだけなら歩きたい・・・
こんな時にしか行かれない場所がポッと頭にうかんだ、先日の笹尾根歩きのとき、権現山の手前に鎮座していた中群山(写真↓)。山上
集落ってどんな風景?

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山の上まで車で行かれるが、それではあんまり。そこで初戸に駐車し、腰掛林道を腰掛集会所まで歩き、向かいの尾根道を行くことにする。

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駐車場所の大きな「西原」看板はずいぶんくたびれてしまっている。初戸バス停を過ぎ、腰掛林道に入る。
右の山肌は陽が当たり暖かそう、左の谷の杉林はよく手入れされ所々ユズ畑。

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立派な炭焼き小屋を過ぎ20分ほどで民家が現れ、道路沿いに集会所が建つ。

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とりつきはお向かいの民家の脇、しっかりよい道が上がっている。

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ツレザギソウの株を見る、春はいろんな花で楽しいかも♪ グイグイ登る道はしっかりついていて不安はない。落ち葉がすべりまくるけど緩いジグザグが続く。

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前方の松の根元の石棒と丸石2個、いつの時代の神さまでしょう。

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20分くらい登ると祠と出会う。かすれた文字は「金比羅大神」??。新しいシデとお酒とお餅とお金が供えられていた。石塔にはキツネ?耳が垂れているから犬(てことは狼?)。少し上の祠には「不動尊」の文字。

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やがて岩っぽくなり大樅やら大松とかが増えてきた。

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前方に明るいカヤト原が見える。あそこが中群かと回り込むとお墓があり、

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その先に畑が広がり、大きな民家が建っている。陽ざしをいっぱい浴び、気持ちよい。ふり返ると広々な畑の奥に権現山がゆったり構えている。

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中群山はどこかな?と、高い場所へと梅の丘を上がりると牧場か?、向こうにもピークがあり、中間はヒロ牧場。私たちはもう一方のピークに向かった。

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到着した中群山は、想像以上に荒れた感じ。

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いつの間にどんより曇り、すごく冷たい空気が降りてきて、風に吹きさらされる。とたんに帰りたい気持ちでいっぱいになる。

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急いで戻りたい一心でスタスタ歩く道は、山頂の東に延びる林道だった。
ありゃぁ。。失敗。 慌ただしくランチを済ませ、ユーターン。

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登りは急にみえた腰掛への山道は歩きやすく、30分で集会所に降り立てた。

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初戸には40分ほどで。

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じつは帰り道の棡原長寿館で、おソバを食べようと思いついたのだ。
長寿館到着2:30。店のひとが「食堂終了」の看板を掛けているところだったが、滑り込みセーフ。暖かい麺類がありがたく美味しく、お店のひとの笑顔の対応♡、また行こう。

ということで軽いと甘く見ていた中群山は、きょうにピッタリのゆるゆるハイキングになった。「行きたいけれど行かれない山」に登頂できてめでたい一日(^o^)  中群山、登り途中のお社の横の・・↓

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