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もいっかい半原高取山、愛川へ下る

2025.02.06(木) 晴れ  

今週は「寒さの底」というが、午前中は快適。そうだ!こないだの高取山に行こう。宮ヶ瀬湖の水とエネルギー館P駐車場は高取山の大きな陰の中、でも対岸は朝日にキラキラ。最奧には丹沢の峰々が新雪をかぶって、これまたキラキラ!

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のっけの急階段はゆっくりでも20分。階段が終わると陽の当たる展望草地にベンチが数基ある。コースは無理せず登れるよう、絶妙に設計されている。

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陽ざしいっぱいの快適な尾根の、樅の大木を愛でながらトントン歩くと檜林になる。枯れ草の根元に白い塊「ワ!」シモバシラの華がそこここに咲いていた。ひとつとして同じものはなく、写真を撮りだすと無限ループに嵌まってしまう。

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そのうち檜林がおわると、灌木を透かしてのぞく前方の山影。送電塔(大沢山)だ。樅?の大きな切り株は かつての山の雰囲気をおしえてくれる。

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快晴の送電塔台地、ベンチに腰おろしパンを囓りつつ展望満喫。丹沢・宮ヶ瀬湖はもちろん、南山のかなたに大菩薩、奥秩父の姿も見えた。すごく得した気分。

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送電塔の奧の大沢山は、忘れられた山頂か。

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左折しアブラチャンの林をぬけていく。3月にはうす黄色の雲と爽やかな香りに包まれるんだろうな。

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じき雪が現る。サクサク歩く感触、以前よく歩いた丹やぶヤブ山を思い出し・・胸きゅん。
やがて岩っぽくなり小さな凸凸が続きはじめる。「矢筈」ってこの辺り?

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鎖場の岩を乗り越えると、もうそこは高取山だ(704m)。展望台に上ってみる。
見下ろす山頂の北側は眩しい雪の原。「わ-い」と走り回りたい衝動。

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下山は愛川へ。雪原の左を回り込むよう降りていく。雪に隠れた階段が滑りそう。今までここは登ってばかり、目の前の山頂をひたすら目指すだけで、すてきな木々には目もくれてなかった。のびやかなイタヤカエデ。コナラやシデ・・・。

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「あっ、熊棚」お尻の形がそのまま残っているような枝の重なり、その木にもあの木にも、ウワズミザクラやカエデにも、そこら中に熊だな。この明るい里山と熊たちの作る豊かな自然。どうかお互いうまくやって下さいませ。

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雑木林が終わり、すらりと美しい檜林に入る。途中で登山道の階段を見落とし尾根通しにすすんでしまい、ススキの茂る送電塔台地に出た。

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直ぐ下で登山道に復帰すると分岐。ここは右を選択し、しっかり作られたジグザグ道を下る。歩きやすく、雑木林や玉ネギ石を眺めながら、快調に下れる。

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所々、林道が分かれるが、ロープが張られている。ひたすら、こまめに現れる道標「宮沢大橋」を目指して下っていく。意外に明るい尾根が多い。

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最後は宮沢(涸れ気味)を越え、舗装林道に出てゲートの脇をすり抜け、
県道64の宮沢大橋の東側に立った。

ゲート前で、奧の高架が県道64です。
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Pまでのトンネル5個は修行の区間。とはいえわずか30分ぽっちだ、
さっさと早足でやっつけよう(耳栓で対応okじゃない?)。

途中で宮ヶ瀬ダムを見下ろせた。
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きょうのルートは、気楽に行かれて、展望抜群、変化も多く季節によってお花探しも? 高取山はクセになるかも。

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では またぁ   (^_^)/~
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笹尾根 田和~田和峠~笛吹峠~藤尾

2025.01.30(木) 晴れ      3人

上野原から飯尾行きバスで、田和BSに09:40着、
北側の擁壁の上から大勢のお地蔵さんが見下ろしていた。

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田和は山上集落。立派な屋敷が高台の上さらに上の高台にも建ち並び、舗装道路が繋いでいる。

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私たちはせっせと歩を進め最奧の家を過ぎると、登山口の道標が立っていた。
積もる落ち葉の深いこと。力を込めて登るので汗が噴き出す。

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やがて美しい檜林に。道はしっかり太く気持ちよく歩ける。やがて強い西風に煽られてきた。道の向きが変わったせい?

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やがて、太陽がサンサンと降り注ぐ雑木林に変わった。うっとりするような綺麗な森が広がる。雑木の間から真っ白な富士山が覗。富士山は、いつでも嬉しく元気にさせてくれる。

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登るにつれて再び檜林が現れるが、道はその左。正面にはだかる笹尾根はもうすぐだ。   11:40田和峠着。

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ランチはもう少し歩いてと、ほぼ平坦な笹尾根をゆるゆる歩く。数馬峠までくると南面に日だまりの草地。この暖かい自然レストランに腰を下ろした。

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目の前には堂々たる富士山。真っ白な美しい姿。ラッキー!。こんな穏やかな気持ちになれるのも山なればこそ! (地図を見ながら)今日は藤尾に降りようと決めた!

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尾根に戻ると、西風の冷たいことったら。でも向きによって気にならなかったりする。
なんとなく下りつつアップダウン。北側には奥多摩の山々がよく見える。

笹ヶタワノ峰は、知らずに通り過ぎそうなピーク。北側に降りるしっかりした道は大羽根山を通過する道だ

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北側には枯れた灌木が一面に。「コアジサイじゃない?」「そうねそうね」花の咲くのは6,7月か?「そういやこの辺って、一面の笹原だったはずだけど・・」

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ゆるく下ると道標*1040m分岐だった。ここからも尾根伝いに藤尾に降りられるが、笛吹峠の古(いにしえ)の峠道をたどってみたい気持ちを優先して、先に進む。広々とした赤松広場**を過ぎる。

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ゆるく下ると石碑(大日)のある笛吹峠に到着。

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藤尾方面の道は薄いけど、辿っていくと、さっきの赤松広場**の下に出た。なんだ。また来ちゃった。

ここから峠道はしっかり太く歩きやすい。若いヒノキは枝打ちされて真っ直ぐ。心地よい木漏れ日を感じながらうねうねと道を辿る。

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と、思いきや沢地形2箇所では、道が毀れぎみ要注意、崩レギミ倒木アリ落葉積モリ道形アヤフヤ、ここさえクリアすれば再びしっかりした道だ。

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じき*1040m分岐 からの尾根道と合流、ホッとして倒れた道標の前で水をいっぷく。

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この先の峠道は、なんとも歩きやすい。急なところは上手にジグザグをきってある。重い荷物を担いで通う仕事の道だものね。樅の大木が数本、尾根を守っていた。峠の栄枯盛衰を、ずっと見てきたのだろうな。

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じき木立を透かし眼下には、家々の屋根がチラチラ。

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そして
舗装路に出た。後はダラダラくだっていくだけ。この道は西原古道だ

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そうしてタクシーの約束10分前にBS藤尾に到着。ドライバー氏はなんと22歳のわかもの。会話上手で飽きさせず、あっという間の上野原駅だった



では またぁ   (^_^)/~
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宮ヶ瀬湖から半原高取山

2025.01.25(土) どん曇り
毎日晴天ポカポカなノ-天気なこの冬なのに、何故にきょうだけメチャ寒い。
でもそのうち晴れるでしょ

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水とエネルギー館の駐車場は9時からというが、入口のオジサンが「山に登るのかい?」と登山口至近のP1-001駐車札を渡してくれた。すでに待っていた山仲間と無事合流し、ゆっくり支度9:00登りだす。登山口が駐車場内とは驚き!

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まずダム工事で削られた斜面の急階段だ。今まで敬遠していた急な道。景色などに目もくれずひたすら足元に注意してゆっくり、20分で尾根に出た。

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大樅が現れ始める♪ 高取山は仏果山のオマケじゃない。ひとかどの良き山だ。中間点で(登山口から10.5㎞)、ハッキリした尾根になる。

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ああ、晴れてくれてたら。正面の台地に送電塔が見える。若干急登になったが直ぐそこだ。

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「ヒュー」送電塔の丘は素晴らしい展望台・・・だが、、、曇り空が恨めしい。それでも眼下に宮ヶ瀬湖、対岸には大山三ノ塔丹沢山。大山三峰がいかにもゴツゴツのノコギリの姿、スカッとした景色の時、また来ればいいさ。

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アブラチャン薪炭林。その中に点在する大木が目を惹く。もみ、こなら、しらかし、みずき、

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「みずきはね、落葉すると直ぐ黒くなるから分かりやすい」と仲間におそわる。

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山頂手前の大岩はクサリがつき、不安なくぐいぐい上がる。「楽しいね♪」

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ひと息で乗り上げると、すこし先に展望台が見えた。

北東が大きくひらける気持ちよい高取山、きょうばかりは寒くてかなわない。吹き上げる北風ガスの火がつきにくく、せっかくのお昼も寒くて落ち着かず、楽しみにしていたコーヒータイムはせわしなく逃げていった。

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不完全燃焼のまま山頂を後にする。そして宮ヶ瀬越から県道に出て、「温かい所でコーヒーリベンジしよう」を励みにひたすら歩いた。

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 が登山口 この斜面は 階段の登山道です。

きょうの花は ジャケツイバラ

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とカラスザンショ

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では またぁ   (^_^)/~
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