秋びより☆☆☆弾んで歩く御坂山
2024.10.12 晴れ
地図には二つの御坂峠がありますが、それぞれどう呼べば良いのやら???
河口湖駅に下りる、駅前のガラガラな様子に拍子抜け。10時半、終点天下茶屋でバスを降りた。雲のかかり始めた富士山を眺め、トンネル左の道に入る。
せっせと登るジグザグ道は石だらけでけっこうな勾配。きょうも息が上がるけれど、あっけなく感じる。
足元には大きなドングリがざくざく、丸いホコリタケもざくざく。
峠に立てばブナの大樹がどんと座っている。稜線の陽ざしは柔らかく、木の実がたくさん転がっている(^o^)。所々、大きな岩が現れる。岩は湿って苔むしている。そして猪の狼藉の甚だしいこと。もぉっ!歩きづらいったら。
次の凸は「1472mカネヤマ」、涼やかな雑木林に囲まれる。その先、尾根が細くなると、がっしりした木々が姿を見せた。ブナの柔らかな大きな枝振り、ミズナラの直線的な不器用さ。個性的な姿はみなを楽しませてくれる。
幹に温泉饅頭みたいなタヌキノチャブクロ?をつけたり、根元に丸い頭の幼菌(カラカサタケ?)を生やかしたり。
やがて尾根が広がると、美しい若いブナ林が広がった。ずっとここにいられたら・・、
ピークに近づくにつれ、大岩が現れシャクナゲの緑も出てきた。
御坂山は大きな緑のドーム、フカフカ落ち葉の絨毯の大広間でランチタイム。
新旧御坂峠の間って、こんな良い所なのに、歩く人が少ない気がする。
あっという間に1時間もたっていた、おりしも霧と冷気が降り景色が一変!
下山はまず西に見える巨木の元へと
ブナのでっかい胴体の裏に回れば、大きなうろがポカン。それでも枝振りはシッカリ若々しい。
さらに西に向かう。若いブナに混じりナラが増える。猪サン開墾ルートに苦労しながら下り、
ちょっとした広ピークは「観音平山」で、すぐ下が御坂峠だ。
御坂茶屋は以前から閉まっていた、建物は残ってるが、側面は壊れ荒れ放題で、内部が丸見えだ。
ここが御坂城址というのは知らなかった、確かに堀や土塁らしき形状が。
峠道は鎌倉街道、美しい雑木林の、落ち葉の積もる道を下っていく、
その一角に佇む優しげなお地蔵さん。
下っても下ってもまだ下り、川筋に出た。落ち葉が深く道は判然としないが、
マァ分かる。檜林で少しうす暗く少し不安になったころ、馬頭観音碑が現れ、ここが「行者平」と分かる。大岩の上の苔むした石仏二体。このまま森に溶け込んでしまいそうなお姿。居てくださってありがとう。
すぐ先で檜林を抜け林道のような広い道になり、栃の巨木が点々と姿を見せる。
そして鉄の橋を渡ると「峠道文化の森入口」の古い標柱がある。
すぐ先に赤い鳥居の美和神社が見えた。籐ノ木に到着した。
さてバス。石和温泉行きはタッチの差で逃したので、対岸の河口湖行きのバス停に移動。え?、石和温泉行きがたった今通り過ぎたって? この路線は ずいぶん遅れるンですねぇ。河口湖行きもどうなることやら。
そろそろ山陰に日が落ちて薄ら寒い、腹をくくって待つしかない。
バスはまぁまぁの20分遅れで、外国の旅行者を大勢乗せてきた。バス停ごとに乗客は増え、満員で河口湖駅に到着。料金支払い対応の運転手さんの鮮やかなこと、いろいろな人がいて支払い方法もさまざま。ルールの分からない人や、大きな荷物持ちで手際の悪い人もいる。もちろん日本語は苦手そう。列が進まず、バスの後部の私は待たされたけれど、いろいろな様子を見ることができたし、富士急バスの運転手さんの対応にも感心させられた。バスの遅れはしょうがないことかもと思った。その後の富士急電車内では半数ぐらい外国人、まるで海外旅行してるふう(^o^)、なんちゃって。
では またぁ (^_^)/~
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