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涼を求めて 麦草峠

7月19日(木)晴れ

どうもさいきん 楽な方にと、心も体もなびきます。
ということで、木曜隊は車で一足とび 標高2127m麦草峠に。

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陽ざしに溢れていても、高原は爽やか。ハクサンフウロ、ヤマオダマキ、ハクサンチドリなどなど花の数。これからどんどん増えそう。

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鹿柵ネットを出て、シラビソと苔の「黒曜の森」に。苔の風景はもちろんステキだが足元にキラリ美しい「黒曜石」が拾えるっていうオマケが付く(*^o^*)

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森が切れると岩と松の不思議な「白駒の奥庭」だ。高架式?木道は天空を歩いてるようで、気持ちがたかなる。

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松の緑が輝くその上には、なによりの青い空。サッと刷いたような白い雲。すてき、サイコー!!、

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「奥庭」から「白駒の森」に、さっきより深い苔の森で、シラビソの根も幹も苔に覆われ静けさそのもの。

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やがて左から太い木道が合流し、白駒池だ。 池は「ホソナウキミクリ」が浮かぶなんとも神秘的な趣き。

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すぐ先の白駒荘のベンチの前にはバイケイソウが咲き、細く美しいルリイトトンボが飛び交っていた
 
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池から離れ。高見石に向かう。道というより水無し沢のような窪みに、丸っこい苔むした石が次々現れる、

私たちは焦ることなく、ゆっくり丁寧に登っていく。前方から子供たちのはしゃぐ声が聞こえるのに、なかなか着かない。

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汗だくの登りの、終わりは突然だった。右に高見石小屋、小さな広場とベンチ。
ちびっ子軍団はすでに去り、ハイカーたちが静かに休んでいた

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有名ならしい「揚げパン」をさっそく食す。5種類(ごま、きなこ、チース、抹茶、ココア)のうちどれがいいかな。悩ましい、サクサクして油っぽさ無し、クセになるおいしさ❤、これなら全種類だって食べられたわ。

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ランチ後、傍らの高見石に登る。荷物は置いてくように、飲食禁止の張り紙も
5分くらいで登れてしまうが緊張はする。登れば絶景が待っている。

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次は丸山。歩きやすい道を20分で到着。展望なし。道標と三角点が佇んでいた。

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あとは下り40分、余裕綽々と思ったけれど、とんだハップニング。飛び入りN(妹)の足がつってしまった。付け焼き刃ハイカーゆえのトラブル。
1時間半もかかって、やっと降りれた。ご心配おかけしました。(o_ _)o

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今回は時間に余裕があったのが幸いし、無事、予定のあずさに間に合い、ほっ
みなさま、ご協力ありがとうございました。

白駒荘にて
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この夏は猛暑過ぎて、リ-ダーさんは行き先に苦労する。まぁ気候が落ち着くまで無理せずのんびり行きませう。

では またぁ   (^_^)/~
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快晴の秋田駒ヶ岳

2024.07.02(火)快晴

待ってました、青い空! 乳頭温泉発のバスは、秋田駒登山のハイカーたちで埋まっていた。 ↓ バス停から八合目小屋へ向かう登山者
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そそくさと山に入る。ほとんどのハイカーは阿弥陀池への新道に消え、私たちのシャクナゲ通りは静かだ。  

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ハクサンシャクナゲの大きな花が、目の前に次々現れ、なによりの励ましに。花の上には青空が広がり、振り返ると乳頭山の尖った頂きが浮かんでいる。

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小沢のほとりで水飲み休憩。青くさい空気と沢の音に包まれ、
秋田に来ているんだなぁとしみじみ思う。

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ムシトリスミレやサンカヨウ、ツマトリソウが咲いている。目の前に聳える砂の山が焼森。樹林帯から灌木帯に変わると、マルバシモツケやエゾツツジや、

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そしてミヤマダイコンソウの黄色の群生。

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靴の下のスコリアは、昨日までの雨で湿り歩きやすい。一歩一歩登っていると、砂地斜面にポツポツとコマクサが出てきた。

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焼森のピークが近づくにつれ、強い風が吹き荒れてくる。ウインドブレーカ-のチャックを首まで閉め、フードをシッカリ固定する。砂地に登山道が付けられ、ミヤマダイコウンソウの大きな群落ができていた。

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横岳との鞍部から灌木帯になり、コミヤマハンショウズル(蕾)、コケモモなど見られ、ここもまたシャクナゲの道だった。

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横岳には、阿弥陀池からの馬ノ背を伝い、勢のハイカーがやって来る。右の展望は阿弥陀池と男女岳、

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左側には大焼砂の尾根と馬場ノ小路(ムーミン谷)、そして田沢湖の青い湖面も見晴らせた。なんとも素晴らしい展望。

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大焼砂に下る道はすさまじい強風が吹き荒れる!!再び、ウインドブレーカ-のチャックを閉め、フードの固定をした。

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足元にはイワベンケイとかオノエランとか…、。。。じき灌木が消え、

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コマクサやタカネスミレの住処になった。ついコマクサに気をとられ、タカネスミレは葉っぱばかりを見ただけあが、花の大群落があったらしいが見逃した。

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風が強すぎて、花に酔いながら歩けない。ひたずら下り、国見温泉との分岐にきて、ホッとする。風に煽られるのはこれでおしまい (^o^)

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右折して相変わらずのスコリアの道も、風は弱まっている。それにこちらのコマクサの数の多いこと!

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じき青々とした草地に変わり、馬場ノ小路が始まる「。少し歩いただけでチングルマの大群落が現れた。

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素早くベンチを確保。周りをぐるり、緑の丘に囲まれ、青い空が突き抜け、真っ白の雲が浮かんでる。耳元には小川のせせらぎ。そよ風が吹く。

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大きなの池を渡ると、今度はゆるい登りに。
笹が増え、草丈が増し、花の種類が増える、

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ミヤマカラマツ、ミヤマダイコンソウ、オノエラン、ヒナザクラ…。

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わお!シラネアオイやショウジョウバカマ、サンカヨウも残っていた。オオバキスミレやミヤマキンポウゲ、雪が溶けたばかりのお花畑。

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ついに馬ノ背への急登にかかった。見るからに大変そうな壁は実際もキツかった。すぐそこに思えるのに、登っても登っても上がある。楽しいのは岩稜の花が増えたこと。

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ようやく馬の背稜線に立ち阿弥陀池を見下ろし、どれほどホッとできただろう

阿弥陀池周りの花は終わり、荒れ果てた雰囲気だった。木道が古く歩きづらかったせいもある。懐かしの避難小屋とトイレに立ち寄り、男女岳はパスし、八合目までの新道に進む。

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新道には、意外や花が多い…さすがに秋田駒は花の山。どこも花で溢れている!!  そして真ん丸の田沢湖の、その青さのなんという美しさ。

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ただ足元は石ゴロゴロで非常に歩きづらく。片倉岳展望台までが長く感じられて悲しかった。

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でも木道になれば八合目までは直ぐ。バスの10分前に小屋に着く。
ザックに荷物を押し込み、バスのシートに座り、ようやくホッとした。

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10年越しの願いがかなった「馬場の小路のチングルマ」。満足の山旅だった

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よろしければ・・こりらは大昔10年前の記録です 秋田駒ヶ岳~乳頭山①

では またぁ   (^_^)/~
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梅雨前線の秋田駒

初日 6月30日(日)雨

楽しみな宿屋2泊登山、ことしは秋田駒ヶ岳という、なにからなにまで。。。

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私の少ない経験からしても、秋田の山は雨が多い気がする。

前泊は田沢湖温泉、宿泊客は女性ハイカー1人。明日の雨予報でキャンセルが多かったそうだ。夕食後、天気予報・雨雲の動きを見ても望み無し。宿の人がいうには、「ここで雨がふってなくても、山の上は霧が濃く風が凄く強い、登らない方が良い」とのこと。さてどうする?  しかしウソのような急変!「あさっては快晴」と出た❗

ということで登山は明後日とし、明日は八合目下見&乳頭温泉散策に変更。

二日目 7月1日(月)  曇/雨  
同宿の女性ハイカーも登山は明日に変更し、さっさと乳頭温泉に行いかれたとか

激しい風雨も9時過ぎには収まる、ホテル隣の郵便局に切手を買いに行く。
絵はがきを窓口に出せば、独自のスタンプを押して貰えるそうだ。

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10時すぎ、バスで八合目小屋に向かう(驚いたことに登山者が数人)。
バス停/駐車場には強風が吹き抜け、濃い霧でうす暗く、夕方のよう。

小屋には管理のオバサマが毎日通ってこられているとか。しばし談笑す。

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小屋のベンチでおにぎりをいただき、さて下見と参りましょう。

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雨混じりの強風も樹林に入ると弱まる。
すぐ焼森/阿弥陀池分岐だが、焼森方面の道は見落としそう。

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きょうは阿弥陀池方面に行ってみる。足元にはハクサンチドリが群れ咲き、

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イワハゼ(アカモノ)とか、

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ゴゼンタチバナ、オニシモツケ・・など、数分歩いただけでこれほどの花の数。

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さすが秋田駒!橋を渡り尾根を回り込んで下見を終了。明日に期待しよう!

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さっきの外人さんも戻ってきた、「サムイデスゥ」そりゃそうでしょう。 

バスで乳頭温泉に行き まず今夜の蟹場温泉にチェックイン。
いただいた絵地図のブナ林を通って黒湯まで散策した。

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妙の湯はお洒落な高級旅館風。休暇村は予約がとれない人気ホテル。

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歩いて歩いて、ようやく黒湯に到着した。
バス停から遠いので、登山後歩くのはツラいかも。

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さぁ、今夜はたくさん食べて、早く寝て、あすの登山に備えなきゃ。

では またぁ   (^_^)/~
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燕岳~ 何年ぶり?? 

2024.06.17(月)晴れ 合戦尾根を登る

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kさん撮影

北アルプス三大急登のひとつの合戦尾根、登山道の工夫や整備が行き届いていて、案外歩きやすい。

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道中も花が多く、階段や急坂に喘ぎながらも、ハイな気持ちで行かれる。
イワカガミ wさん撮影

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イワナシ
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いつの間に第一,第二、第三ベンチとすぎ、急になったり緩やかになったり。
バイカオウレン
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所々、展望がひらける。増えてきた雲。これから天気が悪くなるのかと心配だ。
合戦小屋ベンチで小休止する。展望がぐっと広がり、槍の頭がツンと覗く。

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合戦ノ頭からは爽快な尾根歩き、芽吹いたばかりの若い緑のまぶしさったら。

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登山道に残る雪も、溶けかけてるので不安はなかった。

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ミネザクラに歓声を上げ、
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初々しい緑のダケカンバに有頂天。
目指す、燕山荘~燕岳~北燕~のゴツゴツの山並みが目の前に迫っていた。

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まだ夏道は開放されていないので冬道を行く。

のぼるにつれて 高山の花々が。。ミヤマキンポウゲ

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あれよあれよと小屋の脇に出ると、目の前にひらけた大展望。

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けど立ち止まるのはもっと上にでてからと、足元を睨んで一歩一歩。

ハクサンイチゲ、ミミナグサ?、コマクサは少し少しで咲きそう!
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燕山荘に荷を置いて燕岳に向かう。見事な展望に酔いながらい行きたいけれど、岩場は緊張!

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タカネスミレ、白いシャクナゲ、イワウメ、
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そしてヒメイチゲ、

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ハクサンイチゲは高山植物の女王♪~心を巡らせながら、一歩一歩。

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面白い石の造形、芸術作品を巡っているような優雅な気持ち~だ ♡。

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山頂近くになると険しくなり、落ちないよう気をつけて、狭い山頂に立つ

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燕岳 山頂の景色の、言葉にならないってこういうこと・・

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小屋に戻ってのお楽しみは、ケーキセットだ

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夕食の自炊(暖めるだけ)は食堂の一角でいただけた。おおだすかり。

そして食後に待っていたのはm素晴らしき夕焼け。
刻々と変化していく赤い空と山々の影に、しばし見とれる。
kさん撮影

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これほどの美しさ。。ふと五竜のキレット小屋を思いだす。ということは、
明日は大荒れ?

よなかの雨音 ☔☔☔ やみません



2024.06.18(火)雨  下山

案の定、雨降り、でも大したことはない。5時過ぎ小屋を出発する。

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茫洋とした空に、槍がずっと姿をみせてくれてたし、 
さっきまで下方にいた有明山がだんだんせり上がってくる。

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樹林帯に入り、各ベンチを過ぎるにつれ、雨足は強まり気温も下がってきた。

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 イチヨウラン

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ゆっくり、それでも粛々と歩き、無事下山する。

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同行のお二人には たいへんお世話になりました。
さすが北アルプスは 景色が違います。
こんな景色を見せていただけて 本当にありがとう ❗

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kさん撮影

では またぁ   (^_^)/~
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