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裂石から朝日をあびて登る尾根~高芝山

2023.12.24(日)  

裂石の介山記念館手前でタクシー下車。去年下った尾根をきょうは登ってみる。見上げれば青い空なのにここに陽はささない。対岸の尾根にとりつく。のっけから急登で息が上がる。最初の送電塔はもうすぐと励まされて、ガンバった。

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No.185鉄塔台地到着。わ~い、真っ青な空に美しい富士の姿。

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台地を過ぎると尾根が細くなった。大ブナ1号、次の2号は腰曲がり.3号大ミズナラは株分かれ。足元には木目調のNEWな巡視路階段が出てきた。

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思ったより順調に登れる。木々を眺めながらは楽しいからだ、明るいひらけたところで腰を下ろす。南アルプスの白い大きな山塊は、なんとゆったりして心を寛やかにしてくれるんだろう。

ぐいっと乗りあげると背の高い赤松たちが続々と現れる、すごい美形揃い

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大きな石が現れはじめる。この先尾根は細くより美しくなってくる。巨木たちが姿を見せる。根元で激しく幹分かれしたミズナラ、岩を抱いた大ブナ。たくさんの宿り木を飾ったブナ、けっこう立派なミズメ(アズサ)など。

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鮮やかな赤テープの向こうに、かの異形の大ブナが蹲っていた

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予定どおりランチ、しかし空が澄みすぎとるこんなにも冷えるのか? 静かな心地よいこの場所で、もっとゆっくりしたかったけれど、出かけよう。

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ゆるく鞍部におりてゆるく登りかえす。わたしの大好きな林の広がり。若いの、年寄り.すでに地面に横たわったのとか、さまざまなミズナラと、ときおりブナが、静かに日光を浴びている。

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林床には一面の落ち葉。ザクザク踏み込みながら、あっというまに高芝山直下に着いた。上では、高芝山表示の峰を乗り越し、展望岩峰でいっぷく。
富士山は笠雲を乗っけて霞んる。手前の御坂にも薄ベールがかかっていた

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折り返しのミズナラ林を、今度は稜線に沿って北に進む。左半分はカラ松。ゆるいピーク(1516m)を越え、進むほどにかつて繁茂したスズタケの名残が現れる。ミズナラもブナも若い木が多いなか、所々美しい大木も。

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不意に大きな猛禽の鳥が、白い姿をふわりと浮かばせ飛び去った。
「あっ、ふくろう」「あのウロから顔を出したとたん、飛んでいったんだ」
私は見れなかった、残念。お顔を心に描きつつ、フクロウの森を歩く。
夕日がどんどん落ちてくる。木々の影が地面に描く縞模様を、踏み踏み歩く。

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今のゆるい登りは、じき林道につきあたるだろう。そしたらきょうの森歩きは終わりだ。ゆっくりゆっくり足を運ぶ。やがて竹森林道に行き当たる。

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あとはピカピカ舗装の林道を辿って、さらりと終わるはず。
ところがじつは見所多数。林道はほぼ日陰の凍る寒さが幸いし、氷の作品展の大盛況だった。多数の氷玉とかツララの数々、最高傑作はこれ。

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ふと見上げれば東の空に大きな白いお月様が浮かんでいた。まるで夢のようなふわわな演出で、きょうの(今年の)、山歩きは終わだ。

では またぁ   (^_^)/~

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