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前三ツ頭 【十二山尾根&大日向尾根】

2023.09.17(日) 晴れ曇り(めまぐるし)

早朝、青空バックに権現山(前衛?)がキリッと浮かんでた (*^o^*)。
しかし朝食を済ませ出発するころには、一面濃いガスの海。

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ガレから樹林帯に、膝丈ほどのミヤコザサに鹿道が延びる。ゆっくり丁寧に登っていくと、尾根の右側に移りまたザレ。傾斜をザクザク、歩きにくいったら。
笹の間にハナイカリが咲いていた。これでもかと咲いていた。

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尾根を左にのっこした次のザレは岩も出て、咲き残る夏の花の コゴメグサや

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ウスユキソウ、イブキジャコウソウ、あら!オヤマボクチ。
テンションあげあげ、げんきんなもので足も軽くなる。ビランジもきれい、目立つピンク。

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岩上がると

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また樹林、そこにぽつんと苔むした祠、大日向尾根との合流だ。とはいえ大日向尾根も、自分たちの十二山尾根も尾根の形はハッキリしていない。

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そのまま上を目指すと大岩があり、陰に石碑が置かれる。前回はこの辺りまで。
この先、
尾根は明瞭になり、風が通り抜ける。笹の尾根から岩と苔に変わった。

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錆び付いた案内板、この道は権現山の参拝路だと思い出す

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ナナカマドが早くも色づいている。

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じき尾根の左に移る。俄然岩っぽくなった、楽し 🎵

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岩の隙間にヒメシャジン(花終)、ダイモンジソウ、タデや、コケモモ(実)。

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やがてガレ状の鞍部が目の前に現れた。縞状の層のなんという美しさ。
感激しながら歩いた。

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小さな樹林帯を過ぎまた岩場。霧が晴れそう。
「すぐ山頂だけど,静かだから休んでいこう!」。

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ウメバチソウや タカネマツムシソウが山を飾る

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イブキジャコウソウの強い香りは、私たちを包み込む。

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最後の登りをぐいっとこなせば

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前三ツ頭だ。三角点や山名標は登山道から外れてるので、ほとんどのハイカーは通り過ぎてしまう。

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お湯を湧かし、マイブームのマシマロ入りコーヒーで、いっぷくして

西のザレ鞍部に行ってみた。運悪くまたガスだ。正面の南アルプスも、眼下に広がっているはずの野辺山も、白い幕に隠れていた。
でも清々しい山の存分に味わう。これがいいのだ。

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下山は大日向尾根にした。なんとも手応えのない尾根で、形もなく道もない。
そんな中を見当をつけ下っていく。
行けども行けども 笹原が広がり、ほぼ平らかで飽きも来る。

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先頭は気を張って集中集中。ただついていく私たちはのんきなもので、
つい、キノコ採りに夢中になってしまった。 (o_ _)o(o_ _)o

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一回だけ、左側に切れ落ちる崖を覗けた。地形図ではこの崖沿いを歩くと思ってたが、実際はほぼ尾根の中央を真っ直ぐで、とにかくひたすら森の中。こまめに軌道修正しながら、、、どーせ横断歩道にぶち当たるでしょうし (^_-)-☆。

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そして 。。。。1時間ほどで八ヶ岳横断歩道にとび出る。

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横断歩道といっても、公園の遊歩道でないよ。道はシッカリ立派だけど、けっこうなアップダウン。堰堤の沢までガンガン下り、尾根には急な登り返し。
歩道沿いのトリカブトが美しかった。

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ということで、めでたしめでたし。まことによき山旅でした。
上物のハナイグチたくさんと、ヤマブシタケひとつ ゲットです。

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では また   (^_^)/~

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一ノ尾根・陣馬山から堂所山 なお暑さの続く日々・・

2023.09.14 (木) 晴れ

すっきり晴れた、ということは猛暑。でも樹林の中は涼しいと期待して。和田バス停から出発。懐かしの登山口から一ノ尾根を目指す。

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予想以上に蒸し暑くみな大汗をしたたらせ、ゆっくり歩く。北西尾根は風がない

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一ノ尾根に合流、ありがたきベンチ。気持ちよい風が通りぬけ、元気百倍だ!
さすが主尾根はなだらかで歩きやすい。・・・が、
檜林の根っこ剥きだし地帯になると、お互いに合い言葉「転ばないように」

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コナラの根元の粉を吹いたようなのは、ナラガレのサイン。
高尾陣馬はナラガレの名産地だ(>.<)。

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やがてサクラの大木が増えてくる。「山頂はもうすぐ」と力が湧いた。

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足元に秋の花が増えてくる。センニンソウ、シモバシラ↓、

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キバナアキギリ↓、アキノキリンソウ…。やがて木の階段が現れ、

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山頂手前のミニお花畑が広がった。わ~、なんとかアザミ。わ~お、ツリガネニンジン。ひょー、ハクサンフウロ、ワレモコウもよ!! 
あっ、茶店はすぐ目の前!ガンバリマショウ!

清水小屋は営業していたが、殆どは閉まっていた。

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真っ平らな陣馬山、展望素晴らしき陣馬山。でも富士山は雲の中。

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「あれは、生藤山よね、中腹が茶色~」 おそらくナラガレ…だ。(>.<)。

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では、底沢峠めざし歩きます。・・改装したトイレに立ち寄ったものだから、

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登山道が錯綜するヤヤコシ・エリアに導かれた。草ボーボー帯は花多き帯。
ツリフネソウとかサラシナショウマ(蕾)とかレイジンソウ(蕾)とか、ラッキー☆

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じき縦走路に合流。奈良子峠を過ぎ、明王峠は日当たり良すぎ、縦走路の南側の一角でランチして、20分ほどで底沢峠。「今、下ってしまうと13:30バスに間にあっちゃう」「そうだ往復40分の堂所山に寄っていこう」

で、堂所山に向かう。途中、小規模な伐採地での直射日光は辛かった。

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久しぶりの堂所山(*^o^*)では。立派な山名標柱にビックラ。

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ヒョウタンからコマの堂所山再訪を果たせ、底沢峠からスタコラサッサと下山する。林道の沢沿いには、ヒガンバナやヤマジノホトトギスが咲いていた。

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急ぎ下りながら「陣馬高原下バス停のお菓子屋さんでアイスを買おうっと☆!
と楽しみだったのに、お店は閉ってた、時代だわ。

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では またぁ   (^_^)/~

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山伏峠から樅ノ木沢ノ頭 ★ ゆる~く歩いて元気になった

2023.08.31(木)はれ

山伏トンネル西に駐車。トンネルをぬけ右折、道なりに進み、旧トンネル(埋)の手前の登山道を登る。

駐車場所のクマシデの実がたわわ。ほしいけど届かないのだ。
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きょうは♪楽♪楽♪コースよん、峠に上がるまでの10分だけガンバレバよい。
標高1000m超ともなれば風は涼しく、コナラ林やブナの大木が新鮮に見える。

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大棚ノ頭に直登す。なだらかな尾根に藪はなく、快適に高度を上げられた。

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思ったより簡単に登頂。ふと気づけばタマゴタケがポンポン・ポポン。

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山頂から見事なブナ林を通るには、下りはピークの手前からっていうこと、忘れてた。尾根がハッキリしてくる辺りには、ブナとミズナラの巨木が待っている。以前はスズタケかきわけしたものだが。

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すぐ登山道に合流(このまま尾根を行けば送電塔)。
送電塔直下は日当たり良すぎの草地、さっさと通り過ぎないと焦げちゃうぞ

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右に西丸がちょこんと座ってた。もう何年ご無沙汰してるだろう。

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国境尾根は正面の急階段を登る。足長人用の段なので大変だ。
たどり着いたピークは「要所小屋ノ頭」。美人ブナとベンチが出迎えてくれる。

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ひとまず直進の西丸方面の美尾根を歩く。
じきスズタケ繁茂になったところで偵察終了、引き返した。

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美人ブナに戻り東への道の、、緑の回廊は続く。なだらかな道、時々巨木。
初夏はツツジ街道だったね、なつかしい。カ エデも多い、紅葉はさぞかし

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30分ほどで明るい(暑い)石保戸山通過した。

すっきりな尾根は笹が減ったから?、「たしかトリカブトとか咲いていたよね」そういえばヤマホトトギスやヒゴタイとか、秋の花の季節なのに…why? 
よくよく見れば小さなトリカブトがチョロチョロと貧相、暑さのせいか?

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所々現れる白ざれ。急なところには階段が設置されている。

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そんな岩場の谷筋の一角が、シロヨメナの花園になってて、ガッテン💡
野の花がほとんど見えなかったり矮性なのは、鹿に食べられているせいか、
芽を出したとたん、鹿に喰われてちゃ伸びるヒマがないってことだ。

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直角に右折する西沢の頭。あらら、もうお昼前なんて、ノンビリしすぎたヨ。
もう少しだけ行ってみるか。大きな石が所々に現れる。
三角に組み合わさった特徴的なこの岩は記憶あり。

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「せめて樅ノ木沢ノ頭まで」と思っているが、まだか?まだか?意外に遠い。
ついに決断 「きょうは、次の良きところでランチして、戻りましょう」。
(樅ノ木沢ノ頭は次のピークであった)

するとまさにピッタリの小平地が現れた。緑の風が通りぬけ、ホッとできる。
シートを広げ、久しぶりにいただく山でのおにぎりは、ホントに美味しい。

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戻るは来た道、だけど行きと帰りでは景色が違う。 気づかなかった巨木などを
じっくり眺め ゆらゆら歩く。最大のミズナラでは記念写真。

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大ブナの奧には青い空。すっきりした富士山が浮かんでいた。

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帰りは山伏峠分岐経由~大棚ノ頭は巻いて下る。道の駅にたちよって、帰宅した。 ゆっくりのんびり歩いたおかげで、久しぶりの参加者も疲れることなく、良い一日を過ごせたと思う。

このミズナラは↓一本の木です。
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次回も元気に山を歩きましょう!いえ、山を歩いて元気になりましょう。

きょうのやま、花少なかったけど、きのこはたくさん。
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ヌメリスギタケか、にゃぁ・・・・?

 

では また   (^_^)/~

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