甘利山から千頭星 猛暑でへろへろ
2023.06.17 (土) 晴れ
韮崎駅からタクシーで甘利山・広河原駐車場へ(そこそこ混んでた)
「つつじ苑」のワンちゃんの顔を見て歩き出す、
ツツジを前景に富士山という、構図のばっちりな今日の甘利山だ。
レンゲツツジは終盤、花弁よれよれで悲しいけれど、ま、いいか
山頂にて「ハイ」張り切って作った秘蔵っ子「密りんご」です。
ん~まい! 好評の味と食感、しかーし手はべたべた、タオルも水筒もあげくの果てにザックもその内側さえ…、お湯で拭いたが効果なし、泣きたくなった。
(教訓:密りんごは山には不向きです)
おおらかに下る大笹池分岐辺りには、サラサドウダンやヤマグミが咲いている、
新緑のカラ松が美しく、笹の中にはヤマツツジの赤い塊が映えている。徐々に勾配が増してくると、とんでもなく体が重いのに気づく。
水を飲んでも相変わらず低調、今思えば熱中症の軽いヤツ。。。
ゆるく下り次は大西峰へのいちばんの急登。前方に横たわる御所山の尾根が、なかなか近づかない。再び暑さと苦しさで、一歩一歩やっとな感じ。
やがてササ面はシラビソの森になり、幹も地面も苔に覆われだした。そんな中の道標は、25年前のまま?
あまりにボロく解読困難、今も青木鉱泉に行かれるのか?不安をさそう。
すぐ上の大西峰への踏み跡を辿り、目立たぬ山名板を確認、まさに不遇の山だ。
この先は広々とした笹原に、カラマツやシラビソが点在し、大きな青空に富士山が座る。
笹原の中にテント跡のような小平地が点在し、一人、二人、腰を下ろして憩っている。そうしたくなる気持ちがよく分かる。
千頭星山に乗り上げる最後のジグザグを頑張れば、カラ松に囲まれた山頂に到着だ。地蔵ヶ岳展望地に、せっかくの晴天だからね、行ってみよう!
木漏れ日のシラビソ林を下り気味にホイホイ。
登山道は尾根を右にそれるが、赤テープに従い左の岩がちを伝う。
イワカガミやキバナノコマノツメが顔を出す。
展望場では数人のハイカーが眺めを愉しんでいる。大きな山がぐっと迫り、すさまじいガレの迫力に圧倒される。そして二こぶ(観音ヶ岳)の奧にはオベリスクが見えた。
ランチは展望地から外れた一角で。涼しい風が通り抜け、寒いほどだった。
千頭星山からの下山はあっけない。
甘利山の駐車場からタクシーコール、待ち時間にいただいた、つつじ苑のソフトクリームが濃くて美味しかった。
きょうは暑さにやられてチョ~疲れて、復活に数日かかってしまったけれど、美しい青空と展望、緑の森の鮮やかさ、笹原とカラマツ/シラビソのコラボ、甘利山ではさすがにレンゲツツジの燃える赤、そして鳳凰の迫力と岩場の花。けっこう見所が多かった。
では またぁ (^_^)/~
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コメント
十年以上前ですが、私もタクシーを奮発して同じようなところを歩きました。青木鉱泉へ下ったのですが、当時の私のスキルでも下れたので、難しくはないと思います。
ちょうど私が御坂でがっくりして歩いてころ、レンゲツツジや、イワカガミやキバナノコマノツメなどを楽しまれていたと知り、私もタクシー奮発してもっと花のある所へ行けばよかったと羨ましい限りです。
「山にいるだけでしあわせ感」これですね♪
テント跡のような小平地、今でもあるのですね。レポを拝見しているうち、ゆるキャンもしてみたくなりました。
投稿: ゴン太 | 2023年7月 6日 (木) 14時00分
ゴン太さん
2010年の記録を読ませていただきました。
私は御所山の記憶がないんですよね。。。良いところだったはずなのに。
そしてアレは やはりテント跡でしょうか?
あそこでテントを張ったら 灯りが見えてしまいますよね。でもいいところ 理想のベッド、、、。
私は最近、ゆるキャンならぬ ゆる山ばかりですが、体力回復に時間が掛かります。
それでも「山にいるだけでしあわせ感」を味わいにでかけます。なにものにも代えがたいですもの。
どうか これからもよろしくおねがいします
投稿: ba_sobu | 2023年7月 7日 (金) 05時20分