天下茶屋から御坂山
河口湖駅に下りてビックリ!ごった返す観光客、これはいったい、、、。
そういえば昨晩タクシー会社に予約の電話をしたとき、すべて予約され配車できないと言われたっけ。タクシー乗り場に空車なし。ま、経験と知恵で?のりきる。車中では帰りの迎車の打ち合わせをしておいた。
天下茶屋前から大きな富士山を見晴らし、トンネル左の登山道に入る。
太宰治の「富士には月見草がよく似合ふ」という石碑からの富士山もgood。
ジグザグの急登になると、昨今の倦怠感が一気に押し寄せ足が重い。
「ヨイショ」「ドッコラショ」かけ声で頑張る。
頭上には緑が渦を巻き、登るほどにトウゴクミツバツツジの赤紫が目立つ。
大汗をかきながら旧御坂峠に上がると、ご褒美の涼しい風が渡ってきた。
「新緑にはミツバツツジがよく似合ふ」
まず東方向に。岩がちの美しい尾根には、これでもかとミツバツツジが咲き誇る。上にも横にも下からも、赤紫がふきだすよう。赤いヤマツツジの蕾もパンパンだ。
目的地は二つ目のコブ、アズマシャクナゲの大株があるのだ。でもやはり名残りのカスばかり。そりゃそうだ、シャクナゲが終わったからミツバツツジが全盛なんだもの。欲張ってはいけません。ハルゼミの大合唱のと初夏の風~いいね
峠に戻り御坂山に向かう、おお、のっけからツツジロード。若緑とピンクのコラボに途切れぬ歓声。
鞍部からは穏やかな落ち葉道になり、登りにかかると前方に凸、
あれが御坂山? まさか、1472m「カネ山」でした。
やがて両側が切れ落ちる鞍部にさしかかると、大木が次々に現れる。ブナ、ミズナラ。
ツガなど個性的で貫禄たっぷり。
じき岩ッぽい登りとなり、ミツバツツジがこれでもかと咲く。
次のツツジ山が御坂山かな」とグイッと登る、あら、違った。
その先 ツツジが減りブナが増えた。これほどのブナ林が御坂山にあるなんて。
到着した御坂山は、緑の広いドーム。ザックを背負ったままうろうろ歩く。
わ~、ブナだ。わ~、ミズナラだ。
おお、おお、アズマシャクナゲが、綺麗な淡ピンクの姿で待っててくれた。
広い山頂はお弁当はどこでもOK、じつはコバエ?が飛び交っていて煩わしい。
まわりはハルゼミの大合唱♫ セミシグレ♪、むんむん
ランチをいただいていると、向こうの黒っぽい塊に気付く。「岩?」「木?」
訪ねてみれば向かい合った巨木のブナ。どちらも味のある風貌だ。樹木もこれほどになると、人間なんか遙かに超えた神さまに存在存在(トップの写真も)
予定では御坂峠から三ツ峠登山口に下山だったが、来た道を戻ることにした。ピストンなら峠から100m下るだけ。登山は修行ではありませんイワキンバイや
ツクバキンモンソウも咲いていた。イワカガミはいなかった。
時間にも体力的にも余裕ができた。美しい道は帰りもまた美しい。
旧御坂峠から、ゆっくり天下茶屋に下る。朝、ハァハァ登った道でも、下るのはらくちんちん。この細い葉もシャクナゲ・
天下茶屋は開いていた(10時~17時)。お土産を買ったり、二階の太宰治記念館を見学したりと、ゆっくりしたころ、約束のタクシーが上がってきた。
河口湖駅は相変わらずの混雑乱雑ぶり。わたしたちは、30分以上前から入線している各駅の車両にすわり、冷たいアイスで今日を締めた。
御坂山近辺があれほど素晴しいとは知らなんだ。黒岳を下山する時、何度も御坂峠を通ったけれど、御坂山には立ち寄ってなかったのだ。
今度は、天下茶屋のほうとうをいただきたいです。
では また~ (^_^)/~
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コメント
河口湖の混雑は予想できましたけど、
天下茶屋の人出は今どんな感じなのでしょう?
昔は結構混んでいたんですけどね。
投稿: komado | 2023年5月31日 (水) 00時23分
komadさん
コメントありがとうございます
14:00ころ天下茶屋着 食堂はがらがらでなく
三々五々 お客さんが入店し おうどんなどを注文してました。美味しそうでした。
週末のお昼時は 混んでいるかもしれま千せん。
投稿: ba_sobu | 2023年5月31日 (水) 22時05分