津久井湖南岸の里山 雨乞山~堂所山
2023.04.13 (木) 晴れ
今回は串川グランドに駐車。
信玄道を5分で登山口。階段を上がるといっとき急坂となり、稜線に出ればなだらかな尾根が続く。最初のピークは天王宮。祠と石灯籠の渋いピークだ。「天王宮があることから、この山並み一帯を天王山と呼ぶ」とか。『串川の里山散歩』*より
次は供養観音、もともと「焼き場」とよばれていた、昭和20年頃疫病で無くなった人を荼毘にふした場所で、供養のため聖観音像を建立したそうだ。*より
すぐ先から雨乞山。初めて歩く明るい道には、チゴユリやジュウニヒトエが咲きそろう。鞍部はツツジの咲く見晴らし場で、「大平」の道標があった。
ゆるく上り返すとイカリソウなど多い道になり、大きくV字に曲がれば「雨乞山」山頂。
雨乞山はふもと土沢集落の人々が、水神様に雨の降るように祈った山。*より
山頂には真っ赤なヤマツツジが咲き誇り、イロハモミジも植樹されている。
日当たり良く多くの野の花が咲く。写真はホタルカズラとフデリンドウ
ジュウニヒトエやイカリソウがこれでもか!というくらいに
なんとギンリョウソウも顔を出していた。
「県道→」に向かい30分ほど下ったところ、右下に アスレチック?キャンプ場のような施設?ちょっくら調査に出向く。新しいベンチ、古い東屋、道具置き場、ネット遊具、ブランコ、作りかけの遊具。。ネット検索してみたが情報無し。
元の道に戻り10分ほど下り、送電塔から県道に出た。
雲居寺を通り抜け、モミジの銘木、梅の銘木など鑑賞しつつ寺の奥に進み、やがて尻久保沢沿いの山道になる。
沢を渡る所のニリンソウは満開。
あっけなくハイキング道に合流する。すぐ先が堂所山だ。
あっという間に時が過ぎ。「では」と腰を上げ稜線に立つと、吹き抜けの北東の谷から強風!! うっう-、春は油断大敵だ。
ツツジの丘(四方竹あり)斜面のツツジは、終わりかけだが、まだまだ大丈夫。3人は中腹道、2人は尾根道を辿ってみた。中腹を歩いていると、もし上から見下ろしたらさぞ良い景色だろうと考える。上を歩く人は中腹で花に包まれるのは良いだろうなと考える。
四方竹分岐の広場に降りてから、大沢広場方面に立ち寄ってみた。ニリンソウ群落は満開、イチリンソウも。
ヤマリソウ写真 や、ツルカノコソウ、各種スミレ。ヘビイチゴも満開、春の花競演の道だ。
山の神では鳥居を修理中の方にお話をうかがえた。
Uターンし、四方竹分岐に戻り、いっぷく。(作業中の車が入っていた)。
道標信玄道→ に進む。
尾根上の宮標で休憩し、山の神、供養塔、天王宮を経て串川グランドへ戻った。
グランドの円いベンチは、満開の八重桜の木陰。尾崎行雄(咢堂)がワシントンに贈ったのと同じ品種の里帰り桜、これは「普賢象」という種とか。まん丸のうすピンクの八重桜で、気品にあふれている。
きょうは長閑な春をたっぷり楽しめた。歩きよい里山とはいえ、一筆書きは出来ず、低山で簡単に思えても一筋縄ではいかない。
2011年に訪れたときから 山道や道標は各段に整備された。ツツジなども植栽され、市民の憩いの山になっている(と思う)
ちなみに2011年当時の道標
では またぁ (^_^)/~
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コメント
ba_sobuさん、こんにちは。
自宅からでも半日あれば行ける場所ですが、この春は行けなかったので、大変興味深く読ませていただきました。
お寺のしだれ桜も一度見てみたいと思っていたのですが・・・
今年は季節の移り変わりが早いので、来年は是非行ってみたいと考えています。この季節は行きたいところが多いので困りますねぇ。
投稿: AKIO | 2023年4月17日 (月) 21時21分
Akioさん おっしゃるとうりです。
行きたい所 見たい花 どんどん去って行き、おいつきません
同じ所を歩いても 新しいものや道に気づいてしまうので 「次はあっちを」と考えて 終わりがありませんね。
たまたま一緒に歩いた人の 審美眼にも影響されますよね
投稿: ba_sobu | 2023年4月18日 (火) 05時54分