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上越へ恒例の山菜探し花探し

2023.04.22.23   晴れ

雪国に美しい春がきた

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山登りではありません ちょっぴり里より高いところに

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こんな感じに少しだけ 雪が残ります。遠くの山は菱ヶ岳です

芽吹いた若い葉は赤く 紅葉のようにも見えます

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ブナの森は明るく晴れやかでした

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あ、イワナシ?

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例年ここには GWころ訪ねるのですが、さすがまだ早かった

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でもなかなかよい景色でしょう?

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カタクリの満開は いつもより少し標高が低いところに。

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 最高に気持ちよかった。ありがとう!!

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では またぁ   (^_^)/~

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津久井湖南岸の里山 雨乞山~堂所山

2023.04.13 (木) 晴れ

今回は串川グランドに駐車。

信玄道を5分で登山口。階段を上がるといっとき急坂となり、稜線に出ればなだらかな尾根が続く。最初のピークは天王宮。祠と石灯籠の渋いピークだ。「天王宮があることから、この山並み一帯を天王山と呼ぶ」とか。『串川の里山散歩』*より

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次は供養観音、もともと「焼き場」とよばれていた、昭和20年頃疫病で無くなった人を荼毘にふした場所で、供養のため聖観音像を建立したそうだ。*より
すぐ先から雨乞山。初めて歩く明るい道には、チゴユリやジュウニヒトエが咲きそろう。鞍部はツツジの咲く見晴らし場で、「大平」の道標があった。

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ゆるく上り返すとイカリソウなど多い道になり、大きくV字に曲がれば「雨乞山」山頂。

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雨乞山はふもと土沢集落の人々が、水神様に雨の降るように祈った山。*より

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山頂には真っ赤なヤマツツジが咲き誇り、イロハモミジも植樹されている。

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日当たり良く多くの野の花が咲く。写真はホタルカズラとフデリンドウ

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ジュウニヒトエやイカリソウがこれでもか!というくらいに

なんとギンリョウソウも顔を出していた。

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「県道→」に向かい30分ほど下ったところ、右下に アスレチック?キャンプ場のような施設?ちょっくら調査に出向く。新しいベンチ、古い東屋、道具置き場、ネット遊具、ブランコ、作りかけの遊具。。ネット検索してみたが情報無し。

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元の道に戻り10分ほど下り、送電塔から県道に出た。

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雲居寺を通り抜け、モミジの銘木、梅の銘木など鑑賞しつつ寺の奥に進み、やがて尻久保沢沿いの山道になる。

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沢を渡る所のニリンソウは満開。
あっけなくハイキング道に合流する。すぐ先が堂所山だ。

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盛りはすぎた・・ ちなみに5日前のようす

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あっという間に時が過ぎ。「では」と腰を上げ稜線に立つと、吹き抜けの北東の谷から強風!! うっう-、春は油断大敵だ。

ツツジの丘(四方竹あり)斜面のツツジは、終わりかけだが、まだまだ大丈夫。3人は中腹道、2人は尾根道を辿ってみた。中腹を歩いていると、もし上から見下ろしたらさぞ良い景色だろうと考える。上を歩く人は中腹で花に包まれるのは良いだろうなと考える。

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四方竹分岐の広場に降りてから、大沢広場方面に立ち寄ってみた。ニリンソウ群落は満開、イチリンソウも。

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ヤマリソウ写真 や、ツルカノコソウ、各種スミレ。ヘビイチゴも満開、春の花競演の道だ。

山の神では鳥居を修理中の方にお話をうかがえた。

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Uターンし、四方竹分岐に戻り、いっぷく。(作業中の車が入っていた)。
道標信玄道→ に進む。

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尾根上の宮標で休憩し、山の神、供養塔、天王宮を経て串川グランドへ戻った。

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グランドの円いベンチは、満開の八重桜の木陰。尾崎行雄(咢堂)がワシントンに贈ったのと同じ品種の里帰り桜、これは「普賢象」という種とか。まん丸のうすピンクの八重桜で、気品にあふれている。

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きょうは長閑な春をたっぷり楽しめた。歩きよい里山とはいえ、一筆書きは出来ず、低山で簡単に思えても一筋縄ではいかない。
2011年に訪れたときから 山道や道標は各段に整備された。ツツジなども植栽され、市民の憩いの山になっている(と思う)
ちなみに2011年当時の道標

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では またぁ   (^_^)/~

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帯那山東尾根~清八峠 雑木の尾根から趣ふかき牧平へ

2023.04.01(土)        はれ

山梨市駅からのタクシーは、桃畑の中を縫うように走る。「きょうは一番いい日です」と運転手さん。「ピンクは桃で白は李(すもも)」。
ピンクと白は繰り返し現れ、林床は目も覚める緑色。

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車が山間に入っていくと、運転手さんは語る。「天狗山は、子供時代、高下駄で登ったんです」「今過ぎたのは首地蔵、道路改修で下部の大岩を動かそうとすると、必ず怪我人が出るんで、動かすのをやめました」
🚗
「あれは仏岩。中学の頃、友だちとロープを持ってって、上から垂らして登って遊んで」 「そのころ戸市で昼火事があってね、みんなでこの道を駆けあがって、川から水を引いた・・」
🚗
最後の火事の話は迫力があった。もう50年以上昔の、貴重なお話。

太良ヶ峠を過ぎてすぐ、ゲート閉鎖、タクシーここまで。えっ? 帯那山直下まで入ってもらえると思っていたのに。この先、いったいどんだけ歩かねば?

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でもしかし、溢れんばかりの日ざしと、心地よい春風をたのしめるチャンスと
さっと気持ちを切り替えてしまう。(青空に映えるダンコウバイの花)

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20分ほどぶらぶら林道を歩き、山に入る。伐採地フェンス沿いの急登を息を切らしながら上り 電波塔の前に出た。

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ふ~。再びの林道歩きは~眺望雄大。
青空の下に南アルプスの白い山並みが連なり、眼下には甲府盆地が広がる。

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爽やかな山の風に吹かれて歩く道、  咲きそろうフサザクラ↓、

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高木のバッコヤナギは銀の玉、ふき出す雄蕊はたっぷりの花粉にまみれ
小鳥たちがはしゃぎながら小枝を飛び回る。

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「高原牧場」の牧柵に沿うようになると、じき帯那山に到着。

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広い草原は刈り払われ、ますます広々と見える。
正面の富士山だけ雲がかかっているのも、春ならでは。

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その後アヤメ群生地を下り、正面の高みのカラ松林に入る。・1381ピークをのっこし、すぐ水ヶ森林道、さらに続く帯那山東尾根はすっきりした雑木林だ。

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左手にはドンと、水ヶ森の大きく立派なお姿が。

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その時、うす黄色のマンサクが目に入る。一度気づくと淡い黄色は次々と・・

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東尾根は、向きと地形によって、強い風に煽らてしまう。
三角点△1307.0の境界標(北字神子屋敷・南八字幡村)を越えたところに、格好の窪みあり。ラッキー、ここでランチにしよう。

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この先も、尾根は広くなったり細くなったり、変化をつけながら続いていく。
点々と続く境界標(恩賜林標)は、コース判断のお助けツール (^▽^)。

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細尾根になると両側の谷が足元に迫り、展望が開ける。左手の台形は戸谷山、
水ヶ森とペアに並び、林道を起点に二座、歩けるのでは?、φ(.. )。

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広尾根の急降下は、落ち葉の大すり鉢に飛び込む感じ、へっぴり腰なくせに、
不思議に優雅な気分で、ずんずん下れる。

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小鞍部には、両側からクロスする道あり。
「新(にい)峠かな?」祠の屋根らしき石が転がっていた。

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さらに落ち葉道をずんずん下り、石仏と舗装路の切差峠・古(ふる)峠にでた。

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峠を越え、金光山を過ぎ、首岩~障子岩と続く岩場にきた。
首岩では記念写真を撮りあう。
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今回も気になったのは岩の質、豆板のように石がひっついている、
なんという種類の石だろうか?

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そのまま、ぐんと下ると清八峠15:00。さて、どちら側に降りましょう?
赤芝方面は沢の源頭地形の、すりばち状の檜林を下っていく。
道は判然としないけれど明るいので、こちらにした。

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ときどき石積みも残り、やがてうっすら道形も見えてきた。

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20分ほどで前方に鹿柵が現れ、畑地に出た。その先、赤芝川に沿っていくと、
古風でオシャレな木造二階建に出会う。「元校舎では?」とにらんだとおり、
旧・牧丘町立牧丘第三中学校とか(1968閉校)

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隣の神明神社で休憩がてらタクシーコールすると、「きょうは混んでいるので、5時過ぎないと配車できません」。

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予想しなかった事態にあわてたけれど、バスが20分後と分かり、いそぎバス停「JA西保支所前」に向かった。

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きょうは最後まで穏やかな一日。翌日も、その翌日も、しばらく心地よい感情にたゆっていた、ハテ、どの山に登ったっけ? 細かいことは、ぼーっと霞んで、まるで春のお日よりそのまんま・・・。

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甲斐大和では 特急通過の待ち時間に 車内アナウンスあり
「外は桜が満開です。ホームに降りてご覧ください」

【コース】山梨市→taxi(4720円)水森林道ゲート08:30-電波塔09:35(10)-帯那山10:05~10:25-林道10:45-△1307.0  11:30ランチ(60)-新峠13:30-古峠(切差峠)13:50-首岩~障子岩14:35-清八峠15:00(10)-鹿柵15:35-神明社16:00(10)-JA西保支所前BS 16:41→(200円)窪平→(200円)山梨市17:35



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