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大丸(おおまる)~御前(ごぜ)ノ頭~鳥屋ノ丸

2022.11.19 (土) 晴れ 
            
大月駅からハマイバ前行きのバスに乗り、「遊仙寺」下車(写真は恵能野方向)

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橋を渡ってすぐとりつく。あまりにすぐで大慌て。木林の石混じりがグズグズ&急登&ヤワ斜面を必死に踏ん張っていく。じき植林に入り安定してくると、「チッ、チッ、チッ」小鳥の声がようやく耳に届いてきた。

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真っ直ぐに伸びる太い杉のすがすがしいこと。オオイノモトソウの緑の斜面を高みに向かい30分で尾根に乗れた。

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この先の涼やかな落ち葉の尾根には、松の大木が何本も倒れていた。

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東に向かって登る尾根は、逆光の木々が光を孕んで眩しい。わくわく

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大丸山頂に近づくにつれ尾根は広がりだし、色とりどりの紅葉が群れはじめる。

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前方のひときわ赤い大木が、大丸南峰(三角点)だった。

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立ち去りがたく20分もくつろいでから、北に向かい緩く下って、登る。
華やかなカエデ系は減り、落葉したコナラや常緑のアセビが多くなる。

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北峰山頂にはプレート「大丸(最高点)」が架かっていた。

オノオレカンバの大木が、ちらほら現れる。

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772mを過ぎるとアセビが増えてきた。

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そんな鞍部に馬立峠の板きれと古い 間明野→ の表示。
西の間明野方向は明瞭で辿ってみたくなる。

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この先、徐々に尾根は細く急峻になる。御前ノ頭へとりついたのだ。手がかりはあるので力任せOK、腕力と腿力でどうにかして乗り切らねば。ヨッコラショ。

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急登ゆえ、足元ばかりみていると?いろんなことに気がつくもの。
目の前にはだかる土塁を乗り上げれば岩峰にでる、

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御前ノ頭のいっかくにあたる岩峰だ。ランチ適地であるけれど、
風があるので次にGO!アセビの吊り尾根を伝って、、、、

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タカノツメの黄葉

最後の急登を腕力にものを言わせて、グイッと乗り上げる。
山名標「宮ノ入山(御前ノ頭)958.2」の隣に三角点があった、

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富士山が正面に、スキッと白い肌を輝かせ美しい。周りの木々は風に煽られ騒がしいのに、ここは別世界。いつの間に1時間も過ごしていた。

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行く手をみれば、がっしりした鳥屋ノ丸が待っている。

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御前ノ頭をひとくだり、灌木と落ち葉の尾根を快調に登っていく。しだい急になり、左側に撓みが現れる。道らしきものが横切るように左上に向かっている。

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撓みには陽射しがいっぱい注がれ、最後の紅葉がおおらかに広がっている。
私たちは、いつしか左隣の尾根にいた。
尾根が明瞭になるにつれ、岩っぽく急になった。

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私はエンジン全開でぐいぐい登っている。右の中村からの尾根とあわせると、いよいよ最後の登りになる。

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真っ直ぐに山頂に向かう広い尾根は落ち葉に覆われ、大変だけど不思議と高揚感に包まれている。

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「いい尾根♫」「いい尾根♪」と心の中で歌いながら、登っていた。いっとき杉林に突っ込むが、すぐ先が日当たりよい「鳥屋ノ丸」山頂だった。

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ちょうど西日の中で広く平らかく、鳥屋ノ丸はブナやミズナラのステキな山。

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きょうの一日を惜しみながらノンビリ休憩し、
あとはもう、南西の尾根を真っ直ぐ下ればよいのか、

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嬉しいような惜しいような気持ちで、どんどん雑木の尾根を下りていく。

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最後までカエデの色香を楽しみながらくだると、

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あっという間に桑西だった。

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下りたところにこんな道標が。。

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きょうは どの尾根もどのピークも個性的で、尽きせぬ楽しみを与えてくれた。山の魅力は歩くほどに湧いてくるんだなぁ。

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では また~  (^_^)/~

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コメント

ba_sobuさん、こんにちは。

とやの丸から北の尾根しか歩いたことはありませんが、南に伸びる尾根もこの季節は良さそうですね。アプローチも良さそうなので、機会を見つけて歩いてみたいと考えています。
「とやの丸」の道標も立派なのには驚きです。

投稿: AKIO | 2022年12月 3日 (土) 20時36分

Akioさん
私も 鳥屋ノ丸は前に二度も訪れているのに、あまり覚えていません。
今回下りた尾根は 初回の登りの尾根でそのとき 写真のような行き先表示はありませんでした。

今回の山々は 個性が違って どれも面白いです、私は 特に大丸でランチ山行したいですが、コースどり、欲張ると難しいなぁ、考えるのも楽しいですが。

今まで、特に鳥屋ノ丸は途中の山で、気持ちもゆっくりできませんでした。もったいないことでした。

投稿: ba_sobu | 2022年12月 4日 (日) 16時22分

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