2022.10.04-05 (火水)
お天気がどうもいまいち。初日にできるだけ登っておこうと、短時間で山頂に行かれるコース。ロープウェイ利用で五葉松平に上がる。
はるか安達太良山を眺める展望地、紅葉にはまだ早い。
折り込み済みの曇り空、どうか降らないでと祈りつつ、山頂に向かう。

木道から石がちの階段道になる。ハイカーが少ないのは、お天気と紅葉には早すぎて?。でも、シャクナゲの道は、ヤマハゼの葉が真っ赤、ナナカマドもいち早く色づいた。

上がるにつれて、カエデやカマズミも仲間に加わり、色合いがどんどん華やかになっていく。

仙女平分岐辺りの見晴らし場では、対面する丘の、木の一本一本が、真っ赤な、黄色な、そして濃緑な装いをして、山腹を埋めている。

森林限界を過ぎると岩々になり、シャクナゲに代わってイソツツジ、ガンコウランやシラタマノキなどが足元を飾り、ナナカマドは赤やオレンジの実が目立つようになる。
稜線に出でると、とつぜん強い風に晒される。

10分ほどで安達太良山道標、すぐ上に盛り上がる乳首(ちちくび)に登った。
登れば風はますます強く、しっかり岩を掴んでいないと飛ばされそう。

「あ、青空が見えてるよ」やった!!天気が良くなってきた。でも、風はあいかわらず強い。

峰ノ辻には、谷を下りるルートで。歩きづらい石ごろ道だが、岩陰のヤマハハコやキアジサイ、ホツツジの紅葉&実などを眺めながら、楽しく下る。

枯れススキさえ役者となり、緑の松と灌木の紅葉が、そして白い岩がモザイクのよう。

そして遙か向こうに、青い空が広がっている。日当たり良く風はなく、
温泉の香りの沢のせせらぎあたりで、一休みして・・

周りののどかな風景から目を上げると、噴火の痕跡も荒々しい、安達太良山が聳えている。
峰ノ辻 ↓

峰ノ辻からは、ドウダン、ハイマツ、ナナカマドなどの、赤黄緑を愛でつつ

振り返る
おお、目の前に現れた「くろがね小屋」。

くろがね小屋は、歴史のある格調高い造り。なんといっても佳き温泉。
夕食のカレー(玉ネギが溶け込んでいる)は美味しく、ついおかわりした。

下山で足を踏ん張っていたせいか、腿がはっている。きょうは奇跡の紅葉満載、山頂にも登れたし、「ほんとうの空?青空」もみられて、良かった。万一、あしたお天気が保ってたら「も一度、山頂をアタックしようね」と、シュラフに潜り込む。おやすみなさい。

二日目は雨であけた。雨なら下山。

満開のリンドウは、濃紫から薄紫までさまざまな色合いで、愉しませてくれる。

アキノキリンソウやヒヨドリバナ、ユウガギクも咲く道。

道路補修の車が数台、ガタガタやってきた。よくこんな道を登れること!

「勢至平→」の分岐を少し上ってみた。想像以上のヤブ、涼やかな平地じゃない。

登山口へのショートカット道は、抉れて滑って尻餅をつきそう。
馬車道と合わさる所で鞍替えし、10時すぎ奥岳登山口に到着。
(温泉の管?)
とりあえず、ロープウエイのレストランでゆっくりコーヒータイム。

路線バスはないし、タクシー呼ぶのもなんかね~、歩き足りないのよ~と、
岳温泉まで歩くことに。ざっと6㎞、1時間半のみちのりである。
車のほとんど来ない下り坂の車道は、歩きよく、路肩の、マルバハギ、ガマズミの真っ赤な実、一群れのセンブリ、、ゆっくり見ながら歩く。

左右の森がすごく綺麗。あの中を歩いてみたい、そんな森。「長坂国有林」「複層林ナンチャラ」の看板が立つ。

「JICA二本松」から少し下ると、岳温泉だ。温泉神社でお詣り。
「岳温泉交流広場」でゆっくりしすぎて。岳温泉の日帰り入浴は諦める。
二本松からタクシーcall。いつのまに、すっかり本降りになっていた。
帰路、郡山で買った福豆屋の駅弁は、とてもおいしかった。φ(.. )リピーター。
山の天気は分からない、『悩んでるなら行っちゃおう♪、どうにかなるさ』と、
つくずく思った。前日、くろがね小屋から見えた、生々しい山肌
【1日目】二本松10:58→(taxi6040円)奥岳登山口→(1050円ロープウエイ)→10:50-薬師岳展望台11:10-五葉松平11:50(10)-安達太良山 13:00(30)-峰の辻14:30-15:30くろがね小屋(泊6600円)【2日目】07:30 -奥岳登山口10:10(休)11:10- 岳温泉 12:50(休)☆15:00(taxi4000円)→二本松15:05
では また~ (^_^)/~
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