泣坂ノ頭北尾根~水無山
ずいぶん サボっております、おいおい作成いたしていきますで (o_ _)o
2022.04.23(土) 晴れ 3人
深城ダムの小金沢公園を歩き出す、朝から青空、こんなにも明るい。
右に寝そべる長峰は、若緑と青緑と桜色のパッチワーク。
シンナシ沢は、大崩壊の無残すぎる姿を晒している。道路沿いの擁壁には、イワタバコの葉がびっしり、橙色の粘菌が広がる。すばらしい生命力だ。
尾根を回り込み、薄い踏み跡を辿ると とりつき。
前回は濃い霧だったので、やみくもに高みを目指したが、落ち葉に見え隠れする巡視路階段に気づき、辿っていくと、すんなりよき尾根に乗れた。
送電塔にたどり着く。晴れやかな空とめぶきの林、
すらりと伸びたホウノキの新葉が美しい。
急勾配が続くが、920mあたりでいっとき緩斜面になり、すぐさま急登の再開。
尾根合流(1020m)のモミノキ岩に出た。
最初のギャップは左側の灌木をすり抜けて・・
ピークを越える。アセビが緑の葉に白い花を載せている。左が桧林になった。(そろそろヒカゲツツジが咲いててもいいんだけどな)それにしては素っ気ない。わっ咲いてない。これっていったい…前回は花に溢れていた1150m辺りも。
ぽちぽちは咲いてはいて、友だちは1-2輪でも咲くのを見れば、「きれい、良かった」とはしゃいでくれる。けど、こんなもんじゃないんだヨ。
そのとき、先頭の大きな声が、「すごいわよ~、きれい~☆」。
追いかけながら、右の枝尾根を見れば、たわわな花付きの株が点々と。
贅沢にも、ヒカゲツツジのヤブを潜っていけば、周りを花花に囲まれた、絶好の休憩場に(1200m圏)とびだす。
ほっとして、さらに北尾根を登る。果てしないめぶきの波を浴びていく。
相変わらず岩ピ-クが連続し、凸のテッペンには巨木が座る。
ブナ、ミズナラ(写真)、そしてオノオレカンバ。
1350m辺りで景色がひらけると、左には大峰、右には楢ノ木尾根の山々がなびいてる、あと少し。
12:00泣坂ノ頭着。落葉の原っぱに、ユキザサの小さな緑が点々と見える。
いつものブナ林でランチにした。穏やかな心地よい広場、春のぼんやりした空気感を、とことん楽しんだ(40分)。
大峰までは深い落ち葉を踏み込みながら、祠の前まで来た。かつて強く憧れた祠。今やお世話する人はいないのか、そっと手を合わせた。
南への急斜面をがんがん下る。小さなスミレは何スミレ?
フデリンドウの小さな芽、頭上のサクラはフジザクラ。西沢ノ頭から見下ろす鞍部は、かつて伐採後の大ヤブだった。
今やすっかりヤブは消え、公園と見まごうばかりの雑木林になっている。
水無山でまた、雑木林をゆっくり楽しみ、「ヨッコラショ」と腰を上げる、
「ずっとここにいたいけど、下山しなくては」。
地図どおり急勾配だが、柔らかな落ち葉の斜面は、踏み込むのが楽しく、スーパーマン気分ですいすい。
あっという間に上和田に 着いた。
きょうは、時間の余裕もあり、大峰~水無をゆっくりノンビリ歩くことができた。 そして、しみじみ「いい山だなぁ」と思うのだった。
【コース】猿橋06:50→(タクシー\5870)小金沢公園07:35(15)-とりつき08:10-900m送電塔08:30-1026m 09:15(10)-泣坂ノ頭12:10~ランチ12:50-大峰13:20-西沢ノ頭14:00(10)-水無山14:45(10)-車道16:10-上和田 16:25(15)→(タクシー\4880)猿橋17:09
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