笹子峠~カヤノキビラノ頭~大洞山~ボッコノ頭~大沢山 たっぷり一日
ずいぶん サボっております、おいおい作成いたしていきますで (o_ _)o
2020.05.03(祝) 晴れ 3人
中央線の車窓に流れる新緑の山々に、満開の桐の花大きな樹冠がきわだつ。キリの花だ。今年は当たり年?
甲斐大和駅から笹子峠まではタクシー
隧道は、昭和初期の赤いレンガ造りでレトロ感たっぷり、
トンネルの上から尾根上にジグザグ登る。すがすがしい若葉に包まれながら、柔らかい地面を踏みこむ。
尾根に上がれば伸びやかな道が「いらしゃぁい」と待っている。
目の高さにコナラの芽吹き、ミツバツツジも芽吹いてる。コブシもハウチワカエデも、今限定の特別な装い。
足元には、落ち葉に埋もれそうなフモトスミレ?
やがて「中尾根ノ頭」に来た。ベンチがあるだけ。そういや6年前、誤って中尾根を下ってしまったっけ。
鮮やかにミツバツツジが咲いている。
尾根は、アップダウンが多く、岩っぽく、片側が抉れていたりして、そこに大木が根を張り出し、支えている。
所々展望が開けると、雪の八ツや南アルプスが見えた。
カヤノキビラノ頭。もともと「三境」という名で知っていた。
いまは立派な道標と略地図、そしてベンチが設置されている。
まだまだ続く伸びやかな道、岩の道、薄紫のスミレはアリアケスミレかな?
アレレ?なんかこの辺り、枯れて倒れている大木が多く、ぜんたい荒れた感じ、どうしたのかな?
目の前のピークに、エイヤッと乗れば「大洞山」別名「摺針山」だった。
この山稜は標高がそれほどでないのに、周りに里の気配はなく、不思議なほど山深い感じ。
尾根歩きも後半に入った。1400m圏の小さな凸凹があいかわらず。
「摺針峠」の道標には左右の峠道にしっかり行き先(時間まで)書かれているが??
エイザンスミレ、ツルキンバイ、ヒメスミレサイシン!とか。
アケボノスミレ
また大ブナの緑。岩にワサワサ苔が生え、マルバダケブキの小さな葉があちこちに顔を出す、
大ブナが多くなり、いつしか立派なブナ林になっていて、ボッコノ頭に着いていた。余りの気持ちよさに、ゆっくり休む。
その先の尾根上で、送電塔の設置現場に遭遇した。見上げるばかりの大送電塔。先端には7.8人の鳶の人たちがしがみついて作業中。見ているだけで怖い。
しばらく、モノラック軌道の脇を歩く。やがて軌道は左下に去り、私たちはブナの尾根歩きを続ける。
いよいよ 楽しみにしていたイワカガミ岩稜。赤い小さなイワカガミ。花を追いながら岩の道を伝う。
次はオオカメノキの花の尾根。
きょう最後のピーク「大沢山」では、ゆっくり休んで小腹を満たす。
笹子への分岐の道標が、昔のままとは驚きだ。今までの道標の手厚さはどこにいったのだろう?
下りモードになっているので、歩き方はちょっと雑。半分くらいの所に送電塔があるが、手前に建設途中の送電塔があった(作業休み?)。
右の谷の巨大変電所の周りには、針山のように多くの送電塔が立っていた。
奥に見えるのは、三ツ峠~本社の山稜。おおらかになびき、豊かな緑をまとっている。西日を受けて輝かしい。
「風が冷たくなってきた」いつのまにか 5時近い。ま、いいか。あと30分くらいで下りられるモン。(この送電塔は すでに隣の尾根でした)
すいすい、下りる。尾根がいくつか別れる。だいたいは右の尾根でいいのだ。
2基目の送電塔を過ぎる。あとひと息。ヤヤ、足元があやふや??でもかまわない、下に車道が見えますもの。結果、神社の上でなく、追分トンネルの脇。
帰宅後、記録を見たら、15年前(07.11.07)は、とりつきを間違え、ここから登っていたのだった。トホホ。
最後は車道を30分で笹子駅。駅の西側は久しぶりで、笠懸地蔵やアートな床屋看板など、
初めて見るような気持ちで駅まで歩いた。
きょうは丸一日、ストレスのない よい時間を過ごせた。ホントにありがとうございました。こんな良い日が、また来ますように。
【コース】甲斐大和07:15→(タクシー3640円)笹子峠07:45-旧峠08:10-中尾根の頭09:45-カヤノキビラノ頭 11:00-大洞山(摺針山)11:40(60)-摺針峠13:00-ボッコノ頭14:20-送電塔建築中14:25-大沢山(女坂山)15:30(10)-送電塔建築中16:20-送電塔116:40-送電塔217:10-車道(追分トンネル)17:25-笹子18:05
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