尾崎山と都留アルプス
2022.04.10(日) 晴れ
きょうも暑くなる予報。桜に埋もれた東桂駅から、古渡へと鹿留川沿いを歩く。
「おなん淵」という景勝地をすぎ
民家の間を通り抜けると古城山清浄院跡で、都留アルプス山道のはじまりだ。
杉林の先優雅な赤い鳥居は、住吉神社。
古城山を下りると広い凹平地となり、雑木が植林されている。
登り坂になり、ハッキリした尾根になり 満開のマメマメサクラに迎えらる。
クロモジは今や盛り。まさに春、爛漫の春。
「尾崎山分岐」の力作な道標現る。ここから尾崎山エリアに入る。
ヒナスミレのお出迎え。
じょじょに勾配が過激になり、道形が消え、気づけばひたすら這い登り。
やっと肩に乗れて、ひと息つけた。中木の灌木が多いが、ヤブって感じではない。まだ芽吹いていない中、ミツバツツジの鮮やかな赤紫も散見される。
太い木も多くなり、足元にはトリカブトの葉が点々と、あれ、これは?
見上げれば、たわわに花を咲かせたコブシの木。一本だけじゃない。
そこは「尾崎山」山頂だった。
30分ほどで尾根の片側が植林になり、900mで左に曲がったとたん、
ハタと音が消えた。別世界に踏み込んだような。
931mピークの手前の平地で腰を下し、ランチ。周りの木々のねじれた不思議な光景。ヤマフジやアケビが、大木を容赦なくねじ曲げているのだ。
ランチを済ませ、少し南に登った931mピークで、文台山方向への道を分ける。北東の急降下道は岩っぽく、テンションが上がる。
点在するミツバツツジ、ヤマツツジも早くも咲き始めていた。
880mの分岐からの北東の急降下尾根、岩岩は気を遣うけれど、楽しい。
やがてじょじょになだらかになり、都留アルプスの登山道にでた。
もう下りちゃうのかと、内心がっかり。でも花も増えたのだから、ま、いいか。
ヒナスミレ、マメザクラ、ヒトリシズカの咲く道。
水平な道と緑の涼しさで、気楽に歩ける。
ふいに送電塔台地に出る。スゴい展望。すごい暑さ。水をがぶ飲みして、ヨロヨロと歩き続ける。
すぐ先に詳細地図の「展望台」で、ベンチがあり腰を下ろした。
「もう帰ろう」vs「まだ歩きたい」。声なき異見。
結局しかし、元坂から下りることになる。上を導水管が渡る峠だ。
峠のお地蔵さん
帰りたくない私は、なんやかんやグズグズ と、導水管の下の道の先まで行ってみたり、対岸の尾根に上がってみたり、無駄な?抵抗。
都留文科大学駅近くまでくると、富士急がいましも発車するところだった。「次のにしよう」とのんびりを続ける。駅で時刻表を見ると、30分後。しかも特急。しかたなし特急券を購入(立ち席しかないなら、少し安くして欲しいワ)。
桜吹雪の舞うホームで、ノンビリできたのは、良かったけど。
しかし大月でも乗り継ぎ悪く25分待ちとは。富士急もJR在来線も、コロナ禍以後のダイヤ変更で、運行本数がエラく減ってしまったという、事前に調べておくべしと肝に銘じた。
尾崎山~文台山の界隈って、なんとなくミステリアス。以前はひたすら地図に首ぴきで、山を見ていなかったのだと、きょう気がついた。なのでまた続きをやれたら・・・と? できたらだけど・・
では また~ (^_^)/~
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