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津久井 串川から登る堂所山 ミツバツツジの色 冴える

2022.04.18(月) 曇り~小雨

10日前、木曜隊で行った堂所山は、中野地区ガイドをたより歩いた。そのとき、山域は串川地区にもわたり、良い山々が続いていることを知る。おりよく串川のガイド地図をゲットしたので、今回は串川中心に、そして前回つぼみだったミツバツツジを楽しめたらと出かけた。お天気はいまいちだけど。

串川グランドPを出発。

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道標に従い天王山に、(地名の由来が書かれていて楽しい)

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供養観音、

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可憐な桜

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そして前回訪れた山の神をすぎ、宮標分岐まで来た。ヤマザクラがはらはらと散りはじめ、土の上に草の葉に、ピンク花びらが落ちている。

チゴユリが満開。
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キイチゴ、クサイチゴの白が目立つ。

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ホウチャクソウやジュウニヒトエ(写真)、鮮やかなヤマブキも、

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そしてヤマツツジのつぼみは、大きく膨らむ。

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宮標分岐から、平代山によってみる。思ったより長い道のりだが、雑木林の好もしい道。山頂はちょう地味。

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宮標分岐から堂所山に向かう。いよいよミツバツツジの出番だ。

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おお。おお。ピッタリ。満開の赤紫の波。そして周りは若い緑。

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アップダウンの道が歩きやすいのは、オーバーユースされていないことと、地道なお手入れのおかげ。堂所山のツツジピッタリ満開。
ツクバネウツギが早くも咲いていた。

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下山は前回と逆ルートで、竹林分岐に向かう。ミツバツツジの丘も満開

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こちらは斜面に植え込まれているので、より豪華に見える、

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斜面の向きによりまだ蕾の一帯もあり、長い期間楽しむことができそう。

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竹林分岐の先の休憩広場の道標「信玄道→」を行く。もう下山したつもりになっていたのに、ひと登りして、尾根を越えると

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宮標分岐に出た。ここでは「信玄道→」でなく、天王山への道を選択。供養観音の先の「信玄道→」道標から、10分ほどで信玄道(車道)に下った。予報どおり先ほどから雨が降り、傘を差して車に戻る。

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串川のガイド地図は、実によくできている。里山の歴史や人々の生活なども感じることができ、山を歩いていても楽しい。

では また~  (^_^)/~   

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津久井 中野から行く堂所山 花*花*めぶき*花*めぶき

2022.04.07(木) 花曇り

4月は春爛漫の花曇り。花桃も、畑の菜ノ花も、淡い芽吹きの里山も、みんなで春を謳うころ。

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六地蔵の角を左に入ると観音寺、立派な仁王門としだれ桜が有名だ。

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大沢広場から、川に沿う道には、ニリンソウやヤマルリソウが。

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水ノ神(祠)辺りの沢の美しさったら!ミヤマカタバミの清楚な白が印象的

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歩き良い道、美しい自然林。ベンチの広場で一服して、竹林分岐から登る。

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四方竹林を前にした、前方の丘の上は桜が満開で、

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ミツバツツジが咲き揃えば、一面のピンクになるのだろう。

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稜線に出たところが奈良井分岐だった。日当たりよい道筋には、小花たちが咲き乱れ、ユリ系の芽がたくさん出ていた。

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次の分岐で堂所山に向かう。展望が良いとのことだがきょうは花曇り、残念。
一面のミツバツツジも開花まであと少しだ。

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山頂をのっこし南に向かう(*地図には記述なし)。今までと違う意匠の道標「天王山10分」があり、前方の高みを目指す。桧林にはカンアオイやキランソウ、そしてシュンランなど見かけた。

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10分ほどで着いた高みは「山の神」。

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堂所山に戻り、雲居寺に向かう。(堂所とは雲居寺前身の寺のお堂があったところ)送電塔巡視路でもある。やがてジグザグ下り、桧林に入り、沢を渡る。

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その先は、まっすぐな歩きよい道で、まもなく雲居寺に到着した。

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雲居寺はしだれ桜の名所、まさに満開で、広げたお弁当に花びらが舞い落ちる。

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周りの山々もいっせいに芽を吹き、力強いエネルギーを発散させている。

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雲居寺を出てからは、高級住宅街を抜けて功雲寺に向かう。この道もすがすがしい桜並木だ。遠くの山々にも桜の帯が連なっていた、

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城山パークセンターに14時前に到着、ベンチで一休みしてから、脇道をのんびり歩き、津久井湖に出た。山裾や湖畔の桜は、超満開。おりしもひらひら舞い落ち、歩道際には花びらが降り積もっていた。

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では また~  (^_^)/~   

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めぶきと桜 煤ヶ谷の尾根

2022.04.12(火) 晴れ

前回と同じく御門橋から寺鐘の集落に入り、まず小さな祠にお詣り。緑の草むらにはイチリンソウが群れ咲いている。

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茶畑の奥の鹿柵から入山。ヒノキ林の下を見ては、「カントウカンアオイね」と一週間前の講義の成果を披露しあったりして。

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尾根に乗れば、芽吹きの美しい広葉樹や

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この地らしいシロダモなとの照葉樹の林が広がる。

いい風が頬を撫でる。春の青空と広がるめぶき、たわわなヤマザクラのピンク。

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前を行く山友が振り返った、満面の笑みを浮かべてる。
この尾根、標高のわりに大木が多い。モミやシロダモ、

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満開の桜の木々に囲まれた花見場で腰を下ろす。見上げても見下ろしても、隣を見ても、サクラ・サクラ・桜。黒い幹のシルエットのラインも、美しい。

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尾根合流の秋葉山では、前回見逃した祠と対面できた。

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「次の凸が煤ヶ谷高取山なんだけどね、山名表示がないのよねぇ」
じきアブラチャンの林になり、里山感満載になる。この一画を高取山(462m)と認定し、先に進んだ。

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ゆるく下ると見晴らしがきいて、華厳山~荻野の尾根が柔らかな風合いで横たわっていた。

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やがて登りにかかると尾根形が現れ、勾配がきつくなる。
えっさほいさと登っていく。

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すると頑丈なロープが垂れ、岩のテラスまで導いてくれた。

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岩の上に乗ってからも急勾配は続くが、がっしりな尾根ゆえ安心感がある。
両側のサクラは相変わらず満開だ。

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そうして異形の大櫻が現れると、そこはもう、華厳山~荻野の尾根道なのだ。

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めぶきの若緑をくぐって、あっという間に華厳山に到着。

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そして下山。植林に入らずまっすぐ下りれば、尾根形が現れるのだ。

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下降は登った時より気を使うので、木々を愛でる余裕なし。これほどザレ地の急降下だったっけ。これほど荒れた尾根だったか?

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それでも50分で、かのフジキの巨木とご対面、ほっとした。

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ところがである。ここでうっかり、(登りの時、畑からトラバースして、急登をへてフジキと対面だったのに、)フジキからトラバースが始まると思い込んでいたのだ。道を探したが見つからず、適当にトラバースしていたら、見たことない尾根と沢*、あらら私はどこ?、もうほぼ麓なので不安はなかったが、こんなに下りてからも、現在地が分からなくなるものなのか。

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結果1時間ほどの寄り道で、予定の一つ手前の尾根で下山。駐車場に直ぐのところだった。
(沢*は経石沢という。華厳山の名前の起こりの経石が、西麓にあるというが、この沢の上流なのか?

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では また~  (^_^)/~   

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春は裏高尾の裏へ ❀ 小下沢林道

2022.04.05(火) 花曇り

すっかり春らしくなると、山の野草が気にかかる。
そこで植物観察しながら、逆沢林道と小下沢林道を歩いた。

林道入り口から歩き出す。明るい道ばたには各種のスミレ(写真はエイザン)

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キケマン

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 ザリクボ分岐でひと息つき、

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景信山への登山道に入る。川沿いのネコノメソウは賑やか ヨゴレネコノメ

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ヤマネコノメ、

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そして終盤なハナネコノメ。

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ザリクボの水量は多く、水路のようになっている。
大ケヤキの左に道が分かれてた、水平道と勘違いして入ってしまう

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エンレイソウ

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こんなに明るい道だったっけ? 前方に尾根が横たわる、尾根を登る。 

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本物の水平道にぶつかった。

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登るのはやめた。水平道を行こう!
ヒナスミレか?

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カントウカンアオイ

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タマガワカンアオイ?

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で、林道終点(逆沢林道)の広場に出た。ここから逆沢林道を歩く

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この谷は、一面ホオノキの落ち葉に覆われている

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谷の真ん中、あの一本のホオノキの・・・分かりづらくてすみません

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逆沢林道では あまり目新しいものを見つけられず、小下沢林道と合流

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まだ咲いたばかりのハナネコさん。

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小下沢林道を歩く 雨の後で あちこちに滝出現

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ユリワサビ

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ヤマルリソウ

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タカオスミレ

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最後に 小さくカテンソウ

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で、終わり

 

では また~  (^_^)/~   

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尾崎山と都留アルプス

2022.04.10(日) 晴れ

きょうも暑くなる予報。桜に埋もれた東桂駅から、古渡へと鹿留川沿いを歩く。

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「おなん淵」という景勝地をすぎ

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民家の間を通り抜けると古城山清浄院跡で、都留アルプス山道のはじまりだ。

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杉林の先優雅な赤い鳥居は、住吉神社。

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古城山を下りると広い凹平地となり、雑木が植林されている。

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登り坂になり、ハッキリした尾根になり 満開のマメマメサクラに迎えらる。

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クロモジは今や盛り。まさに春、爛漫の春。

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「尾崎山分岐」の力作な道標現る。ここから尾崎山エリアに入る。

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ヒナスミレのお出迎え。

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じょじょに勾配が過激になり、道形が消え、気づけばひたすら這い登り。

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やっと肩に乗れて、ひと息つけた。中木の灌木が多いが、ヤブって感じではない。まだ芽吹いていない中、ミツバツツジの鮮やかな赤紫も散見される。

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太い木も多くなり、足元にはトリカブトの葉が点々と、あれ、これは?

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見上げれば、たわわに花を咲かせたコブシの木。一本だけじゃない。

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そこは「尾崎山」山頂だった。

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30分ほどで尾根の片側が植林になり、900mで左に曲がったとたん、
ハタと音が消えた。別世界に踏み込んだような。

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931mピークの手前の平地で腰を下し、ランチ。周りの木々のねじれた不思議な光景。ヤマフジやアケビが、大木を容赦なくねじ曲げているのだ。

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ランチを済ませ、少し南に登った931mピークで、文台山方向への道を分ける。北東の急降下道は岩っぽく、テンションが上がる。

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点在するミツバツツジ、ヤマツツジも早くも咲き始めていた。

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 880mの分岐からの北東の急降下尾根、岩岩は気を遣うけれど、楽しい。

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やがてじょじょになだらかになり、都留アルプスの登山道にでた。
もう下りちゃうのかと、内心がっかり。でも花も増えたのだから、ま、いいか。

 ヒナスミレ、マメザクラ、ヒトリシズカの咲く道。

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水平な道と緑の涼しさで、気楽に歩ける。

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ふいに送電塔台地に出る。スゴい展望。すごい暑さ。水をがぶ飲みして、ヨロヨロと歩き続ける。

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すぐ先に詳細地図の「展望台」で、ベンチがあり腰を下ろした。

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「もう帰ろう」vs「まだ歩きたい」。声なき異見。
結局しかし、元坂から下りることになる。上を導水管が渡る峠だ。

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峠のお地蔵さん

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帰りたくない私は、なんやかんやグズグズ と、導水管の下の道の先まで行ってみたり、対岸の尾根に上がってみたり、無駄な?抵抗。

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都留文科大学駅近くまでくると、富士急がいましも発車するところだった。「次のにしよう」とのんびりを続ける。駅で時刻表を見ると、30分後。しかも特急。しかたなし特急券を購入(立ち席しかないなら、少し安くして欲しいワ)。
桜吹雪の舞うホームで、ノンビリできたのは、良かったけど。

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しかし大月でも乗り継ぎ悪く25分待ちとは。富士急もJR在来線も、コロナ禍以後のダイヤ変更で、運行本数がエラく減ってしまったという、事前に調べておくべしと肝に銘じた。

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尾崎山~文台山の界隈って、なんとなくミステリアス。以前はひたすら地図に首ぴきで、山を見ていなかったのだと、きょう気がついた。なのでまた続きをやれたら・・・と? できたらだけど・・

P4100241r尾崎山で

では また~  (^_^)/~   

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桃、李、桜、めぶき始まり ほんの野の草。甲府へお花見

2022.03.31 花曇り

車窓からの眺め。まず勝沼駅の桜の競演にうっとり・・あら、もう発車?

ブドウ畑が流れ去り、濃いピンクの塊が目の前に現れる。
桃のピンクとスモモ&サクランボの白い帯。果樹の根元に広がる草の緑には、
ホトケノザの紫色がこんもり浮かんでいる。

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所々、桜の大木が優雅に枝を広げ, その向こうに兜山やら棚山やら 懐かしの
山々が過ぎ去り、甲斐善光寺の五重塔を見れば、甲府駅到着だ。


楽をしようと 昭和池から。

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穴口峠から右への山道は、カラ松+雑木林、ダンコウバイの黄色が華やぐ。

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あえぎ着いたは興因寺山、北アルプス一望の山頂だが きょうは花曇りだ。

歩きやすいアップダウンの山道に、ところどころミツバツツジのピンクの塊が。

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小ピークに『こうふ開府五百年・・淡雪山』の標柱がたつ・

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淡雪山頂については 当ブログにコメントをいただいている。投稿くださった方のブログに、「元祖淡雪山」のことが出ている。興味ありあり。いってみたい。

白い砂の混じり始めた山道をさらに進む、足元の白砂はますます白くなり、岩が
現れ、松の木が増える。そして、ジャーン!誰もが歓声を上げる白砂青松。

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空気が澄んでいれば、ドッカンと南アルプスが横たわって見えるはず。
でもきょうは花曇り。これでいいのさ。

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金子峠(きんすとうげ)からの尾根に乗り、雑木林を歩く。落ち葉敷き詰め、
裸木ばかりの薄茶色の林に、ウグイスカグラ、ミツバツツジ、クロモジの
花が点々と咲き、いかにも早春。

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お地蔵さんが置かれている中峠で車道を横切り、目の前の尾根に乗る。

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尾根はびっしりヤマイワカガミの葉に覆われている。

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石祠あり、西洋水仙花畑あり?、そこに道は綿々と続いている。
足元にはキウリグサ、シュンラン、イカリソウ・・・春だわ~

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おっ、左眼下に、立派な車道が。そして分岐。で下か?直進か? ヤブっぽい
下でなく、水平な直進を選んだ。だがウラギリモノ!登るではないか! 

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やがてフェンスぞいになり、奥にオシャレなバンガロー風な建物が数棟
みえた。
「創作の森 おびな」とは?

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予定外の場所だけど、点在する大桜は絢爛豪華❀超満開。疲れていたので
渡りにフネ、ここでお花見がてら休憩することにした。

伸びやかな桜の木々を眺めながら、コーヒーを入れたり、お菓子を食べたり、
よき時間を過ごす。

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時間の余裕をもって施設を出て、車道を千代田湖に向かい、14:30湖着

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30分もあるので、白山展望台に行ってみることにした。

木の階段を登り、15分で東屋の展望台に到着すると、再び白砂青松に出会った。
こんどは緑色の千代田湖を眼下のロケーション。

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最後まで絶景を堪能でき、千代田湖畔へ戻ったとき、ちょうど
コールしたタクシーがやって来た。

帰りの車窓からも、絢爛な花の宴に酔う。桜+桃+スモモ+サクランボ
そして芽吹きの山々は、うすみどり。きょうは素晴らしいお花見だった。
予期せぬ出来事ハプニングは、かえって最良の結果になったよう。

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では また~  (^_^)/~   

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