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檜原都民の森✬砥山、鞘口峠、三頭山

2022.03.17 (木)  くもり/うす日

檜原都民の森の砥山辺りを、お気軽にぶらぶら歩こうなんて安易な計画は、歩き始めて即ボツに。森の中を走る道は、ロープで入れず、通行可能は外周路だけなんて。

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作戦を練りなおしだ
最初のテラスから山に入り、左下に森林館を見下ろす辺りの急階段を登る。

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分岐が多いが、道の良さに進路をゆだね 歩いていく。
いかにも里山の雑木林に、春の兆しはまだみえない。

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ジグザグ登るにつれ、モミの巨木が現れると『立岩』だ。

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木々の合間から丹沢蛭ヶ岳・大室山、予想と違う方角に面食らう。

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勾配を意識することもないまま、1302mの砥山についた、そのまま外周を下る。

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芽吹きが始まれば、柔らかい彩りに楽しさも増すだろうけど、
花のない今は・・巨木が目立つ

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鞘口峠に近づくとシナノキの大木が増えてきた。三頭山の底力。

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「やっぱし三頭山に登るしかないね」と、ブナの路の急階段をエッサカホイ
ここの階段はうまく作られていて、登りも下りも足に優しい、

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さすが三頭山は、大ブナ、大ミズナラが惜しげもなく出現する。

ナツツバキも太い木が多く、葉の落ちた今、幹の模様が引き立っている。

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いよいよ大ブナが増えてきた。東峰中央峰は巻いて、山名標柱のある西峰に向かう。巨木と気持ちよい稜線、晴れていれば。。。。

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西峰からはムシカリ峠へ。ここも実に丁寧な階段が続く。

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峠からは三頭沢沿いの道。石が多いが、大きな石の平らな面を上に並べて、なるべく歩きやすいよう工夫されている。

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右を流れる三頭沢が白いのは、結氷でなく、溶けない雪が凍ったらしい。

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沿いは大シオジ、大カツラ、大サワグルミなど、見事な渓畔林の広がり。

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茶色の落ち葉の林床に、苔の緑にくるまれた丸石が、独特の雰囲気を醸し出す。

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三頭大滝を過ぎセラピーの道を下っていると、真新しい東屋ができていた。

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敷き詰められたチップは当然のこと、東屋の柱も天井もテーブルもベンチも白木色の清浄さ。ベンチに腰をおろし、テーブルを撫でて「うちにもこういうの欲しいわ~」なんちゃってね。

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そうして無事駐車場に戻る。朝は気づかなかったけれど、マンサクが満開だった。

では また~  (^_^)/~   

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春風と歩く さいまる山~おおたび山

2022.03.12 (土)  晴れ

禾生駅からタクシーで石船神社に来た。
ムサザビも棲むだろう杉の大木や、屋根付き土俵もある立派な神社だ。

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説明板の大塔宮護良親王の御首級の復顔術云々は??だったが、帰宅後、多少調べ少々納得。鎌倉で討ち取られた親王の御首級は、復顔術を施され(ミイラ?)石船神社に祀られているとのこと。

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雛鶴姫は皇子を出産後、無生野あたりで果てたこと。家臣の一部は、当地で農民となり神社を守っていること。ただし諸説あります、たっぷりロマンも。

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さてサイマル山。20年前は、小学校プール脇から上がってしまったが、登山地図の記述どおり行ってみようと車道を歩き出す。
リニア高架の近くに目印の26号電柱を見つけ橋を渡り、幅広の道を行く。

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薄い踏み跡を追い山に入る。じき巡視路と分かれ、直接サイマル山に向かう。
枝や蔓が縦横に張り出し、木の根や倒木で雑然とし、実生の広葉樹や檜が勝手に生えている、やがて岩っぽくなり、面白くなってきた。

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サイマル山の山頂は 落ち葉に敷き詰められた小広いピーク。あまりの気持ちよさに、このまま沈んでしまいたいような誘惑にかられる

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次の高取山へは、ツツジの尾根道。5月ころは緑と赤い花に埋もれているだろう、今は、青空を透かし早春の光に満ちている。そよ吹く風が頬をなでていく

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ダンコウバイやマンサクの咲く尾根。

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送電塔と絡み合いながらの稜線歩きは、けっこう暑い。ふ~。
曇りの空、都留の低山の上に富士山が真白い顔を覗かせている。

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高取山の手前の送電塔で一休みし、この先、巡視路と分かれ、
がらがらな岩尾根を上がる、高取山の山名標は残っていた。

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次のピークは送電塔のハゲ山。
所々尾根の片側が植林になり、木蔭が涼しくてほっとした。

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804m焼室山辺りは、和やかな雑木の尾根で、ウキウキしながら歩く。

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ランチは高岩手前にて。結果的にこの時この場所で、ベストだった。
春の陽気に浸っていたその時も、杉花粉がもわもわ浮かんでいるのだ。

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ということで、じわじわ降りたい気分になっている、相談の結果、まだ歩いたことのない大タビ山東尾根で下山することに。

 高岩(890m)はあっけなく通過、イヤゲ峠を介して、岩岩道を登る、

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大タビ山(901m)も、右植林、西を見下ろすとゴルフ場の個性のない山頂だ。

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東尾根は少し戻った所から派生する、一本調子のなだらかな尾根で

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途中の三角点は新しい四等点、

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下るにつれて勾配がきつくなるが、なるべく左側の尾根を拾うようにする
いい感じ ♪ ♪ ♪ いい感じ ♪ ♪ ♪

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車道が見えてから苦戦。雪溶けの泥濘に靴は泥まみれになるし、尻もちついてしまうし。それでも、14時には国道に無事着地する。

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バス時刻までは小一時間あったので、雛鶴神社にお詣りし、
趣深い無生野の集落をゆっくり眺めながら、バス停まで歩く。

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野原行きのバスは陽射したっぷり、心地よくゆれて、気づけば居眠り。

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無生野バス停裏の お地蔵さんたち

サイマル山は魅力いっぱい、帰宅してまた地図を眺め、ああもこうも歩けるなぁといろいろ考えを巡らせる。山を下りても楽しませてくれる、ホントにいい山だ

【コース】禾生07:13→(タクシー2720円)石船神社07:25(10)-26号電柱08:05-巡視路から尾根に08:30-サイマル山09:10(20)-△766.3m09:50-高取山10:40-804m(焼室山)11:10-ランチ(60)-高岩12:50-大タビ山13:00-国道14:00-雛鶴神社14:05(15)-無生野BS 14:35/14:55→(バス900円)上野原 15:50

では また~  (^_^)/~   

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愛宕神社 三室山 吉野梅郷 梅はこれから❀見頃の福寿草

2022.03.03 (木)

「三室山だけならラクショウよん」とお気楽に歩き出す。
辿っていきたい小道あれども・・きょうはおあずけ・・

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のっけの愛宕神社の急階段を目の前にして
「ひゃっ、憶えてませんけど」いやいや、今までちゃんと登ってましたよ。

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神社からは歩き良い山道になり、15分ほどで「山内四国八十八ヶ所霊場」の
五十五番に出会う。霊場を追っかけながらてくてく辿る。
整備された檜林の前方に石造物が見えると「あそこまで」と力が湧くのだ。

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最後の八十八番は大きく、四面に観音様?が彫られている。
その先に伐採地を見晴らす展望所、「幸せの鐘」とベンチがあった。

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ちょっと急になった道を登っていくと、愛宕神社の奥の院だ。
「こんな山中に!」と驚くほど立派なお堂。入り口の手水鉢には厚い氷が張っていた。
役行者と愛宕天狗の石像↓ からす天狗はな~んかお上品です。

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三室山には3人の方がコーヒーを立てていた。漂う香りをいただいて

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私たちは展望良き琴平神社まで行き水飲み休憩。岩場に建つスリルな神社だ。

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下山の道で巨木な桜に出会う。ヤマザクラ?オオヤマザクラ?イヌザクラ?
どんなお花が咲くのでしょうか?

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30分ほどでお里に出る。 畑に点々と福寿草が咲いていた。

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すぐ先が梅の公園だが、「えっ?」 まだ準備中。かつての桃源郷のイメージは、ない。トイレ東屋スロープベンチ、いつか松田の桜山のように賑わうかも。

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公園を出たところ「天澤院」の入り口に「セツブンソウ」の文字を見て、石段を登る。ご住職「セツブンソウはそこに、今年は少ししか出なかったのです、でも梅の公園にはたくさん咲いていますよ」と案内してくださった。

東門から入ったところ、メイン通路の下にふわふわした白い塊が。

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梅郷の里で。お地蔵さんの唱えかた「おんかーかーかびさんまーえいそわか」

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即清寺に寄ってみた。八十八ヶ所の第一札所だけでも見ておきたいと思って。
八十八ヶ所の第三霊場あたりまで確認して本堂前に戻ると、
「お堂の中に入れますよ」とお声をかけていただく。
ウワ~、立派、広いし、きれいし、天井絵は新しいし(寺のパンフ写真)。

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ということで、3時半すぎPに戻った。山内八十八ヶ所は2時間ほどで回れるとか、吉川英治記念館や、旨いもの屋巡りなど込み込みで ぶらっと行ってみたい。お寺のハクモクレンの満開も見てみたいしね。

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では また~  (^_^)/~   

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赤馬から南高尾・雪まだ残る大洞山~風と光の里山に

2022.02.21(月)晴れ 

赤馬(あこうま)BSで下車、初めての場所に ふらふら見物モードで歩いたので、

Img_8997r料亭でした

第一目標の「月読(つくよみ)神社」まで45分もかかってしまった、さらに道なりに10分で、第二目標の「アトリエ ヨシノ」に到着。

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里の景色 
石老山の寝姿観音は伸びすぎ

左折し山道になり石垣脇のしっかり続く道を行く。
小沢を越えると「庚申塔」があり文化??の文字、

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西からの山道と合流し、ゆず果樹畑?を回り込み、

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ゆるゆる登っていく。右は杉林、左は雑木林。落葉の梢が青空に広がり、なんとも美しい。梢越しの真っ白な富士山を眺める。

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徐々に雪が現れ、11:20大垂水峠からの登山道に合流、日陰の雪道であまりに寒々しい。

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大洞山でランチと思ったが、寒いので次の金比羅山を期待して、スルー。

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金比羅山は風のない格好の日当たり場、ほっとして食事を始めたところ、しだいに西風が強まり、気温がガンカン下がってきて、ついに指先がかじかんできた。そそくさとランチを切り上げ、タン・タタ・タンと下っていく。

Img_9050rみずき

見晴台手前で右に下り「ボラ森」(ボランティアの森)のベンチに下りる。
期待通り暖かい日当たり場で、ゆっくり。

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ここから整備されていない「関東ふれあいの道?」を行くことにする。
広いよい道だけど猪くんの狼藉すさまじ。

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いっときも気が抜けない。

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ケヤキの大木、美しい幹の模様

やがて赤い鳥居の前に来た。そういえば鳥居は何度も通っているのに、お社にお詣りしたことがない。鳥居を潜りずんずん登ってみた。思ったより遠いが、岩がちな斜面に赤い小さな祠が、そっと祀られていた。お詣りしてよかった。

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西山峠にあがり登山道を下っていく。高尾山域の中でも南高尾は、比較的歩かれていなく地面が軟らかい。
これからは野の花&木の花咲きそろい、楽しい道だ。

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赤馬Bs 09:15-とりつき10:05-庚申塔 10:30-南高尾山稜 11:20-金比羅山11:50(30)-ボラ森ベンチ 12:55(30)-西山峠14:40-城山湖15:30

では またね~  (^_^)/~   

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