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華厳山南西尾根と西尾根のはずが‥‥

2021.12.21(火)

南西尾根は悪くなかった。若干植林が多かったし、

尾根 登りだし
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古い鹿柵が現れたりで興ざめだったけど、お天気に恵まれ気分は上々。

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思っていたより傾斜はなく、拍子抜けですらあった。

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12月下旬というのに、真っ赤なカエデが見られたのは、驚いたしうれしかった。

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巨木は西尾根の比べれば少なかったが、大シロダモや

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大モミもいて、雰囲気は悪くない。

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目に入るのは鮮やかな新しいピンクテープ。前回、上から覗いたとき、テープ類はなかったはず、最近つけられてのかな?

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西尾根との合流間近、このあたりの雰囲気が好きだ。

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華厳山でランチをおえて下山、山頂のねじれブナ。

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上ってきた尾根を左に分けると、目立つピンクテープが点々とついている。
ああ、こっちの尾根にもピンクがついたんだ、と思ったは早とちり。そのままピンクを追ってしまい植林帯に突入。

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こんな植林はすぐ抜けられるさと思いきや、どんどん暗い中枢に入っていく。その上、なんと山道が作られている?、変?、?と思いつつ、ずんずん道を追う。すぐさまコンパスあるいは地図を見ればよかったが、後の祭り。

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眼下に林道が見える??何が何でも早すぎだ。けど、そのまま法論堂林道に降りてしまった。

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タイヤのホイールが置いてあり、ヘヤピンの少し上だ。

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がっくりして林道をとぼとぼ。 左上にはなんともすてきな尾根がねそべり、私たちを見下ろしている。

しいて収穫といえば、清川村側へのエスケープルートを見つけたこと? 
そうだとしても、林道からショートカットし法論堂に抜けようという知恵も湧かなかったなんて、全くどうかしていた。

道の駅でお茶飲んで、久保田酒造で酒粕を買って帰宅したが、はるばる都心から出てきて、おつきあくださった山友には、本当に申し訳なかった。もっと歩きたかったでしょう。
そして私は悔しくて、残念で、情けなくて、その晩は眠れなかった。

この子はシロダモ 登り尾根
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では また~  (^_^)/~   

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千手尾根 浄福寺~千手山~(小津峠)~下恩方

2021.12.13(月)

千手山(浄福寺城)は「尾根全体が居住の為の城というより、要塞化された砦」である、・・・  道理で・・・

低山のわりに変化が多く面白いらしい千手尾根。標高は300m程度だし、浄福寺からの南尾根はわりに歩かれているよう。道標なくても、尾根道だものどうにかなるでしょと甘く見て、ウラ山グループを誘い、のんびり出発、スタートの浄福寺着は10時半だった。

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浄福寺は立派なお寺で、しだれ桜の名所とかφ(.. )。境内にはお城マニアらしき男性2人が逍遙、私たちも「市史跡 浄福寺城跡」などの掲示を読んだり、紅葉のモミジを眺めたりしてから、歩きはじめた。

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白山大権現お堂からのジグザグ道には、西国霊場○番御詠歌の石仏が点々と置かれ、ラスト①は観音堂だった。

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この先がいよいよ山の道。千手山までの尾根道はたった20分だけど、

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意外や険しく、落ち葉の深く滑ること。時々堀らしい溝もあったりで、山城らしさを感じる。

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あっという間の山頂には、一段高い土塁があり、西側・北側は切れ下ちている。
土塁の上に、三角点・石祠がある

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千手尾根を西に向かうには、いったん南におりて土塁を回り込み、怪しげな細尾根を辿り尾根に乗る。
照葉樹林を注意深く行くと、前方が突然開け、広大な伐採地にでた。

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強い陽ざしに目が眩む。凸凹の下りは急でザレて滑り落ちそう。手がかりを確保しながら、慎重に下りねばならず緊張した。

伐採地を過ぎると杉檜や照葉樹林のハッキリした道。ピンクテープが上がってきて尾根に沿う。このテープはどこから来たのか?。

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15分ほどで小津峠に着いた。朽ちかけた小さな表示が2mほどの高さに架かっているが目立たない。
小さい峠名表示 おわかりですか?

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左右から、ハッキリした峠道が上がってきている。今も使えるのか?
小津方面の峠道

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来た道を戻り、先ほどの伐採地の目星をつけたピークでランチにする。
いっときパラパラと盛大に木の葉が舞い落ちる。賑やかで晴れ晴れしく森の妖精たちが大騒ぎしているよう。

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眼下には陣馬街道沿いに可愛い景色が広がっている。かの浅川?は、童話の小川のように光りながらくねっている。

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ゆっくり休んで後は戻るだけ。千手山手前で魔が差し、土塁の山頂に直接上がってしまった。手がかり掴んでグイグイの力仕事を、10分もしないで山頂に出た・・と面白がったのは私だけ?  後続メンバーには、少々苦労させてしまったようだ。

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千手山からは北東に延びる尾根。最初の堀切は顕著で、下るには注意が必要、
次の二つはたいしたことはないが、戦国時代はもっと深く切れ下ち、越えるのに苦労したろう。

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え、また堀切?と下っていく。何かの調査らしき緑の網が点在、そして行き詰まる?

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コンパスを見たら北を指していた。ハッとして右側を見れば、良き尾根が下っている。間違いはさっきの堀切の所だと慌てて戻った、

やがて左に採石場を見下ろす。鉄線が境に張ってあり勾配もあり、かなりな細尾根だ。「聞いてなかったよ」とぼやきたくなる。

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穏やかなアップダウンに戻り、休憩できる場所はないか、あのピークがいいんじゃない?と登りかけるが、右に巻き道があったのでつい・・。主尾根と合流点で腰を下ろすと、まあちゃんがコーヒーを入れてくれた。

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午後の太陽の位置が気になりコンパス、あら、さっき巻いちゃったピークから別の尾根に下りるんだった。
5分ほどでピークに上がり現在地確認。OK、北東におります。

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きょうはあと一回尾根分岐をクリアすれば良い。歩きよい里尾根をスイスイ下り、次のピークは右に行くべし。
と分かっていたが、探す前に左の尾根が歩き良さげに下りていくし、お里はすぐ下に見え隠れ。
誘惑に負け左の尾根をぐんぐん下ると、荒れ地に出た。

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適当に下るとオレンジ色の建物が見え、金網でガードされていた。扉があったが鍵が架かっていた。金網沿いのスキマをすり抜け(下写真)、畑のシシ柵も越えて車道に下り、やっとほっとする。

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オレンジの建物は恩方老人ホーム。下りるべきだった尾根が老人ホームの向こうにのどかに延びている。
まっ、いいか、無事下りられたし。

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ということで 3時間強のハイキングだったけれど、もっと歩いた気がする。

小さいけれどバリエーション、その意識がなく完全なる準備不足、反省点は多々

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でも楽しい一日だった。快晴にも恵まれたし。
今後、力石峠から千手尾根完全踏破してみようかな? 
でも杉林だけだったら、苦労のわりに面白くないかな?とか 考え中です。

参考 山を要塞化! 東京を代表する山城・浄福寺城

では また~  (^_^)/~   

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石老山へ大明神新コース

2021年12月9日 (木) 晴れ 一時曇 

現在、顕鏡寺ルートは通行止め、箕石橋-大明神展望台は荒れたゆえ付け替えらたとか、その新ルートをピストンすることになった。
プレジャーフォレスト前でバスを降りる。箕ノ石橋(みいしばし)の、キャンプ場入口にはロープ、以前はここに下山したのだ。

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10分先に「大明神展望台登山道入口」の新しい表示と、階段があった。
上がれば伐採地に送電塔巡視路の急階段が待ち受ける。

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名残の紅葉を愛でつつ、えっさほいさと登り切り402mピークで一息入れる。

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前方にも紅葉した雑木林が待っているが、予報に反して陽がささない、残念。

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雑木林の尾根はすぐ終わり、次のピークは杉檜の急登。岩も混じる斜面には、新しいお助けロープが設置され、「よいしょよいしょ」と楽しく登る。

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岩には小石が混じり、スキマは緑の苔が埋もれ綺麗。

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この先も大岩を迂回しながら、お助けロープと共に登っていくと、ようやく「展望台」に到着した。

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大明神山はどのピークだったのか(地図上の402ピークと思うけど)? 
山際には雲が湧き結構寒いので、水補給しただけで先を急。。
次のピークに赤い祠、大明神が祀られる。ここは風をよけられ暖かかった。

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さあ、最後の登り。単調な杉林も、少し寒い方が快調に登れる。篠原の分岐をみると、ほどなく石老山の山頂に到着する。

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すっかり黒い雲に覆われ 冷た井空気に震え上がる。ランチを30分で切り上げ、そそくさと下山。

下山は快調。落ち葉もさほど滑らないし、急降下はロープが助けてくれる。
展望台に戻ったら、さんさんと太陽の降り注ぐ願ったりの状況。眼下に相模湖、山あいを切り通す中央道がくっきり見え、陣馬~北高尾山稜がのどかに横たわっている。

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ふたたび新ルートを下る。陽ざしいっぱいの小春日和の中、あっというまに着いた着いた。

渡し船乗り場への入り口まで来た。「本日休業」の立て札あり、でも文字の横に電話番号が書かれている、ってことは? 遠慮がちに電話「お休みのところ、申し訳ありません」結果、OK! やった。15分ほど細道を湖畔におり、ドラム缶を叩いて船を呼ぶ。

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船頭さんはサービス満点、湖畔の色よい紅葉をバックに写真撮影できるよう船を転回してくれたり、渡し船入口地点がもともと「鼠坂関」のあったところとか、「鼠坂」という地名の由来など教えてくださった。

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相模湖公園BSのバスは出たばかりだったので、公園を散策。思えば車で通り過ぎるばかりで、ゆっくり歩いたことはなかった。

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船着き場付近のレトロな店で、暖かいココアやコーヒーをいただき、のんびりすごしてから、バスに乗る。
プレジャーフォレストのライトアップお目ての若者たちで バスは混んでいた。

 

では また~  (^_^)/~   

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日原カロー谷 変わらぬ尾根の美しさと 暴れ跡の沢筋

2021年11月23日 (火・祝)晴れ

小川谷林道入口から20分ほどでカロー橋に着く。

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沢沿いに延びる巡視路を行けば

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傍らは赤いオトコヨウゾメや、黄色いコアジサイに飾られ賑やか。

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いっときカロー谷を高巻く植林帯に入り川沿い戻ると、足元は石っぽい。
立木に見たことの無いピンクテープが、

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前方…対岸に点々とピンクが・・。あれ?沢を渡れって言ってるようですが…?

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以前のように左岸を探してもらう「この先は壊れて行かれない」 ピンクの言う通り川を渡る。対岸では岩をよじ登ると、上流に橋桁の残骸があった。

本来ここは何処でも休憩したいチド リノキの美しいところ・・・、7mの小滝はあった、
うれしくなって、「あの滝を越えたところで休みましょ」と岩を回り込む。

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と、河原は夥しい倒木で埋まっていた。「ひゃぁ、なんだ?これ!」

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 倒木の片付けは進んではいるようだけど、完了はまだ先のよう。

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じき右から、大荒れのカロー小谷が合わさった。いったん暴れると、とてつもないチカラで河岸を押し流すのだ。

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出合いからすぐ先が小屋跡。小さな平地の一角は変わらず静かな雰囲気のまま。

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カロー谷に架かる橋が新しくなり、下流がダム状態になったせいで池ができ、
水面に対岸の紅葉を映す、新しい景観。

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橋を渡れば水源巡視路参考林となる。

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モミの巨木帯から 広葉雑木林に入る、ほとんどの木は葉を落としてるが、
所々にハッとするような メグスリノキの赤い塊を見る。

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ミズナラは、大きな片腕を地面に落としても、主幹は真っ直ぐ空に向か。

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そんな一角に腰を下ろし、ランチにした。おや?別の道がうっすらと見える。

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下のヒノキ林まで辿ってみたら白い立札。読めない。

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食事を済ませ、のんびり前方のハンギョウ尾根に向かう。ここには巨木が多く、ミズナラ、ブナ、モミなど、目を見張る大木ぞろいだ。

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ハンギョウ主尾根との目印は、ひときわ白い大ブナ★だ。

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ザックを置き、各自フラフラ・・至福の探索タイム。 

私は主尾根を登り、初ハンギョウ尾根の時、心に染みたブナに会いにいった。

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モノレールと合う辺りに立つ、ミズナラもすてき

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そしてさっきの白ブナ★から、ハンギョウ尾根を下る。今日初めての急坂だ。

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大ミズナラは尾根を守るように、がっしり立っていた。

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下るほどに紅葉の色が増し、メグスリ、イロハ、オオカエデ。赤や黄色が、
午後の陽日光を透かし、えもいわれぬ美しさ。

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この尾根にこんなにカエデが多かったのかと、驚くほどだ。

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きょうのもみじ狩りはもう終わる、と思えば、後ろ髪を引かれ

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何度も何度もふり返っては、

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青い空と紅葉の写真を撮った。

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そうしてついに林道におりてしまった。

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ハンギョウ尾根は比較的行きやすいわりに、巨木揃い。

きょうは、今年の秋を楽しめる最後の一日だったのか。
次回はじんじん寒い初冬の山歩きとなるのかなぁ.。

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では また~  (^_^)/~   

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