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久しぶり♪  雪頭ヶ岳~鬼ヶ岳~鍵掛峠

2021年11月18日 木)薄曇り、晴れ

根場漁眠荘からの出発は15年ぶり。湖畔の紅葉がみごとだ。

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頼りない記憶を辿り 幅広の林道を真っ直ぐ進むと大堰堤、
乗り越えなおも林道を行くとふたたび大堰堤(前回工事中)。

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東入川右岸に渡り、立派な階段で堰堤を越え、ヒノキ林に延びる山道をジグザグ、フラッシュバックで蘇る記憶。前もここキツかった。

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じきカラマツ林になり休憩する。梢こしの大きな富士山に歓声を上げる。

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雑木林に変わると、大ブナが姿を現す。貫禄ありすぎの老ブナが多い。

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所々、カエデが燃えていて、そこだけまっ赤な絨毯敷きつめだった。

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岩が増えてきた。大岩登りはロープが張られ、よじ登りも楽しく足を踏ん張る。

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その先は穏やかなブナの森。レンゲショウマはこの辺だったかな・・・?
お花の名残りが 点々と

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南面がひらけた草地に飛び出る。夏はお花畑になっていた場所だ。

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このトゲトゲ、なーんか思い出させるんだわ~

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今日はお花はないけど、富士山が大きい。

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ランチ後、北に向かう。すれ違ったハイカー「ガーッと下ってハシゴ登ります」と教えてくれたが、そのとおり、ガーッと下ってハシゴを登る。

途中の岩峰には「雪頭ヶ岳」の名標が架かってた。

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足元に広がる景色は十二ヶ岳の峰々たち。いつしか空は晴れ上がり、スキッとした秋晴れになっていた。

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次に上り詰めた岩峰が「鬼ヶ岳」、山頂の尖り岩は「鬼の角」というそうだ。
金山にはここを回り込んで東に下りるが、私たちは逆方向の鍵掛峠に向かう。

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水ノ沢山へは歩く人が少ないよう・・(尾根の入り口)

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明るいなかなかよろしき道、、と思ったは最初のうちだけ、

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岩峰が出てくるとけっこうなアップダウンだ。
ロープもある急登降は、緊張する分面白い。

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この岩峰は手前で巻くのだが、ついでなので登ってみよう。

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やがて正面に王岳手前のピークが見え、もうそろそろ・・と思ってると、

あっけなく鍵掛峠についていた、峠の雰囲気少なし。

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峠からは急降下。ラッキーなことに歩きやすい、すてきな道。

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登りの時のようなブナ林が現れる、石仏が祀られている大岩も見る(御座石)。

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ジグザグジグザグ。飽きもせず続くつづら折り、歩く私はとっくに飽きているけど、くねくね、まじめに折り返していく。

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なんと深い落ち葉だろうと感心していたら、源頭地形の中を下りていた。
前方には赤や黄色の紅葉が波うつようになびき、そこに向かって下りる感じがなんともいえない。
若葉青葉の頃も美しい所とか、さもありなん。

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古い堰堤を過ぎると、ひと下りで林道だ。

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夕日に照らされた黄葉が眩く、林道歩きにも拍車がかかる。

いやしの里の古民家群は、移築された家屋や、新築された家屋が並ぶ。全体に古びて芝居のセット感は消え、コロナ禍&平日のせいか閑散としていて、地元の方にはお気の毒だけど 静かないやしの里の雰囲気は悪くなかった。

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西湖周遊バスを待っている間は良いひととき。
目の前に堂々と構える冨士山。夕空に溶けそうでいても 風格がある。

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では また~  (^_^)/~   

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ナラ枯れ 今

2021年11月20日 (土)晴れ

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通学路ゆえ 隣には

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現場

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では また~  (^_^)/~   

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三国山稜 ズナ峠~篭坂峠

2021年11月11日 (木)晴れ 

山中湖畔は「夕焼けの渚 紅葉まつり」の真最中。

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カエデの美しく色づく湖畔沿いを、観光気分でもみじがり。

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しかし湖を渡る北風の、なんと冷たい事よ。湖面に白波が立つほど。

国道413号をBS撫岳荘前で右折し

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三国山稜に向かうと風はぴたっと収まり、こんどは強い陽ざしに暑いくらい。
空はまっ青、一片の雲もない。

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別荘地(空き地も多し)から、ダートの道(右フェンス沿い)を直進すると、「入山者の方へ」の標識が現れた。新しい案内板で、「ハイキング道として整備されたのか?」と思ったが、案内はここまで。

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目の前にはすっかり葉の落ちた雑木林が広がっている。ワクワクする。

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踏み跡は微妙だが、落ち葉敷き詰めの林は、ザクザク歩いて行かれる。
いずれ左の尾根に上がれば良いのだし。

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右には沢(流れなし)が抉(えぐ)れ、大規模な堰堤工事が入っていた。

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上がるにつれてブナが多くなり、それはそれはステキなのだ

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尾根に乗った辺り、

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所々ミズナラも見える。芽吹きの頃を想像しては、うっとりし、

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ゆっくり歩く。

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まだまだブナ林

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それでも 三国山稜に、あっけなく着いてしまった。
ここは「ズナ峠」、以前見かけた道標はどこ?探したが分からない。
もっと左だったかも?

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三国山稜はブナ林の尾根。今までは夏が多く、鬱蒼と湿った印象だった。
今日のようなあっけらかんとした景色は、新鮮だ。

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おしゃれなブナ、

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草地も涼しげ。

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どこまでも ブナ林

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そして真正面に富士山だ。今まで逆コースが多かったし、木々の葉が茂っていて、気がつかなかったのだ。

大洞山を過ぎ、角取神社奥社はパス、どんどん行くと1366ピ-クで、
ここで北へ下る道を探せば良かったのにスルーしたもんだから、

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アザミ平東の、日本庭園風沿いに下りることにした

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しかし、途中で道は判然としなくなったので、あっさり撤退、
アザミ平から篭坂峠に下りることにする。まゆみです。

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おかげで天狗ブナをみんなに紹介することができた。
なんちゃって 私もごく最近、気づいたばかりなんだけど。

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10日前の紅葉はすっかりはだか・・・・。

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そして篭坂峠上の山中湖村墓地に無事ゴールした。


今年の秋は足が速い。冬はあっという間に来ちゃいそう。
そんな短そうな秋だから、じっくり噛みしめる。

【コース】山中湖畔P 09:00-撫岳荘前09:20-とりつき10:00-ズナ峠11:00(+10)-(ランチ40)大洞山13:00-アザミ平東あたり探索13:20(+15)-分岐13:45-天狗ブナ14:05-山中湖村墓地(篭坂峠)14:30

 

では また~  (^_^)/~   

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ヒュッテみさやま泊 ゆったり霧ヶ峰    二日目は 蝶々深山~車山 周回

2021年10月15日 金)晴れ

07:40ヒュッテ出発。朝からぬけるような青空だ。

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湿原をぬけ、物見岩方面へ分岐を折れると、緩やかな登りになる。

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樹林の中は気持ちよく20分ほど行けば、笹原に飛び出す。
ふり返る眼下に八島湿原が広がり、きのうの鷲ヶ峰が目立つ。

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う~ん物見岩って意外に遠い。われら甘く見てた。40分コースを1時間、前方に異形の大岩三体が現わる。これぞ物見岩!

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それにしても素晴らしい展望。雲ひとつない青い空に北アルプスも、中央も南も、八ヶ岳も・・。前方にはレーダーを載せた車山が待ち受け、その間を緑の丘が繋いでいる。広い笹原に延びる一条の道、空を、風を、満喫して歩く。
途中で腰を下ろし、じっくり今を噛みしめた。

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左(東)に併走する尾根は、ゼブラ山~北の耳~南の耳、
こっちと同じ緑のハゲ山で少し標高が高く気持ちよさそうだ。 

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蝶々深山は、石敷きの広場。

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のっこして下る。道は石がザレて歩きづらい。土に混じってキラキラ細かな煌めきは何? 歩きづらくてもキラキラを見ながらは楽しい。

車山湿原のキワを通過する、湿原回りだけは。木道が整備されている。

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スキー場の上の尾根。斜めの棒は、避雷針とか。

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車山へのラストの登りは、今までにはない、本気できつい階段だ。
歩幅がちょうど良いので、せっせと登りすぎて酸欠?、
登りついたロープウエイ駅をまわりこむと。目の前に富士山。

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さあさあ、レーダードームの山頂まであと一息。

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車山の360度のパノラマとともにラ・ラ・ランチだ。
イブキジャコウソウ(葉のみ)の香りが満ちる。高原にいるんだ、と嬉しい。

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車山肩までの下山は、林道のような幅広の石ガレ道。
眼下にビーナスラインがうねり、自転車が音もなく走り抜けていく。

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車山肩はだだ広い駐車場だった。トイレやレストランがあり、各方向へのハブである。私たちは沢渡への道をいく。

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やはり石ごろで歩きにくい。

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沢渡で車道に出た。ダート車道は歩きやすく、ほっとした。

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やがて前方がひらけ、限りなくススキ原
じき 見慣れた八島湿原の大きなハート型と鷲ヶ峰が姿を現す。

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おなじみになった景色を眺めながら、夕日に輝くススキ原を下っていく。

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やがてススキ原の奥に「ヒュッテみさやま」の緑の屋根、
手前の木立は「旧御射山神社」。

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ということで 二日にわたる今回のハイキング三昧は無事終了したのでした。


では また~  (^_^)/~   

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ヒュッテみさやま泊 ゆったり霧ヶ峰    一日日 鷲ヶ峰・八島湿原

2021年10月14日 (木)晴れ

ヒョウタンから駒がこぼれおち、2ヶ月前のつぶやきが現実に。
八島湿原のヒュッテみさやまに泊まり、二日間のゆるゆるハイキングが実現する

まず、目の前にそそりたつ鷲ヶ峰に登る。

「八島七島/霧ヶ峰湿原植物群落」の大きな看板を左折。

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直射日光に噴き出す汗。ふいに石敷き詰めの小広場に出た。
下から見えた鷲ヶ岳一峰(1770m)だ。

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ぐいっと乗り上げる次のピークは第二峰(1780m)。

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 この先も笹原のほぼ水平な道をルンルンいけば(ふり返った景色)

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鷲ヶ峰には12時前に到着。すばらしい展望、 槍に

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穂高に

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立山も剱も。左には乗鞍、御岳、中央アルプス、南アルプス、そして八ツ。

下山は来た道を戻る。広がる眼下には、八島湿原が。

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湿原周回路からは歩きやすい木道になる。

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花はほとんど終わっている。暑い陽ざしを浴びながら、黄色の草モミジに、赤い花殻や白い果穗(綿毛)が点々と…

咲き残るリンドウ

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セイタカアワダチソウ

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逆光を浴び白く輝くススキの穂は、えもいわれぬ美しさだ。

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そうして「ヒュッテみさやま」に到着。

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夕食ハンバーグはとてもおいしく、副菜もすべて手作り 量も充分
洋室は広く暖かく ベッドは寝心地よくゆっくりできた。
夜中、、遠くで鹿が鳴いていた 

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近くの旧(もと)御射山神社 なにやら由緒のあるらしい、
不思議な霊気を(私ですら)感じる場所だった。

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八月の八島湿原

この半年くらいゆる山ばかりで 体も心もリラックスしたのか?衰退したのか? 
というわけで 「青空に雲が光る」の更新を サボっていました

今さら しょうがない。 随時順不同で、アップしましょう
折を見て しらっと時系列に並べ替えればよい・・と思っています

 

2021年8月20日 (金)晴れ

初めて八島湿原を訪ねた。早朝7時、駐車場に車は2、3台。霧がかかり標高1600mを体感する。

駐車場でさっそくコオニユリ

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トンネル(鹿よけネット)を潜って湿原に入る。

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入口に「天然記念物 霧ヶ峰湿原植物群落」の看板を見る。

いつの間に霧は晴れ、突き抜ける青空の下で、木々は眩しい朝日に照らされる。
肌には、ほんのり温かさ、そして涼風。

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アサマフウロが満開、こんなに大きく色鮮やかとか

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ヤナギラン

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マツムシソウ

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シシウド

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オオカサモチ

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クガイソウ

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あの小さな家は ヒュッテみさやま いつか泊まってみたいなあ・・と 思ったのでした

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では また~  (^_^)/~   

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