2021.08.05~06 晴れ
なんとアップ忘れてました。今見るとなつかしい。ずいぶん昔のことのよう。
一日目 晴れ(一時雨) 檜枝岐~滝沢登山口~駒の小屋
登山口の階段を上り、のっけからの急登が始まり。
オオブナの美林に目を奪われつつ高度を上げていく。それにしても蒸してる、暑い、汗だらだら、苦しい。
紅い実はガマズミ?大きなアザミがチラホラ。
10:30頃ようよう水場に到着。ペットボトルを手に水場に降り、手ぬぐいを濡らし顔を洗う。30分もゆっくり涼んだ。
お次は第一湿原のベンチ、張りめくらされた木の根を乗り越え、カーブを折れる、上は明るい、湿原はその先だ!しかし、出てくるのはハリブキ、ハリブキ、
たまにヤマブキショウマ、ササとシラビソ、またシラビソ。うんざり、バテた。
やがて木の間から遠く緑の山が見えはじめハナニガナやアザミの花も。
よいしょよいしょ。ついに出ました。
キンコウカとイワイチョウ、緑に映える白いぼんぼんはワタスゲだ。
遮るもののない湿原でラッキーにも日が陰り、ベンチにへたり込む。
ここからは足取りも軽快に、お花を数えながら歩く♪。
種モリモリのコバイケイソウ。ネバリノギラン、ミヤマリンドウ。
丘の上には駒の小屋の三角屋根が見える。
小屋に入ってすぐさま雨が降り出した。雷混じりの激しさに、部屋に籠もって息を潜める。きょうの中門岳行きは明日早朝に変更し、ゆっくりした。
いつの間にか青空がのぞいていた、外に飛び出し、小屋の前の池を一巡り。
遅くまで雪渓が残っていたのか? チングルマ、マイズルソウ、ツマトリソウ、そしてサクラソウが満開だった、向こうに広がるコバイケイソウ群落、すてき。明日はここから先を歩くのさ。
小屋は自炊のみ。アブがすごいので落ちつかぬ事この上ない。
食後は部屋に戻ってゴロゴロするうち 寝入っていた。・・・・・・
ランプ
二日目 晴 駒の小屋~中門岳方面~(戻)~駒の小屋~大津岐峠~キリンテ
4:40 カラミで小屋を出る。
雪が解けたばかりの台地はサクラソウのピングの絨毯。
チングルマも咲き出した。ワタスゲの眩しい白さ。
そして壮大なコバイケイソウの群生。
明け切った空はあくまで青く、羽毛のような雲がたなびいている。
中門岳までは行かれないと判断し、中程の2092mあたりでユ-タ-ン
右奥に目立つは燧ヶ岳の双耳峰、鋭く美しい姿に憧れ、「来年は燧ヶ岳」。
駒ヶ岳を下りながら、小屋の奥に延びる緑の尾根を眺める。あそこはきょう歩く富士見林道、緑の稜線を歩けるなんて、ウキウキする。
小屋出発は07:45。クリアな空に富士山が浮かんでいる。その富士山に匹敵するほどの、強烈な存在感を放つは燧ヶ岳。
キリンテへの道は、最初は鬱蒼としたシャクナゲの樹林、すぐ尾根上に出た。
うわっ!ハクサンシャジンに、ハクサンフウロに、コゴメグサに、お花畑だ。
前方の岩峰がずんずん近づく。巻くの?越えるの? 答え→越える
松のピークに乗り、手のひら返しの下り。そうしてまた、緑の湿原の尾根が延びる。ワタスゲやミヤマリンドウや、
アザミにモウセンゴケの花も咲いている。
ハクサンシャジンもハナニガナも多い。タデも多い。
それにしても暑いヨ。暑いゆえ、これほど豪華な景色にさえ飽きてくる、
歩けば歩くほど、前方のピークが遠くに去って行く(気がする)。
最後は足元が隠れるほどの藪をこなし、ぽこんと飛び出た平地が大津岐峠だ。
これで、キリンテまでの時間が読めた。ほっ。
ブナ林に延びる道は足に優しい軟らかな土。赤とんぼと一緒に下る。
素晴らしいブナ、太い白い幹との上に、広がるおおらかな枝先には、細かな葉がゆさゆさ揺れている。
道はキリンテ沢に沿ってぐんぐん下り、勾配も優しくなった。小沢を渡る。
やがて山道は国道に沿って延び、「会津駒ヶ岳キリンテ登山口」の大看板の所で、国道に出た。
バス停は左に5分ほど。お向かいのキャンプ場のおばさんは、涼しい休み場所を案内してくださった。おかげでバスが来るまでの貴重な30分、体を冷やしゆっくり休めた。キリンテおばさん、ありがとうございました。
【一日目】登山口07:35/08:15-水場10:35(35)-最初の湿原12:50(30)-駒の小屋13:20(+40小屋周辺)
【二日目】(小屋)04:40(日の出)-中門岳方面ー駒ヶ岳06:20(10)-小屋06:45(60)-大津岐峠10:00-キリンテ13:00
ではまた~♪
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