花の6月三ツ峠の静かな道
2021年6月11日 (土)晴れ
2年前(19.06.11)とほぼ同コ-スでの定点観測。おととしの私は、緑のエネルギーの大きさと豊かさに圧倒されたっけ
河口湖駅からタクシーで三ツ峠登山口(トイレ前)に。路駐の車列があまりに長いのには驚いた。みんな梅雨の晴れ間を逃すまいという考えは同じなのだ。
貫禄のあるジープは小屋の車とか・・
取りついた尾根をぐいぐい登る
2年前は明るい陽ざしと緑の大きさに圧倒されたのに、今日は曇。印象がずいぶん違う、ハルゼミの声もなく寂しい。
ブナと色鮮やかなヤマツツジ
御巣鷹山への登山道に出た。
クサタチバナに出迎えられるが蕾ばかり。
今年の花は早いと思っていたのに、それぞれの事情があるのだろう。
変わった形のブナが現れる。
これもブナ? ここはいったい? どうなってるの?
ベニバナノツクバネウツギだそうな、とても美しい、
ベニサラサ、シロバナフウリンなど、木の花がわんさと咲く道を行く。
さすが、三つ峠だわ-♡
御巣鷹山頂手前から、大岩をへずるとプライベート展望台に出る。
雲が湧き、南アなどは見えないが、
御坂黒岳がどっしりとかっこよい。また行きたいなあ
岩肌のあちこちに、クモイコザクラの葉を見る。たくさん咲いたらしい、
倒木や薮を乗り越えて岩の上に出る。この付近、二年の間に荒れた感じ。
ひとしきり花と展望を楽しんでから、
シロバナフウリンツツジ
私は初めてカシヤ穴を通り抜けてみた、気持ち悪かった、もういかない。
露岩の手前で、それはそれは美しいムラサキツリガネツツジを見る。
北口登山道、水雲山入口まで下って ユ-タ-ン。 今日は行きません
御巣鷹山の草原に出た。囲われているアツモリソウ、
白いカメモランや普通の斑カモメが、たくさん咲いている。
頭上のフウリンツツジやベニサラサは満開だ。御巣鷹山ってすごいなあ。
縁どり うっすら紅をさす
開運山から富士山
帰りは裏道を伝う。前回見たキバナアツモリは、三重の囲いに囚われ、もはや
お近づきも叶わぬ 雲上の花に出世してしまった。
そういえば ルイヨウボタンは激減。シカのえさ??
ダート車道はくねくね曲がり、また曲がり、下山口が遠い。
強い陽ざし、見上げるシダの夏らしさ!
頭上から降り注ぐハルゼミの声を浴びながら、下っていく。大ミズナラのカーブに来た、ほっとひといき。
ようやくショートカットの山道になる 助かったア、ここからは歩きやすくなる。ハルゼミの抜け殻を見つけながらスイスイ下り、
無事 朝の登山口に。タクシーへの連絡はスムーズだった(ドコモありがとう)、来たタクシーは朝と同じ運転手さんで、なくしたと思っていた手袋も戻ってきた。ツイている私です。
きょうは一日限定の晴れ、この日に山に行かれて、ラッキーだった。
コロナ×コロナの閉塞感の中で暮らしていると、どんどん気持ちも滅入り、もう二度と山には行かれないような気すらしてくる。
でも行くことが出来た。本当に良かった。
最後の一枚 ぼけてしまってすみません
山域別レポ一覧は あしあとへ
| 固定リンク
コメント