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❀ 最明寺史跡公園 ❀ 美しき春の丘は静かなり

2021.03.25 (木)くもり

松田駅前の西平畑公園には、河津桜見物に何回もおとづれ、奥の最明寺史跡公園には「花の頃きっと来よう」と思うのだが、来れずにいた

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酒匂川のむこうに 金時、矢倉、・・・

西平畑公園は葉桜の緑のトンネル。ひとけの無い中、一気に階段道を丘まで上る
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演習の音がどかんどかんとと響く中、公園を抜けいったん山に入り、
ネモフィラの丘に出る。満開の花を眺めてひと休み。

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その先、ミカン畑やブルーベリー畑の続く登り坂だ。
シャガやあわゆきげしが咲く道も、東屋から林道に入ると植林帯になる。

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以前目立ったアオキの赤い実は少し黒ずみ、きょうは目の覚めるような黄色のヤマブキが崖を覆っていた。

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道を縁取るように咲く ナツトウダイ。ナツというけど春咲きます

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道路は、右へ左へ大きなカーブを、繰り返す。
「左に桜の並木があったわ、その桜もきっと満開ね、楽しみ」
が、くだんの並木は、花無し葉無し!

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おそらくウコン桜(八重)だ。開花はもう少し先になる。

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公園到着。「わぁ」「ひゃぁ」誰もが歓声を上げ、桜の園に飛び込む。

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色とりどりの、すらりと大木のしだれ桜が、競演乱舞。もう、うっとり。
入口のベンチでお花を眺めながら、ランチをいただいた。

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ランチ後は池に沿い、モクレンの大木を潜って丘に向かう。
モクレンは花弁が大きく、白もピンクも迫力満点

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 池を巡ってそのまま丘を登る。土手にはトリカブトの緑で覆い尽くされていた

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眺望が開けた所に、桜の和歌の歌碑があり 西行法師(願わくは・・)と紀友則(ひさかたの・・)~オシャレなデザイン。

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歌碑の前から山道に入る。ゴルフ場の境を進むと なんと松田山551m山名標が立っていた、
この先は、広道になったり、山道になったり、アップダウンやへずり道があったりと、変化に富んだ、優しいみちのりが続く。

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ルンルンランラン歩くと、不意に目的地の東屋が。見晴らし場にポツン。
道はこの先 満開のアブラチャンの森を抜ければ、寄マス釣り場に着くが、今は通行止め(崩壊)だ。

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来た道を最明寺史跡公園に戻った。
レンギョウ、サクラ、またサクラ、ヒュウガミズキ、たわわなアセビ、ツバキ、モクレン、

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中でも巨木のオオシマザクラの白い花は清楚で素敵。

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この花盛りの公園は、コロナ禍とはいえほとんど人気(ひとけ)がない。

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先週も今週も 満開のお花に埋もれることが出来、ラッキーでした。
山を守ってくださっている方々に、お天気と温かい陽ざしを下さった神様に、感謝します。

【コース】新松田09:30-☆西平畑公園10:00-最明寺史跡公園11:50(30)-東屋13:25-★最明寺史跡公園14:00~14:40-西平畑公園15:40-新松田

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リュウキンカがたくさん咲いてましたが 自生だろうか??

ではまた~♪

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またもや鐘ヶ嶽と不動尻のミツマタ

2021.03.18 (木)晴れ

性懲りもなく 一週間前と同じコースだったので、ここには先週と違うところを ピックアップしました。

はやミツバツツジが咲き始め、駈け行く春を実感。

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鳥居を潜って せんげん道を登っていくと 「上杉公内室の墓」道標があります、今回は寄ってみましょう。

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お地蔵さんの青いネックレスがおしゃれ、そういえば鐘ヶ嶽は七沢城跡でもあります、殿様の奥方さまということなのでしょうか?

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せんげん道に戻りました。 こんな立派な樅や

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見事なタマネギ石が点々とあります、

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石段となりしばらく登ると  右側にお寺の跡。大岩の周りを巡ってみます。

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こんな凹みがありました。仏像がおかれていたのかも。

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そうして、浅間神社に到着しました。

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富士山は見えないけれど浅間神社? いえ 遙拝所は別の場所だそうです。

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すぐ上が鐘ヶ嶽山頂。なんともシロダモだらけの山ですね。

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尾根道、危険は無いけれど、左右とも崖です。

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峠から二の足林道に下りると やっと咲きだしました、ハルユキノシタ

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照りのあるフサザクラの赤い花もみごろ、

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なにやら足元でゲコゲコと・・ あらら、かえる合戦の真っ最中で

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うわっ蹴っ飛ばされたハンサム男、すごすご戻る道のりさびし。

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とかいっているまに、ミツマタ群生地に到着しました。

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きょうは満開きょうで正解

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奥の堰堤に上がってみると 滝が見えます。行ってみましょう。
落ち口の奥にも一枚岩が続いているようす。

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群生地に戻り ミツマタの斜面をジグザグ登り 大山への登山道に合流です。

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大山に繋がる道を眺めていると、山を歩き始めた頃のワクワクな感じがふっと胸をよぎり、なんかせつない・・・。

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不動尻キャンプ場跡に戻ったのは14:30ころ。まだ十分に陽ざしは明るく、ミツマタ見物の人は、三々五々やってきます。

きょうは山に花に両生類に春を満喫、お腹いっぱい胸いっぱいでした。

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ではまた~♪

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陣馬山♫ もう春よ❤

2021.03.11(木)晴れ

暖かい春の陽ざし。落ち着いた和田集落の庭先や屋根の上、そして山裾までも、満開の梅の花が白い雲のよう。あちらのピンクは河津ざくら? 茶畑の緑の畝もお行儀よく斜面を覆う。

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そんな景色を楽しみながら、車道を北西に向かい、和田浄水場の脇から道標に従い山に入る。

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沢道は、一昨年の台風の爪痕が酷く歩きにくい。足元に延びるワイヤは壊れた木橋を留めていたもの、危険喚起の赤布は、登山道を巡回して下さっている方のおかげだ。

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ユリワサビ

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ヨゴレネコノメ

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やがて、道もしっかりしていて、グイグイ登ってゆける。最後は沢の源頭地形となり、お椀の底のような斜面に付けられた道をジグザグ登る。正面の木立の向こうに青空が覗いている。

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醍醐峠は地味。この綺麗な道標を見て下りちゃった人は、荒れた沢道に驚くだろう。峠から南東に和田峠を目指す。足元は低いササに縁取られて気持ちよい。
道は左のピークを巻いているので、登ってみた。山頂に何もなし(以前手製の名標を見たことあったが外された?)。


和田峠からの階段道は工事中で使えないので、山道を歩く。狭い道ぎりぎりに、キャタピラが通る。
ゆっくり走って下さるが、途中の防火水槽?の上に避難、追い越してもらった。

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陣馬高原下からの道を合わせると、明るい雑木林に変わった。とっても気持ちがいいけれどクソ暑い。コナラやヤマザクラはまだ冬衣装だが、「ア、よく見て。芽がだいぶ膨らんでいるわ」

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山頂はは大規模工事中で、トイレや階段道にはネットが張られ立ち入り禁止。屋根付きあずまやも新築中だ。高尾山に続いて陣馬山もリニューアルってことですかね。

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さてお昼、工事のおかげで山頂は使い勝手が悪いので、清水茶屋のお席をお借りした(¥300のナメコ汁を奮発)。雪の富士山がホントにうっすらと、消え入りそうに浮かんでいた。

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下山は一の尾根。最初は急降下の階段道。登りでは苦しくて死にそうな場所だ。サクラの大木は苔めいて老齢感がただよう。右側に対照的な若いヒメシャラの林があった。

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やがて勾配は穏やかになり、回りを楽しんで歩けるようになった。右の佐野川方面から、登山道が何本か上がってくる。

シュンランの花さく。

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ウグイスカグラも

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ダンコウバイの花盛り いたるところに。

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上沢井分岐から、上沢井に向かう。明るい道をちょっと早足で下りていく。

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バスに間に合う?あきらめず歩く、道路が見えた。バスが来た。バス停はどこ? バスが停まる。自由乗降区間とはラッキー。

駈け降りる私たちに、停車してくださった運転手さん。待って下さった乗客の方々、ありがとうございました。

そうそう、帰りの中央線高尾の車窓から 満開のカツラの花が、夢のような赤色でした

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一の尾根 下りはじめ 河津桜に見送られ

【コース】藤野08:10→(バス)和田08:24/08:30-浄水場09:00-醍醐峠10:15-和田峠11:00-陣馬山11:35/12:20-上沢井分岐13:30-*上沢井(自由乗降)14:10→(バス)藤野14:20

 

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鐘ヶ岳と不動尻ミツマタ

2021.03.10(水) 晴れ

雨の後の素晴らしい青空。広沢寺無料駐車場から、うろ覚えの記憶を辿り、鐘ヶ岳の鳥居を目指す、うろうろしてると、ちょうどいらした地元の方が「ここから行けますよ」と細道を教えてくださった。かぼすの木

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尾根越の車道に出たところが鐘ヶ嶽BS。
鳥居までは10分だった。

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きょうの登路「せんげん道」は浅間神社への参道。あるくのはずいぶん昔の話、丁目石と石像だけはウロ覚えだけど、ほとんど初めての感覚だ。

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たわわに咲き誇るヤブツバキの赤色。ちょいちょい水補給しながら「たしか二十一丁目あたりは展望良き休み場だったはず、それまでガンバロウ」と、ストイックに登っていく。

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ホラ、出ました。展望ひらけた岩場。最初の休憩だ。たしか終点神社は三十丁目だから、三分の二は登ったことになる。時間がかかりすぎだけど、まぁいいか。

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20分くらい登ると石段現る。「いかにも神社だわ。そろそろ着くでしょう」とホッとしたのは大いに甘く、石階段は400段はあったろう、厳しい修行だった。

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浅間神社、立派な社殿。カワズザクラが美しく、ゆっくり休憩したいところ。でも時間がかかってしまったので、少し急ぐ。鐘ヶ嶽山頂は、近年、北尾根から良く来ているが、展望はあまりないし、ちょっと暗い。お馴染みな石像にタッチして、山神峠方面に下った。

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「どっか良いところでお昼にね」とたったか下りると、待ったいたかのような、良き日辺り場が現れた。

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ナツボウズ花咲く広場でランチ。

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   そこから峠にはあっという間で、トンネルぬけた二の足林道に下りる。
さっそくダンコウバイとフサザクラに出迎えられる。イヌシデの早緑の花房も満開だ。山はすっかり春なんです♪。

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左側の石垣のハルユキノシタをは、葉がようよう出始めたばかり、花はあと一週間先か。
おっ、ハナネコノメさん はじめまして。これでいいのだ、私には来週がある。

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不動尻から 沢沿いにはミツマタの花が咲いている。7分咲きか?
ミツマタの花は華やかな黄色なのに、全身の姿は凜として品がある。

キャンプ場跡に出たところで、辺りの花のあまりの見事さに歓声があがる! 
去年の私がそうだった。これをみなに見せたくてやってきたのだ。

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ていうか、来週も同じコースで、て来る予定(笑)。.
花の中心はまだつぼみ。

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花の斜面をジグザグと登山道(防火水槽のところ)まで上がる。


計算外だったのはPまでの車道歩き。急いでいたせいもあるけれど、けっこう足に応えた(弁天御髪尾根(私のお気に入り)に繋がる石標)

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甘く見てはいけなかったけど、結果オーライだ。 良かった良かった。
して、来週もまた来るのです。


【コース】広沢寺P09:00-鳥居09:40-21番10:35(10)-浅間神社・鐘ヶ嶽11:15(10)-(30)-山神峠12:40-不動尻13:10(稜線14:30)15:00-P15:45

 

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河津桜のお花見に・・

2月25日 (木)晴れ   

このご時世 近場ばかり歩いております。
今回は かわず桜のお花見。超有名な松田山(西平畑公園)です。

町中からどーんと富士山
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新松田駅から東名の高架を潜り坂道を登り桜の園に。
満開をやや過ぎ葉も出はじめたが、美しさは変わらない。

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木は大きく老熟し、太い枝が垂れ下がるよう。そこに撓わに花がつき良い香りを醸している。
コロナ禍が幸いし、人が少なくゆっくり花を楽しむことができる。

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桜の園を満喫し、最明寺史跡公園に向かった。
ミカン畑に延びる上り坂が結構キツい。摘み残されたオレンジ色が照葉の緑に映え、点々と建つ貯蔵庫は、古いの、新しいの、オシャレなものさまざまで、屋根に煙突のような空気抜きがある。

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やがて両側が杉林になると、びっしりアオキが茂っている。
紅い実がなんとも艶やかによく目立つ。


最明寺史跡公園の桜(ソメイヨシノ)の園は素晴らしいと聞いた。
今はまだ、太い幹が静まりかえり、池のガーコが騒ぐばかり。

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ぜひ、お花見にも来てみたいとみなの意見がまとまった。

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西平畑公園では一方通行の指示に従い、迂回路を歩きだすと、

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アグリパークの大きな看板にであう。帰る態勢になっていたので、(まだ登るのか?かったるいな)と躊躇したが、行き会った方が「僕の足で10分、ここよりずっと良い所だよ」とおっしゃるので、寄っていくことにした。


アグリパークは河津桜と菜の花に包まれた素晴らしい展望の、まさに桃源郷。

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桜のトンネルを存分にくぐり抜ける。花房が手に触れそうなところにベンチがあり、清々しい香りに包まれる、相模湾がすぐ間近に広がり、真鶴半島がくっきり見える。なにより静か。がんばって来て良かった。入場料300円は安い!!

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帰りの小田急では、心地よい疲れと共に座席に収まった。手元には松田駅前で買ったミカンの袋が、うれしいな。

 

最明寺史跡公園で
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ではまた~

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