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仏果山あたりを巡って・・(3)ついに秋葉山

2021.01.16(土)  晴れ

青雲寺の駐車場に駐めさせていただき、まず苦手な車道歩き。

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車がびゅんびゅん走っていく。JA荒茶工場を過ぎると橋。
川沿いの左岸に道あり、OK。じき可愛い観光トイレ。

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愛川観光地図に載っているヤツだ、少し歩くと3方向の道標に出会う、
そのまま進みゲートを抜けてヒノキ林の林道を辿る。

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前方上空に何基かの送電塔が華々しくそそり立つ、あのどこかに出るはずなんだけど‥。次の尾根に登り口がなけりゃあ困るよ。あった、よかった

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じつはやっと現在位置を確定できた(汗)。登り10分で送電塔台地だ。

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古い鹿柵沿いを歩く、鹿柵内はヒノキ、外側はこの地らしい照葉樹林。

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ミヤマシキミが撓わに蕾を付ける。倒木が多く荒れた感じがする。

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2本目の林道を越える。左は広葉雑木林の明るい尾根となり、元気百倍。

けっこうすらりと背の高い木々も多い。シデ?ホウノキ?

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小尾根に素敵な雑木林が広がりだす。豊かな落ち葉の広がり ♡やっほー、

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やがて急登になり。新しめのトラロープが張ってある。整備されたばかり?  大木って倒れても立派だね。

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正面に聳えるピークが秋葉山だろう。乗り上がる前に大ヒノキと記念写真を。

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そうしてついに秋葉山の祠と御神木に再会した。
かたわらに「細野秋葉講記念碑」がたつ。

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御神木

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秋葉山の山名標(愛川山岳会)が新設されていた(H14)。
しばし秋葉山ですごし、稜線の岩峰に出た。

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南に折れ、革籠石山を経て(うんざりな階段下り+勘違いの右往左往)、
半原越分岐到着は13:00。「うわぁ、遅くなっちゃった、お腹も空いた」
午後になったとたん北風がビュービュー吹き荒れる。さぁさぁ、急ごう!

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半原越

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手のひら返しの急登の階段。急なのはここだけと自分に言い聞かせ、せっせと登る。ますます風は強い。すっきりした尾根道になり、恰好のベンチがあった。ちょうど風も止んでるとは、、キセキだ。

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と思ったは甘く、狂ったような強風が再来。飛ばされる荷物、大慌てでアチラを押さえコチラを押さえしつつ、せわしなくお昼を済ます。

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経石も、経ヶ岳もさっさと通過し、(風がなければよき休息場なのに)

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北東の田代への尾根に入る。向きが変われば風は弱まり、ホッ。

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途中見ておきたかった修験場「宝珠嶽」は、少し外れた良き尾根の小ピーク。
なにもなかった(と思う。。急いでいたので)

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登山道は田代に向かいぐんぐん高度を下げる。20年ぶりの道だもの、
すっかり忘れていた…とはいえ、エアリア1時間のはずが、なかなか下山口に着かない、まだか?まだか? 道ノ入沢の堰堤ををいくつも越え、

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国道に出たのは15時半。ふう・・・お疲れさまでした。

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勝楽寺を見物し、(ぐっと迫る山門。すごいです)

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交通量の多い国412をテクテク歩く。たった30分と思っていたが、いやはやツラいのなんの。右に見下ろす中津川河川敷が満車(オートキャンプ)には、おどろく。こんな人出をみるのは久方ぶりで・・。
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トンネルを抜けると左折道あり、ようやく静かな道を歩けた
夕暮れ迫る青雲寺のかなたには、スキッとした秋葉山がのぞく。
地域の人は、すっとずっと こんな風にお山を眺めてきたんだな…。

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分かってみれば道標完備?のコース。後日「新版…東丹沢詳細地図」を購入したところ、秋葉山のコースがガッツリ記載されている。行く前に見ないでよかった。

【コース】P09:40(10)-トイレ10:00-尾根へ10:30-送電塔10:40-林道11:00-秋葉山11:35(10)-稜線12:00-半原越分岐13:00ー半原越13:15-(20)-経が岳14:10-林道14:50-下山口15:30-勝楽寺15:45(15)-トンネル16:20-P16:40   愛川町の観光地図

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仏果山あたりを巡って・・(2)

2021.01.11(祝) どん曇

秋葉山を確かめようと、意気込んで出発したものの、今日に限ってのどん曇、
終日冷蔵庫の中のよう。ものすごく久しぶりに、愛川ふれあいの村から登る。
施設の一番奥に、記憶どおり階段道が上がっていく。

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途中までは「自然観察路」が縦横に延び、紛れないように登らねばならない。
急登は頑張りどころと登っていく。これほど寒いのに、うっすら汗をかいた。

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林道を越えると、尾根歩きとなり、ひえびえと展望がひらける。イタヤカエデ、

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ホウノキなど、木々には名札が付けられ、読みながら上がっていった。

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いちめんの落ち葉の広がりは、うっすら赤や黄色をかもしている。

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高取山に到着したが、曇りゆえ眺望はいまいち。その上、非常に寒い。すぐさま仏果山に向かう。稜線のアセビの葉は凍えて縮こまりしんなりしている。

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いつ来て見ても素晴らしい! モミやツガの大樹の列。

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仏果山の山頂では 幾組かの家族連れが、ラーメンを作ったりで楽しそう。
私たちもお湯を沸かし、暖かいラーメンにありついた。

13時もだいぶ過ぎてしまったので、秋葉山はあきらめた。
おかげで時間に余裕ができ、ゆっくり下った。

カシワバハグマ
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濃いピンク色のコウヤボウキの穂。絹より細い冠毛は繊細な光沢が美しい。

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やがて送電塔台地のススキの原っぱにでた。

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そのままヒノキ林に突っ込むと、わわっ、シモバシラの華盛り☆☆☆ 

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どれ一つとして同じものがないので、全ての華を記録したくなる。

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道なりに下っていくと、宮ヶ瀬湖に通じる道の赤い橋の上にでた。

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道標に従い、あるいは道を訊きながら、無事駐車場所に戻った。

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同行者は、シモバシラをハンカチに包んで持ち帰ったところ
全然 とけることもなく、よいおみやげになったそうな。

【コース】愛川ふれあいの村P09:40-とりつき10:40-林道11:00-高取山11:45(10)-仏果山12:50(50)-シモバシラ(15)-林道15:20-下山口15:40-宮沢林道始点15:45-P16:00

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仏果山あたりを巡って・・(1)

2020.12.15(火) 晴れ

最近、仏果山は低山ながら面白いと再認識、今日は秋葉山を確認したい。 
土山峠から順調に土山に上がり、(半月前なら美しい紅葉を楽しめる)

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やや細い尾根を辿り、右に半原越の道を分けると、ヒノキ林の階段道が、革籠石山まで続く。稜線は岩尾根細尾根で、修験の道らしくなってくる。

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癒やしの平ピーク(テーブルあり)でランチのあと、仏果山に向かう。

小さな岩峰に「仏果山のいわれ」の説明板、以前は「山岳修験の・・」だったので、てっきりここが秋葉山と思い込んでいたのだ。

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秋葉山は馬渡への道標を下ったところらしいので、ピストンで行かれそうだが、
帰りのバス時間が気になり、スルーした。

仏果山への登りは名うての岩尾根だけど、鎖完備で危険はないし、わりと短いので、あっという間に仏果山に着いてしまう

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下山は宮ヶ瀬越から、順調に仏果山登山口バス停に到着した。

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宮ヶ瀬湖を見下ろしながら。。名残の紅葉を楽しめる。


【コース】土山峠P10:50-土山11:30-革籠石山12:00-(30)-馬渡分岐12:55-仏果山13:10(10)-仏果山登山口BS14:30

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城ヶ尾山から南の尾根を

2020.12.20(日)晴

こんにちわ! 丹沢の巨木たち!

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道志の森キャンプ場に駐車した。
いやはやビックリ。真冬のこの時期なのに、オシャレなテントが林立してる。管理人さんの言うには「今週は特に多いのね、コロナのおかげっちゃあ、ナンだけど…」。

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林道を1時間ほどで城ヶ尾峠登山口に到着した。ヒノキ林の急登を登る。
尾根が形を表すと広葉樹雑木林になり、たちまち陽射しに包まれる。

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じき道は左に尾根を外れ峠に向かうが、そのまま尾根を通した。

スズタケが消えた城ヶ尾山頂って、これほど広く平たいとは。

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南尾根の入口は、かつてササに塞がれ分かりにくかったが、今はスッカラカン。
迷いなく下ってゆける。
尾根の木々は落葉し、スッキリした景観を楽しめる。

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リズム良く下っていると、大ブナが現れた、
谷側に主幹と同じくらい太い枝が張り出している。

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優雅な気分で尾根下りが続く。すきっと真っ直ぐな大ブナ、

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右(西)は所々白ザレの谷。左(東)の谷は巨木の森であることが見て取れる。

イヌブナ、ブナ、青々としたツルマサキが昇っていく、木には迷惑なんだろうか?。

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ときおり北風が吹きすさび、ヒェ~ッと縮み上がってしまう。けれどすぐ凪いで、のんぽかな陽射しに包まれる。
抜けるような青空に浮かぶ白い裸木の列は、私にとって世附そのもの。

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やがてなんとも広々とした平地が現れた。「テント場にいいねっ ♫」

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「そうだね」「そうだね」 平地は二段ありルンルン(900m圏)。

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相変わらず巨木を愛でつつ下っていると、左側に「おっ!あれは?」
例の(10年前の)大ミズナラだ!?

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あの時は、スズタケをかき分けて近づいたのに、今はスズタケのスもない。

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正面からの姿も別格の大きさだけど、横に回れば巨木ぶりは圧倒的。

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イヤハヤ、イヤハヤ・・会えて嬉しい。ありがとう!

ランチは右側の桃ノ木沢の枝沢(涸れ沢)に降りる。
以前もランチをした心地よい場所で、風の強い時も天国な鞍部だ。

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サワグルミの伸びやかな巨木がすらりと素敵。

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戻りは中ノ丸に繋がる尾根では、時間など厳しいので、
桃の木沢との中間尾根を登ることになった。

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桃ノ木沢の出合が尾根末端だ。ガレガレの急登は、腕力に任せて這い登る。

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じき尾根は安定し日当たりも良くなる。ほっとして水を飲み、辺りを見回した。

上がるにつれ、木は太く大きくなる。次々にブナやモミの大木。

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世代交代したブナが横たわり、土に埋もれようとしている。

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苔のついた古木も目立つ。

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拗くれた幹の多いのは、かつて強烈なカズラと戦っていた証拠かな。

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県境尾根には15時前に出られた。ここって薪炭林?。

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今こそスズタケの面影はないが、2014年の写真を見ると結構な茂り。
5年くらいで消えてしまうのだろうか。 

城ヶ尾山に戻る道すがら、右側の谷を眺めれば、
「さっき歩いてきた尾根が見えてますネ」
良き山山に囲まれ、見下ろす谷には巨木の森が広がっている。

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大きな満足感を胸に、城ヶ尾山からは、来た道を降りた。
ありがとう きょうは感謝の山歩き。

また行きたいが 行かれるだろうか・・7

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熱いハート★だよ~♡

ではまた~♪

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長潭(ながとろ)橋~白砂山~羅漢寺山

2020.12.12(土)晴

長潭(ながとろ)橋 
現存する最古のコ. ンクリートアーチ道路橋として近代土木遺産とか

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登山道は、御嶽道(みたけみち)(金峰山の里宮・金桜神社への参拝路)の一部を通る。道標に従い山道に入るとすぐ車道、そしてまた山道になる。この辺りがまどろこしい。

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山に入れば、落葉し明るいアカマツ混じりの雑木林、

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じき広々とした台地「外道の原」に出る
畑の跡らしき風景はかつての開拓地だとか。

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やがてジグザグな登りとなり、白い大岩が聳える。

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緩やかにカーブする雑木林を回り込み

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白山展望台

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この付近の地質について

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白砂青松の白砂山に行く。

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きょうの「おでんランチ」はここにて。

対岸には羅漢寺山(弥三郎山)など 奇っ怪な山山が眺められる

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尾根伝いに30分程歩いてロープウエイ駅に到着。羅漢寺山(弥三郎山)まで往復する

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ロープウエイ利用ということで、すっかり下山したつもりだったけれど 
長潭橋Pに辿り着くのに2時間もかかったとは! わからないものだ。


ではまた~♪

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