八方尾根から唐松岳へ
2020.09.19(土)
8年前 歩き損ねた八方尾根 今回、登りにとり、唐松岳を目指すことになった。
ゴンドラ・リフト・リフトと乗り継いで、標高1830mの八方池山荘に到着。
辺りは濃い霧に覆われ景色は見えないけれど、これから晴れるとの予報に力を
もらえた。
緩やかな勾配の幅広の階段道は、よく整備されている。
とはいえ足元の石は歩きづらく、お花に見とれていると突っかかって危ない。
イワショウブ
道沿いにイワショウブ、ウメバチソウ、タカネマツムシソウなど、花が多い。
1時間ほどで八方池に出た。曇り空の下、水面は灰色だけど、想像力を全開にして ポスターのように白馬を当てはめてみる。
池縁にはワレモコウやイワショウブ、青いリンドウ、ピンクのシモツケソウなどが賑やかだ。
この看板から登山道という。あいかわらず勾配が少なく歩きやすい。
いきなりダケカンバ林になる。艶やかな肌の若木あり、くねり曲がった老大樹あり。
丸山に近づくと、道は尾根の左に延びる。右上方に八方尾根の稜線、さらに上には青い空、照りつける強い陽射し。
緑の笹には、タムラソウの赤紫が散らばっている、
見事に透き通る真っ赤な光は、紅葉したハクサンタイゲキだ。
谷側の雲がどんどん下がってきた。ぬっと姿を現す山影は五竜。
切り立った尾根をなびかせ、かっこいい。
ふたたびナナカマドやガマズミの樹林に入り、ミヤマトリカブトを見る。
樹林を突き抜けると、カール地形が拡がった、雪渓が残っている『扇雪渓』
この先、勾配かきつくなる、お腹が空いているけれど゙頑張りどこだ。
そして稜線に立てば!!「わーい」
これぞ絶景。山を渡る風に吹かれて、至福の時を過ごした。
白馬は、、、、、しみじみ、、、なんて美しいのだろう、、、、
さあて、最後の登りだぞ。風が強ければは、八方尾根が牙をむき出す吹き晒しの急坂。今日は静かでいてくれた。
唐松山荘への巻き道は封鎖されていたので、山を越えなくてはならなかった。
どんどんガスが湧いてきて青空は消えてしまったが。
おかげで 雷鳥が姿を見せてくれてよかった。
唐松山荘に入り、いったん部屋に落ち着いてから、唐松岳に登った。
ガスに囲まれて展望なし。山名標柱と三角点を確認し小屋に戻る。
コロナ渦中、夕食は全員同じ方向に座り、黙々と口を動かすのみ。
相部屋の寝床は8人のスペースに3人定員。一人分づつ、ビニールで仕切られる。部屋ごとに空気清浄機も設置されたり 山小屋の経営も厳しそう。
翌日は 五竜山荘に回って、遠見尾根を下ります
山域別レポ一覧は あしあとへ
| 固定リンク
「x」カテゴリの記事
- セーメーバン~大垈山、チゲ鍋登山(2020.11.23)
- 晩秋の浜の植物(2020.11.09)
- 焼石から夏油温泉に・・(2020.11.07)
- 晩秋の山の植物(2020.11.09)
- 快晴の焼石を(2020.11.06)
コメント
ba_sobuさん、こんばんは。
コロナの山小屋はどんな感じなのか興味がありました。山小屋も大変ですね。ところで、食器類はどうしているのでしょうか?紙の使い捨てでしょうか?
9月に北八ッの白駒池のテント場に泊まりましたが、水場はコロナのために使用した食器類を洗うのは禁止でした。
投稿: AKIO | 2020年10月 6日 (火) 19時14分
ba_sobuさん、こんばんは。
コロナの山小屋はどんな感じなのか興味がありました。山小屋も大変ですね。ところで、食器類はどうしているのでしょうか?紙の使い捨てでしょうか?
9月に北八ッの白駒池のテント場に泊まりましたが、水場はコロナのために使用した食器類を洗うのは禁止でした。
投稿: AKIO | 2020年10月 6日 (火) 19時16分
Akioさん
おかずを入れる中皿一枚は プラスチック(従来のもの)
お茶碗とお椀は 使い捨て容器でした
おかわりは 係の人がよそいます。
宿泊者の人数は 半分以下にしているはずですが
2回に分け、 入れ替えごとにテーブル、イスを消毒していました。
投稿: ba_sobu | 2020年10月 7日 (水) 22時15分
ba_sobuさん
状況わかりました。
ご説明ありがとうございました。
投稿: AKIO | 2020年10月 8日 (木) 13時10分