唐松山荘から五竜山荘かすめ、遠見尾根を下る
2020.09.20(日)
早朝、西には 立山~剣~北方稜線のラインが綺麗に見えている。やった、
まず雨は降らないだろう。予定通り五竜山荘回りで遠見尾根を下ろう。
6:30 出発。左に立山・剱・毛勝の山並みを感じながら歩く。
振り返れば唐松が立派だ。
目の前の小ピークを越えると、クサリ付き岩場になる。滑りにくい岩で
良かったが、ご用心、ときどき浮いてる石もある。
まぁ、お花を眺めながら、ゆっくり行きましょ。
岩の隙間のイワツメクサが朝風にそよいで、すてき、
ウラシマツツジ
近景遠景、随所で写真を取りながら、巧みに鎖を扱いながら、岩峰を越えて。
西からの風が強い。そのため尾根の左は真っ白な雲で埋まっている。
前方に待ち受ける大きな岩塊は五竜
やがてハイマツが広がり、尾根の左側はお花畑だ。
遠見尾根への入り口から、五竜山荘を見下ろす
さようなら、ありがとう 唐松岳
遠見尾根、ハイマツの道は、やがて岩っぽい急坂になる。
めんどくさいけど慎重に下る。
五竜岳のごつい姿
道標ないけど この辺が西遠見かな?、と思い込んで 小ピークで腰を下ろしランチにした。
さらに小ピークを越える。次々と現れるダケカンバは、幹の肌も枝振りも、若いのも老木ももみな美しい。下りても下りても白肌の美形たちに、励まされる。
やがて池が現れ標柱に「西遠見」。「わっ!これしか下りてないの!」と愕然。 う~ん、先は長いぞ。
次の大遠見までは長かった。
可憐なコゴメグサや、
歩きづらいこの根っこはハイマツ。厳しい冬を耐える力が、この頑丈な根にあるのだろう。
「大遠見」の表示は巻き道に立っていた
足元には、青い光のリンドウが途切れることなく咲く。
中遠見からは鹿島槍北峰がみえた、さようなら
「五竜登山口」の道標の先が「小遠見」。そこにはこんな張り紙が
今は14:20、OK。
地蔵ノ頭を越えると、リフト乗り場だ 「ああ、着いた」とひと安心、
でもリフトのお兄さんに「あと15分下ってアルプス平まで行った方が良いです。ゴンドラまで登り返さなきゃならないので。浮いたお金でお土産でも買ってください」とアドバイスされ 植物園を突っ切り
花畑のほとんどは最盛期を過ぎて寂しいが、シシウドやタカネマツムシソウが風に揺れていた
その一角では大勢の人が植え付け作業している。自然の高山植物を人工的に育てることは、大変な苦労がいるのだろう。
無事、テレキャビン(ゴンドラ)に乗り、 シャトルバスに乗り継ぎ、神城駅に着いた。
天の神さま、すばらしいお天気をありがとうございました。
体力が落ちたと痛感したけど、膝はどうにか持ちこたえ、山の元気をいただけました。。
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