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滑沢山~扇山 岩あり防火帯あり展望デコボコもりだくさん

2020.02.23(日)晴れ 強風 
タクシーで(鈴庫山林道)坂脇峠の手前ゲートまで入って貰う。
少し戻ると別の林道が分岐。二俣に立つお地蔵さんに挨拶して御林沢を渡り、おねにとりつく。
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急峻だけど、松の落ち葉に覆われとても歩きやすい。
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と思ったら突然の尾根ぶった切り。
しかたなし下りて登り返す。
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まだまだ続く松林を愛でつつ 小気味よく せっせと登っていく
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目指す滑沢山はあのピーク、落ち葉道をグイグイ上がり、主稜に出ると、あッ
前方に浮かぶ白い山肌は奥秩父、手前の尖りは乾徳と黒金山だ
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滑沢山に9:40着。落ち葉に埋もれそうな三角点。トタンの古い山名板が転がり、傍らに新しい山名標柱が立つ。
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締まった空気は心地よいが風が強い。冷たすぎ。
右の雑木越しの奥秩父の山山、「奥千丈だ」「大烏だ」と言いながら進むと
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尾根分岐にヤドリギを盛大に付けて元気で美しいブナが立っていた。
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強風びゅーびゅー、いえゴーゴーでしょ。風よけにカッパの帽子を立てた。
「暖冬と思って甘く見てたなあ」と薄い手袋をちょっと悔やむ。
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左の空にキリッと浮かぶ富士山。
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涼やかな尾根道には、松に混じって大ツガの群生もあり、ミズナラの巨木もあり、なかなかに楽しい。
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1250m峰を過ぎると、前方に送電塔が見える。
尾根からちょっと東に下がった立地は、ランチ場に最適。
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11:00、送電塔(177)の台地に到着した。
膝の高さにアカマツの幼木が生え揃い、若緑の海に沈むように腰を下ろす。
陽当たり良し、展望良し。風あまりなし。
1250m
けれど頭上の鉄塔から聞こえる爆撃のような音がすさまじい! 
せわしないはずなのに1時間もゆっくりしたとは。
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ランチ場からは岩っぽくなった。相変わらずの強風に煽られながら、
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越えたり巻いたり見上げたり、変化に富んだ道のりを巡っていく。
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岩岩帯を20分も歩くと、おだやかな防火帯に出る。
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尾根上に送電塔(176)が建ち、東方向は大菩薩から御坂方面の展望がよい。
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前方に小山が二つ、1002m峰と扇山である。
1002m
おおらかな防火帯のカーブに身をゆだねれば、気持ちは雄大。
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北側がひらけた所では、乾徳山がキリッと尖って見えた。
越道峠はヒノキ林の中。東西に道を延ばし、正面には壁のような斜面を向けている。

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正面の「壁」の地面は柔らかく、滑ることなく登っていけるが、いやはや何回もひと息つかねばならない。
登り詰めた1002m山頂には新しい道標が立つ。
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南の扇山に向かう道はいかにも里山風、薪炭林の名残りや、
容赦ないワイヤーの放置が点在していた。
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所々ヒノキの植林帯になり、展望が開けると富士山が御坂の上に!
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14:10扇山到着。雑木林の丸い明るい山頂だ。
「あと二こぶ、ゆるゆる下って行くだけだ」。
ホッとしたけど、また距離はある。気を抜かないで行こう。
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おおむね南方向に踏み跡を追ってゆく。西に見える貯水池は発電所、
さらにくだると緑の網の鹿柵に沿う。
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所々、倒木が多く荒れた感じなのは、おととしの台風の影響かもしれない。
752mの手前?で(テープに従い)右の尾根に入り、しっかりした道をグングン下る。
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「一号配水槽」から道が増えた。良さげな所を拾いながら下ると、いつしか舗装路になり、廃屋が現れ、別荘地のような所を過ぎる。なんか不自然な感じ。
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なおも下りると子供の声が聞こえ、遊具の揃った「塩山ふれあいの森総合公園」の一画にでた。
ほど良い時間なので、ここでタクシーコールし、塩山へ向かった。
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【コース】塩山07:22→(2720円)ゲート07:50(15)-とりつき08:10-滑沢山09:40(15)-177号11:00(60)-越道峠13:00-1002m峰13:20(10)-扇山14:10(20)-752m 15:10-塩山ふれあいの森総合公園 16:20→(1280円)塩山
【地図】昭文社:大菩薩 2.5万:塩山、川浦、柳沢峠 

 

2007.11.14にも行っていた

 

ではまた~♪

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思い立って辺室山

2020.02.15(土)曇  
辺室山は、冬の快晴でこそ、良さを満喫できる山と思う。
と思ってやってきたが、日は射しているのに、雲がかかりうすら寒い。

さすが週末だ。バス停土山峠では10人ほど下車、
登山者カード入れはおしゃれ
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登りの緩斜面ではモミの大木を愛で、照葉樹を同定しながらゆっくり登る。
「シキミ」
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「ミヤマシキミ」
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「シロダモ」…、
落葉樹は木肌や枝振りで判定するが、こちらはなかなか難しく楽しい
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こんな なだらかな尾根
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順調に山頂を越え、物見峠への吊り尾根は 急降下 転げぬように下り
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手のひら返しの急登を乗り上げたピークは「鍋嵐」の分岐で、
かつて黒岩から往来された峠と思う(石祠はその名残?)

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以前(20年くらい前)、ずいぶん楽しませもらった鍋嵐、
今どんな具合かな?、できたら少し辿ってみたい。
なんちゃって覗いてみたら、いやはや吊り尾根からしてキビシそうな急降下&急登。

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ほんの数メートルなのだけど。尾根が痩せたか?私の機能が衰えたか?、
老化に決まってるよ。悲しい現実を受け入れ、すっかり曇ってしまった空の下で、ランチにした。
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物見峠までもあっけなく到着し、その先は きょうも尾根道、
前回時間がかかった階段は意外に軽くこなせ、
三峰との分岐にもあっという間だった。
オニシバリ
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へづり道との合流ベンチで、ヘズリ道を少し辿ってみたが、危なくはなく、
アレなら問題なかったと思うのだ?。
イノモトソウ
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そんなこんなでPまで、ほぼコースタイム。
下山口、登山者カード入れの屋根にはきれいな・・苔の花艶やかだ
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「清川道の駅」でお野菜を買い込み、2Fの食堂に行ったが麺類がなく、
宮ヶ瀬湖畔の「鳥居原ふれあいの館」まで車を走らす。
美味しいお蕎麦にしたつづみ。ここのお味はイチオシです
【コース】清川道の駅P08:21→(210円)土山峠08:35-辺室山10:05(15)-鍋嵐分岐11:00(30)-物見峠11:40-P14:10(道の駅15)→鳥居原おそば14:50
【地図】昭文社:丹沢 2.5万図:清川村図 

       
ではまた~♪

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興因寺山~淡雪山~白山~湯村山  白砂青松展望の武田の森

2020.02.11(火)晴れ
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とりつきは、古湯坊温泉、
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橋の袂に古い道標があり、しっかり道が延びていた。

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歩きやすいけれど、山腹を巡るだけで退屈で、なかなかに長い。

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ようやく尾根に上がる分岐(手書き道標)が現れる、
さすが登りはしんどく、ゆっくり足を動かす。
稜線に出ると、「ええっ!」なんと舗装走路がり、すぐ近くに家さえも

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左折し山に入る。前方のピークに興因寺山の送電塔が見え、ひと登りで山頂に
落葉樹をすかして素晴らしい展望は、荒川三山~農鳥、鳳凰三山、甲斐駒の南アルプスはもちろん、真っ白な北アルプス。八ツは権現から赤岳など・・

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2度目なので、淡雪山までひとっ飛び、あっけなく到着する。
南アルプスの大展望も、2度目では少し影が薄かった? 白岩の凹みの良きところを見つけランチをいただく。
  ↓ 赤松につくヤドリギ科のマツグミ
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金子峠から初めての道を行く。

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少々藪ぽいがきっちり踏まれていて、赤テープも付いている、
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そのまま降りると道路が走り「中峠」だ
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下りきると千代田湖。

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白山へは階段道を登る。
足下にはヤマイワカガミの赤い葉がたくさんあった。
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公園風な道を尾根どおしで歩き、あえぎ登ると東屋ピークにでる、
ここが白山かと思いきや、もひとつ先のよう。
しかし千代田湖を眼下に白砂の広がる絶景ポイントである。

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白山は信仰の山らしく、祠や石碑が建つ。
広々と甲府盆地がゆったりと見下ろせた

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しかし白山の実力を、このときはわかっていなかった。
下る道すがら、仰ぎ見た白山は!! 「うわっ瑞牆山か?」
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下りは果てしないように思えるほどの、ひたすらの下り。
大岩が点在したり、石畳のような段々があったり、歴史のある道に思える。
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湯村山城跡、
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麓に古墳もある そして湯村山というのは大きな温泉街なのだ。
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甲府に近い由緒ある温泉、部外者にはただただ驚くばかり。
バスの時間が合わず、タクシーコールして、甲府駅に行った。
【コース】甲府→(2180円)古湯坊09:45(10)-林道10:45-興因寺山11:00(10)-淡雪展望岩11:45(60)-金子峠12:50-中峠13:30-千代田湖13:40-展望台13:50(40)-白山14:40-鳥獣センター分岐15:00-スポーツ広場分岐15:20(-湯村山城跡分岐15:40(10)-湯村山16:10-湯村温泉通り →(1080円)甲府16:45

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大野山☀富士山は目の前に大きく美しく

2020.02.06(木)

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新松田駅からジャンボタクシーで旧共和小学校まで入ってもらう。

早くも咲き始めたミツマタの花や、木酢のにおいも新しい炭焼き小屋を過ぎ

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10分ほど歩けば「地蔵岩コース登山口」に到着。ここから山道になる

すぐ先の可愛い絵に導かれ岩に上がると、

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二つの小屋の中にお地蔵さんが祀られている。
お地蔵の由来や地蔵和讃の歌詞が、美しい文字で書かれていた。

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この先、歩きやすい山道をくねくね登っていく。
南関東らしい常緑のヤブツバキやカシ類カヤなどが、つややかな葉を茂らす。
風が来ないので暑いくらいだ。

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ナツボウス(オニシバリ)のちょー地味な花・・

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10:30ころ、林が切れ大きな青空が広がった。牧場の始まりだ。

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牧柵がしっかり巡らされた丘のドームに一直線に続く大階段。
休み休み ゆっくり登ると
丘の上には車道が通り「薫る野牧場」の看板と牛の彫刻が置かれていた。

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大野山には随所に上のような木彫りの彫刻(動物や鳥)が置かれていて、
なかなかの出来。これすべてチェーンソーアートの作品とか、

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一本木分岐をすぎ、目の前の高みに登ると、
「うわっ、うわっ」真正面に姿を現すは 富士山。
あんまり大きいので、青空に雲が湧いてるのかと思ってた。みなで大歓声
山頂は広く、人はまばら。富士山を眺められるベンチがたくさん設置され、
お宮さんや方位板、トイレなども完備されている。

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私たちは絶景の富士山を眼前に、ゆっくりランチをいただいた。

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丹沢湖だ! (こんどはあっちにも下りてみたいな・・・)
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雪の付いた丹沢の主峰たちが、こちらに晒しているのは険しい南面で
私には新鮮な光景だ。

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下山は谷峨駅方面に。南に下る道は富士山を眺めながらで楽しい。
ハコネザサはここにも多い

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やがてススキ原の階段道になる。長く続く段差のある階段でヒザに応えた。

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車道を一回横切り、トイレのところで再び車道、
「頼朝桜」の大木に見とれていたら、右に降りる道を見逃してしまった(20分ロス)

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やっと山から下り、大吊橋を渡る。
見下ろす酒匂川の、水の流れや川床の岩のなんという美しさ。

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前方には御殿場線が見えるけれど、まだ遠いなぁ、、、ああ、電車が来たよ、あああ、行っちゃった。じゃ、休憩。てなことがあり、可愛い谷峨駅の駅舎には15:00前に到着。

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ベンチに腰掛け、お茶やパンをかじりながらゆっくり休んでいると、
30分の待ち時間はあっという間だった。

【コース】新松田09:00→(5020円ジャンボ*)旧共和小学校09:20-地蔵岩09:40-牧場へ10:40-一本木分岐11:15-大野山11:30(60)-林道横切る13:40-頼朝桜13:55(+20ロス)14:15-吊り橋14:40-谷峨14:55
【地図】昭文社:丹沢 *松田合同自動車山北営業所046-75-1658

ではまた~♪

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