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扇山に初登山

2020.01.12(木)

あけましておめでとうございます !!

今年もボチボチ山歩きをやっていこうと思っています
みなさま、ときどきはこのブログを見てやってくださいませ。
よろしくお願いします

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まだ1月というのに、今年は暖冬のうえ春先のように天気が変わる。
「でもまあ、とりあえず朝は晴天!」  いざGO。
扇山には何度も登っているが、犬目方向からはずいぶんまえに一度きり・・。

入口は「白馬不動尊」の赤い鳥居です。

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じき、白滝不動尊に着く。沢を見下ろすと細い滝が落ちている。

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赤い帽子半天涎掛けのお地蔵さん、

苔むしてちびた石仏などが並んでいた。

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ヒノキ林をジグザグ上がっていくと30分で明るい雑木林になる。
深い落ち葉道を踏みながら、あっけなく稜線に出た。

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薄日の射す心地良い尾根道には赤松が多い。
青い空がうれしくて、ずんずん登ってゆく。

山頂にでると

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雲がどんどん上がっていて 見ている間に山頂が隠れてしまった。
「さあ、ランチ」と思ったら11時前。ということでコーヒー休憩に変更。

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扇山から、西への広尾根の下りは浮遊感があって最高に気持ちよい。

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大久保のコルを過ぎ、大久保山を越え、西へ西へと進む。
こんな歩きよい落ち葉道だったっけ?
おっとと、調子に乗っていると滑っちゃう

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道から外れた一角に、ちょうどよい平坦地が見つけお昼。
食事の間にがくんと日差しは弱くなり風も冷たくなってきた。
ランチは30分で切り上げ、西へ西へと順調に下る。

見覚えあるよ。

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カンバノ頭は今まで巻いてばかりいたので、今回な山頂を踏む。
赤テープには「長尾峰」の文字,,カンバノ頭はここでしょう。

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「宮谷分岐」にも目立つ新しい道標があり、見逃すことはない。
かつて大雪の中、百蔵山からここを通り過ぎ、大久保のコルまで歩いたことがあったっけ・・

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宮谷方面への下りも、雑木林の歩きよい道で、積もる落ち葉に靴を埋めながら、とんとんとん。

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なんと30分で林道に降りてしまった。

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その林道も歩きやすい道で、おしゃべりしながらのんきに歩ける。
所々 祠がありお酒など供えられていた

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水道施設を過ぎ、ブリーダー?施設の先に、「白山縄文遺跡」の札

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タクシーコールし、待っている間に土手の上に登り、遺跡見物を。

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なんとそこには広々とした南向きの台地で、宮谷の集落が広がっていた。
いかにも縄文人も好きそうな居心地のよい地形なのだ。

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タクシーから電車への乗り継ぎもよく、すべてが順調な、さい先のよい初登山になった。

【コース】四方津08:04→(タクシー2270円)犬目登山口08:30-白滝不動尊08:50-稜線09:45-扇山10:40(20)-大久保山11:15-(ランチ30)-カンバノ頭12:45-宮谷分岐213:00-宮谷林道13:30(10)-白山縄文遺跡14:15(30)→(タクシー2000円)鳥沢
【地図】昭文社:高尾陣馬

ではまた~♪


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妙見尊から棚山へ

201912.28(土)晴れ

春日居町から兜山に向かうとき目に入るのが、断崖に迫り出すようなお堂!
お堂には道がついているだろうし、地図を見れば棚山に繋がる尾根の途中だ。
では行ってみよう!!

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冬晴れの朝、春日居町駅から歩き出す。
前回の兜山では、町中でアヤフヤになっていたが、また今回も??
ストレンジャーな気分で、平等川沿いを歩き窪橋を越え、

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牧洞寺の大モミ石仏丸石など眺め歩けば、赤い橋の走湯神社に出る。
隣は岩下温泉の一軒宿で、日帰り入浴もできるとか、心そそられる

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やがて兜山・夕狩り沢登山口に出た。
古戦場の説明板
にある、御前山はこれから行く山だし、矢坪は下山後に歩くところ、
あの広大な荒れ地?にこのようないわれがあったと知って、興味深く読んだ。

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奥に続く林道に 「妙見尊→ 」の看板が架かり、道の反対側の土手上に石柱二本。
奥に点々と石仏も見えた。看板がなければ見逃したかもしれない。

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 ヨイショと段差を這い上がり、石仏を追いながら登っていく。
大岩が点在するいかにも神の宿る雰囲気。

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参道らしく石灯籠や石段が残っているが、深い落ち葉に道形はあやふやだし、
コナラの枯れ葉が滑るのなんの、時間がかかってしまう。

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二丁、四丁、七丁…と、丁目石を追って行く。

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急勾配だけど雑木林の雰囲気はなかなか良く、芽吹きの頃も楽しそう。

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前方上に白い建物が現れる、想像していたよりずっとモダンで大きい。

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眺望絶佳の崖の上に立てられたお堂は、懸造り(懸崖造り)というそうだ。
テラスはずいぶん広く大勢が上がれたろう。
今は、足場の杭も床板も、古くて危なかしいけれど。

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慎重に足を踏み入れ、ひと巡りして、お堂の傍らの崖に腰を下ろす。
眼下には甲府盆地が広がり、盆地の縁を白い霞が帯のようになびいている。
霞みの上には御坂の山山。そしてすっくと富士山。なんとも素晴らしい景色は
まさに 妙見尊参拝のご褒美かも。

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お堂の背後に神々しくそそり立つ大岩こそ、磐座(磐倉・岩倉…)
神さまそのもの・信仰の対象におもえるが、でもそれらしき跡は見えなかった。
十二丁の石も見つからなかったけど、まぁいいや。

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さてと、背後の大岩(盤座)を越えてゆかねば。
右から直登ぎみにあがれるけれど、安全第一わたしは右の尾根から回り込む。

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大岩の上からの眺望もまた素晴らしく、しばし観賞。ふーー。

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ここからの急傾斜は落ち葉の吹き溜まりで滑るのなんの、大変だった。
標高差70mがなかなか手強く、大汗をかきつつ乗り上げた台地(700m辺り)、
目の前に現れた涼やかな尾根を見て、(ああ、いつもの道になった)と、ほっとする。
ふう-、休憩。

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薪炭林の雑木林と赤松をルンルン歩いていると、岩がゴロゴロしだす。
やがて岩の重なり合うピークに出る、ここが「御前山776m」だ。

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ちくちく痛い針葉のネズ(ネズミサス)の青い実。

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まだまだ~、ゆるやかな尾根は続くもんね~、なんてノンキに歩いていたら、右側がヒノキ林になった。境界見出標の赤いプレートが点々とあり、踏み跡が延びる。ヒノキ林は手入れが悪く暗くて不気味だ。

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日の当たる雑木林側を、灌木や倒木をまたいだりへし折ったりしながら行くと、林道にぶち当たる。地図を見たら、あまり上っていない。ガッカリした。繋がる尾根はまだヒノキ林で単調そう、

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「もう11時も過ぎたし、いい所でお昼にしよう」と、目の前にニンジンをぶる下げ、せっせと登っていく。意外なほど急斜面。こちらの植林は手入れが良く歩きやすいが正直キツイ。・・、粛々と登るのみ・・。

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植林帯を抜けると眩しい陽射しに包まれる。 ちょっとした小平地がありましたぜ! 大岩を背負った格好の空間に腰を下ろして、ヤ レヤレ。

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 ランチを終えてひと登りで尾根に出ると、棚山の重ね石ルート登山道がやってきた。
そして正面には奥秩父の白い峰峰、真っ青な空に金峰山は堂々とかっこいい。

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棚山までの登山道は、あまり登りを感じないすてきな岩と松の道、
樹木のスキマからのぞくと、左には南アルプスが居並び、右には大菩薩が驚くほどの白い姿を横たえている。

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あっという間に到着した棚山の、なんと穏やかなことったら。 昼寝をしたくなるほどです。だけど14時も近い、寒くなるその前に下りねば。

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帰路に重ね石コースを選んだのは、さっきの稜線をもう一度歩いてみたかったから。
しかし稜線からの下りは足場の悪いガンガン下り。ロープあり、なければ滑ります。
山の神コースと合流し、水をひとのみして、林道に出る。

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いやはや驚いた。ヤブばかりの荒れ地だったのに、重機が入り、更地っぽくなり、ネットが張られ、道も整備され始めている。桜の名所みたいなのが、出来るらしい。

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ただひたすら林道を歩き、そろそろ「ほったらかし温泉」に着くと思ったら、オシャレなテントサイトが現れた。
その名も「ほったらかしキャンプ場」。ひゃああ、すごい、満員なのだって!。

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ファミリーの楽園、眺望絶佳、夜は全天の星空☆☆☆、温泉付きとは!(年末年始は予約でいっぱいらしい)

 ♨を通り過ぎ、ゴーカート場を過ぎ、足まかせにフルーツ公園まで歩いた

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バス待ちの40分、開けた展望の駐車場で腰を下ろす。
だんだん日が暮れてくると、富士山が桜色に染まり、空が群青に変わり、眩いばかりの夜景が広がりはじめる。
ちょっとロマンチック。

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寒いのさえロマンチック。わっかるかなぁ・・

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山梨市営バスから中央緯への乗継ぎは案配良く(ビール購入)、座席に腰を下ろし、つまみなど頬張りながらの話題は、ほったらかし。いやはや、数年来ない間にこれほど進化したとは。

ことしの一年、怪我もせず無事にすごせたことは、かみさまやみなさまの、おかげさまです。ありがとうございました

このブログを見てくださったかたがた ありがとうございました。
来年も 無理せず 身の丈のお山を楽しみたいと思います

【コース】春日居町07:32(15)-岩下温泉08:20-妙見尊入口08:50-妙見尊09:35(20)-700m 10:30-御前山11:00-林道11:30-(ランチ)12:20~重ね石登山道*13:20-前こぶ13:25-棚山13:45-*14:15-山の神合流14:50林道-ほったらかしキャンプ場15:50-フルーツ公園16:15~16:25 BS 17:03→(\200)16:20山梨市16:34
【地図】2.5万:塩山 

 

 

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淡雪のごとき白砂青松【甲府】 淡雪山

2019.12.15(日)晴れ

 帰り路に、ちょっと寄っていかれるよい山ということで、ご推薦いただいた淡雪山。

地図を見て分かるように、とりつきの金子峠/大正池までの車道は、込み入り複雑。

苦労のすえ 無事、宗教施設のPに辿り着く。金子(きんす)峠のすぐ手前である。

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靴が埋まるほど積もった落ち葉を漕いで、金子峠に出てから、右の尾根を辿る。

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大きな施設の脇をグイグイ登ると、あれよあれよと視界が開けて、白砂青松!!

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えっ、もう着いちゃった。

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写真で知ってはいたが、それ以上の迫力、でもすぐ着いてしまうのが難点だわ---。

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左の尾根を伝い東に向かう。

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次のピークはカラマツに囲まれたボサボサの山頂で、お湯を沸かしてゆっくりコーヒーをいただく。
立木に『淡雪山792m』の札。さっきの岩場にも『淡雪山』と架かっていたが・・・・・・・。

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さらに尾根伝いに東へ東へ。

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フカフカと歩きやすい道の正面は送電塔のピーク。まさに三角点の「興因寺山」だった。もの足りないけれど、きょうはここまで。引き返す。

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周囲には武田氏ゆかりの土地が多く、古い集落が多いことなど、興味は尽きない

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淡雪山には再訪し、ぜひ、白山や片山、そしてゆかりの寺院なども巡ってみようと思った。 

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稜線から 上の写真のような白い露岩?が何カ所か見えた。
下山後 トライしたけれど たどり着けませんでした。

【コース】金子峠09:40-淡雪09:50(15)-淡雪山10:25(15)-興因寺山11:15(10)-淡雪山11:40-金子峠12:20


ではまた~

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