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奥帯那の西の尾根(2) 塔岩から山頂へ 紅葉の雑木潜り 岩越えて

 2019.11.02(土)晴れ      

一ヶ月半(2019.09.15)前の 平瀬入口~天神峠の続きをする
タクシーには、塔岩林道のゲートまで入ってもらい

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林道を奥へと歩く。
路肩にはリュウノウギクの白い花とか、真っ赤に熟したマムシ草など点々と見え飽きないし、

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切通しの崖の岩肌は美しく、

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松などの樹木が根を伸ばしている様子は凄い。
小さな馬頭観音

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やがて行き止まると、塔岩に到着だ。
塔岩は昭和48~49年頃には無人となったそうだ。今は物置小屋とか、

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畑地の跡などが残るだけ。

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集落入口に石段が見えた ので行ってみた。
石段はほぼ崩れているうえ、急勾配で気を遣うが、塔岩の氏神さま細草神社である

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鳥居の礎石らしきもの

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灯籠?や瓦の一部

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石祠

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前回の竹日向も細草神社、二つの集落には浅からぬ縁があるのだろう。

10:50北の高みを目指して登りはじめる。道が分からないので適当に行くと、良い尾根が目の前に待っていた。

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色づいた雑木林、足元は涼やか。

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急登だ!!   「エッサホイ」

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緑の大回廊はチラホラとオレンジ色が混ざり明るい。

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30分弱で主尾根に合流したが、はや11時半になっていた。

主尾根は、所々で大岩を巻いたり、細尾根の起伏を下ったり登ったりと、変化が楽しい。

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穏やかな雑木林が続くようになると「恩二七」石標のある1142mピークで、
今日のランチはここでいただくことになった。

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地形図を見ればもう一回急登があるが、1350mピークを越えさえすれば、
あとは苦労なく奥帯那山~帯那山には行かれそう。

目の前には、がくっと下降するヤセ尾根が待ち受けている。わくわくドキドキ

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鞍部まで下りればさっそく待ち受ける岩の連続。 
巨岩の脇を歩く

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エイコラエイコラ、木の根や岩端を掴んでよじ登り、乗り越え、あるいは這うように越えていく。


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岩の上に出れば、ご褒美の大展望に歓声を上げる。 

勾配も落ち着いて、周りの木々にも目が行くようになると1340m峰は近い。

雑木の色づきが良いと思ったら、カエデが多い。ウリハダ、コハウチワ・・・、
いやぁ、こんな隠れ尾根がカエデ尾根だったなんて!

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1340mピークは誰も来やしない、静かなひろやかな林だった。

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奥帯那山への登りにかかると、右側にモミの植林が現れ、モミ林が去ると、雑木とカラマツ林になる。
灌木を分けていくうち、だんだん勾配が緩やかになり、ピークらしからぬ奥帯那山に到着。

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ササの中に三角点と山名標が立っている。
「寂峰」or「不遇の山」に敬意を表し、しばしの休憩。

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登山道を南東に向かうと、公園風な真っ黄々の森に変わる。

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足元のカ-ペットは赤。夕陽を透かせて、万華鏡の中にいるかのよう。

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泳ぐように登山道を進むと、広々したススキ原に飛び出す。
富士山が迎えてくれた。 

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一面のススキの根元に最後のハナミョウガやリンドウが咲き、
赤く染まったオオモミジが長い影を落としている。

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眠くなりそうな午後の陽射しも、すぐさま冷たい日暮れに変わってしまう危うい時刻。
一番早く下りられそうな戸市へと、道を急ぐ。

水ヶ森林道を横切り、登山道というより林道のような道を下り、15:30ころ車道にでる。

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すっかり日陰になった兄川沿いの道を30分ほど下り、
バス停に着いたが、バスまで1時間近くあるので、タクシーコールした。

峠をわけて北と南にある集落が、同じ名前の氏神さまをお祀りしていることなど、深く掘り下げれば昔の色々な出来事が分かってきそう。
帯那の東の、戸市、切差、訪ねてないけれど赤芝とか膝立という集落、・・・、さまざまな地名が、今、私の頭の頭の中で踊り出すのだった。


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【コース】甲府07:43→(4070円)塔岩林道ゲート08:20(10)-塔岩10:10(細草神社)10:50-主尾根1140m 11:25-1142m 11:40(60)-1342m 13:40-奥帯那山14:10-帯那山14:40-戸市へ15:10-戸市BS 16:10/16:30→(4070円)山梨市16:45
【地図】2.5万:甲府北部  【参照】新ハイキング社:「新バリエーションハイキング」(松浦隆康)

   

ではまた~♪

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