紅葉の南木曾岳へ~
2019.10.20(日)曇・晴れ 4人
土曜は本降りの雨になってしまった。麓の蘭キャンプ場で一泊し、翌日曜日、深い霧の中、歩き出し
キャンプ場から50分の登山口避難小屋に大荷物をデポし出発する。
林道を20分ほど歩くと、ウッドな堰堤が現れ対岸に渡る。 ここから山道の始まり。
沢沿いの大木も混じる雑木林を、木の根に気を遣いながら、登っていく。
所々に、杉とか栂の大きな切り株が残っている。
登り用と下り用の登山道の分岐点に出た。
登りルートでは沢を2~3回渡るが、昨日の雨などなかったようにおとなしく、
続く最初のハシゴも、濡れてはいたが滑る気配がなくホッとした。
「喉の滝」を過ぎる 続々ハシゴが現れるが、垂直ハシゴではなく、木道に勾配がある感じ、新しいし滑りにくく工夫され大助かりだ。
やがて現れる 天然カヤの巨木の森、針葉樹の巨木には 静寂が似合う
ここからまだ霧の中だが、天井の霧のドームの向こうは晴れている気配、
周りの木々は少しずつ紅葉もはじまり、いち早くヤマツツジが赤味を射している。
コミネカエデも
空に青が・・。やったァ!足どりも軽やかにせっせと登る。陽射しを浴びて山を歩くって、ホントに楽しい。
南木曽岳到着。こんなに地味で、山頂? 山名標柱も三角点もちゃんとあるが。
みんなはサッサと通り過ぎる 「えっ、行っちゃうの?」 「いいから、いいから」、
わお~、目の前に笹原が広がった。
大きな青空、わ~、わ~、ゆる鞍部に赤い屋根が見える、山頂避難小屋だ。
すぐ上の広場が、展望台。ベンチや展望写真が設置されていた。
中央アルプスの山々が一望できる。
山塊の左には御嶽、奥に乗鞍。どの山もすご~くでっかいなぁ。
しっかしまだ雪が降ってないわ。
広場には若い登山者たちが多く、キャピキャピ楽しそうだ。
この空気感に、ずっと浸っていたいなぁ。
摩利支天までの吊り尾根は、南木曽岳の景観を楽しみながらの道。
水場は笹をこいで沢に下らねばならない(行ってませんが)
摩利支天に着いた頃、霧が下り始め、さっきの青空どこへやら? ま、いいか、
ここからの下りは、ホントに急で、ハシゴも古くなっているので、気を遣う。
右手が使えないゆえ超・超、慎重に。それでもどうにか下りられる。
やがてハシゴの連続に飽きてくる。終わりかな?と思えば、また出てくるのさ。
急過ぎると思ったら、カッコつけないで後ろ向きになって下りた。
やがて沢音が聞こえてきた。
気を緩めないよう、ひたすら慎重を心がけていると、
ようやく合流点に出た。
登山口までも、とにかく転んではならぬと、最後まで気を抜けない。
*木のダムのたもとで大休止。あとは林道歩きだ。ようやく安心。
今回、日帰りにしたことが、結果的に成功だった。
頂避難小屋のロケーションは素晴らしいが、もしそこに泊まったら、
あの大展望は見られなかったろう。
山頂避難小屋の窓から・・・小さな小屋はトイレ
今回は、右腕打撲で不安なわたしに『サポートするから大丈夫、行きましょう』と
励まして下さったみなさまのおかげで、南木曽岳に行くことが出来た。
私にとって初めての中央アルプス・・よい山旅
ありがとうございました。
【コース】蘭キャンプ場06:10-☆避難小屋(デポ)06:40-木のダム/山道07:10-★1160m 分岐07:20-南木曾岳09:50-避難小屋10:10・見晴台(30)-★分岐12:50-木のダム/車道13:05(10)-☆小屋13:40(20)-蘭キャンプ場14:30
【地図】昭文社:中央アルプス
ではまた~♪
山域別レポ一覧は あしあとへ
う~む。深い霧の朝だが、断じて雨ではない。キャンプ場から50分の登山口避難小屋☆に。大荷物をデポし出発する。(←登山口避難小屋)林道を20分ほど歩くと、ウッドな堰堤が現れ対岸に渡る。山道の始まりだ。沢沿いの大木も混じる雑木林を、木の根に気を遣いながら、登っていく。所々に杉とか栂の大きな切り株が残っている。伐られたのは大分昔かなぁ?そのころは鬱蒼とした巨木の森だったのかもしれない、そんな様子を思い浮かべながら足を運ぶ。
07:20登り&下りの登山道の分岐1160mに出た。登りルートでは沢を2~3回渡るそうだ。水が多い場合に備えスパッツを着けてきたが、まぁ暑いこと。「金時の洞窟」を左下の沢に見て、やや急になった道を行くろ徒渉点が現れたが、昨日の雨などなかったように沢はおとなしく、続く最初のハシゴも、濡れてはいたが滑る気配がなくホッとした。(前頁写真、倒木の奥に梯子&Lコガ→)
「喉の滝」を過ぎるとハシゴが続々現れる。垂直ハシゴではなく、木道に勾配がある感じ、新しいし滑りにくく工夫され大助かりだ。あれ~? 杉の巨木が多い、立山杉を思い出すわと思ったら、これは杉じゃない榧だそうな、そういえば気品があるわ~。天然榧の森を過ぎると、登りで唯一の休憩場がある、まだ霧の中だが、天井の白いドームの向こうは晴れている気配、周りの木々は少しずつ紅葉もはじまり、いち早くヤマツツジが赤味を射している。黄色はコシアブラ? おっ、空に青が戻ってきたよ。やったァ!足どりも軽やかにせっせと登る。陽射しを浴びて山を歩くって、ホントに楽しい。
09:50南木曽岳到着。こんなに地味で、山頂? 山名標柱も三角点もちゃんとあるが。私は”初めての中央アルプス”の感激を味わうヒマなく、みんなとサッサと通り過ぎる「えっ、行っちゃうの?」 「いいから、いいから」、わお~、目の前に笹原が広がった。大きな青空、わ~、わ~、ゆる鞍部に赤い屋根、山頂避難小屋だ。こじんまりした避難小屋のクリアな窓から、空の青と笹の緑を透けて見えた。隣には新しいトイレ小屋が建つ。
すぐ上の広場が、南木曽岳のハイライト。多数のベンチや展望写真が設置されていた。「へ~。あれが木曽駒かぁ。空木岳?、安平路?」山塊の左には御嶽、奥に乗鞍。どの山もすご~くでっかい。しっかしまだ雪が降ってないわ。広場にはいつも出会うより若めの登山者たちが多く、キャピキャピ楽しそうだ。この空気感、ずっと浸っていたいなぁ。
摩利支天までの吊り尾根は、南木曽岳の景観を楽しみながらの道。笹の薄緑に赤い紅葉が混ざり、点在する黒木の濃い緑が風景を引き締めている。山肌には奇岩が露出して独特の雰囲気を醸しだしている。さすが修験の道らしい。しばし観賞。そうして摩利支天に着いた頃、霧が下り始め、さっきの青空どこへやら? ま、いいか、
ここからの下りは、ホントに急で、ハシゴも古くなっているので、気を遣う。右手が使えないゆえ超・超、慎重になる。それでもどうにか下りられる。やがてハシゴの連続に飽きてくる。終わりかな?と思えば、また出てくるのだもの。「最後にもう一回、ハシゴが出てくるわよ。気を抜かないでね」とLコガの注意喚起。急過ぎると思ったらはカッコつけないで後ろ向きで下りた。おばさん達は、こういう所では若者初心者パーティを追い越せる「どんなもんだい」。 やがて沢音が聞こえてきた。「そろそろ登りコースとの合流では?」Lコガ断固として、「いえいえ、まだです」気を緩めないよう、ひたすら慎重を心がけていると、ほうら、合流点に出た。登山口までも、私はとにかく転んではならぬと、最後まで気を抜けない。
*木のダムのたもとで大休止。あとは林道歩きだ。ようやく安心した。今回、バンガロー泊まりで、登山を日帰りにしたことが、結果的に大成功だった。山頂避難小屋のロケーションは素晴らしいが、もしそこに泊まったら、あの大展望は見られなかったろう。 Lコガの冴えわたる第六感。なんと最後の休憩時にも、フルーツをふるまって下さる気の使いよう。右肘打撲で不安なわたしに『サポートするから大丈夫、行きましょう』と励まして下さったTさん、み
なさまのおかげで出来た、今回の南木曽だけだった。ありがとうございました。
【コース】蘭キャンプ場06:10-☆避難小屋(デポ)06:40-*木のダム/山道07:10-★1160m 分岐07:20-南木曾岳09:50-避難小屋10:10・見晴台(30)-★分岐12:50-*木のダム/車道13:05(10)-☆避難小屋13:40(20)-蘭キャンプ場下14:30
【地図】昭文社:中央アルプス
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