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今倉山~二十六夜山。。ブナの森にトリカブト咲く


2019.10.10(木)晴れ               5人

週末(12-13)、強烈な台風が関東に襲来しました。台風は去りましたが、被害は続いています。被災された方々にお見舞い申し上げます
さて、台風の2日前、私たちが行った山歩きのレポです。

7時45分、道坂峠Pから登り始める。まだ緑濃い雑木林に赤い実が点々見える
「ガマズミ?」「違うんじゃない?」ハテサテ・・

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吊り尾根(道坂峠)に出て 急勾配は一段落。「右の道は御正体山ね」と見やり、左折の緩やかな道を。
かつて綺麗なクマザサに覆われていたが、いまや面影すらない。目立つのはイノシシ君が掘り返したあと、ずっと続く。

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涼やかになった雑木林にはトリカブトが咲いている。活きの良い鮮やかな花が続々現れ、みな元気百倍だ。

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やがて巨木が現れ始める、これも道の両側のびっしえりあったスズタケの薮が、ほぼ消えたおかげで目にすることになった、
大ブナや大ツガの林床にはトリカブトやテンニンソウが咲いている。

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今倉山東峰には9時半に到着。
ところどころの、トリカブトの群生は見ごとだ

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西峰(御座入山)先端の岩場から南の展望は、木々が生長し、なくなった

西ヶ原の分岐は 直進しブナの森を過ぎる(お気に入り♪)

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大ミズナラを過ぎ

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ひと登りで赤岩の展望台に出た。
いつのまにか雲がかかり、御正体の上にあるはずの富士山は見えない。

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左:御正体山 右:鹿留山


センブリ
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快適な稜線歩きは続く♪ いつの間に空は晴れ上がり、大きなブナやミズナラの緑が眩しい、
うっすらと色づき始めてる ♪
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秋の陽射しを楽しみながらトントン歩き、やがて林道に下りる。

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登りかえして二十六夜山に到着、富士山は御正体の上にくっきり鎮座していた。

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一世を風靡した?例のデザインの山名表示板、な~んかなつかしい。

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二十六夜塔

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13:10山頂を辞す時、 富士山は雲に隠れていた。台風が近づいてるのだ。
天候は荒れ気味のよう。

****

きょうのコースは、なんど来てもいつ来ても楽しめる。初めの頃は伐採地のひらけた展望に歓声を上げた。やがてカラマツが成長して展望はなくなったけれど、春・夏・秋と花の数々に出会うのが楽しみだった。

冬は(北?)アルプスの展望や雪原に残る動物たちの足跡が面白かったし、

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そして近年は今倉山登路のヤブの衰退のおかけで上部のブナの森に驚かされる。
二十六夜山の林道建設が始まったころ、工事のオジサンと地元のお祭りの話をした。今やガチっと林道完成、工事車も消えた。

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林道にはさまざまな草花が咲く、ビロードモーズイカの劇的な繁栄と衰退を目にし「そういうことか」と分かった。。。
などなど長いつきあいのコース、なのにいつも新鮮で楽しい。

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コース】道坂峠P07:45-今倉山09:25(15)-西峰09:55-西ヶ原10:10-赤岩10:40(10)-(10)-林道12:00-二十六夜山12:25(45)-林道13:30-P14:30→道の駅
【地図】昭文社:高尾陣馬   2.5万地形図:都留、御正体山

ではまた~♪

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最乗寺から明神・明星ヶ岳

2019.09.26 (木) 曇~晴

最乗寺の立派な御堂を目の端にとめつつ、登山口の明神橋を渡る。

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重厚な杉林は、急勾配に木の根がむき出しで、それを両手で掴んで、エイヤッ!エイヤッ!と上がっていく。ふ~、息が上がるわ。

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お地蔵さんやら丁目石?やら石造物が多いし、道標も多い。いかにも箱根越えの古道の雰囲気。

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キバナノアキギリやカンアオイ(葉)を見かける

林道を2回横切り、ひと登りでお待ちかね「見晴小屋」に到着。といっても見晴らしはほとんどないし、避難小屋というけれど中に入るのが恐ろしい荒れようだ。晴れていれば木の間越しに相模湾が覗くのだろう。

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ヤグラの残骸が点々と残る道を行くと、杉林が終わり、

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パッと開けた開放感の溢れたススキの道になった。「ヤッホー♪」

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ピンクのツルボが咲いている。
ややジグザグ急坂になって「神明水」の水場に出る。

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秋の花盛りのお花畑で、みんな大好きワレモコウや、華やかなアザミ
上品なホトトギスや

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なんと、バアソブ。 実は「はじめまして」なのです

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「次は明神水」と、くねくね道をへずって行く。川音が聞こえるのに水場には気づかぬまま、道が左右に分かれた。ここは右。
あと一息なのに、えぐれた溝のような悪路で、ヒ-コラと滑りそうなのをグッと耐え、、外輪山の稜線に飛び出る。


箱根側はえぐれたガレ地。そこには満開のフジアザミ、

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マツムシソウ

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そのほか、ニガナや、アザミや、ノジギクが わんさか咲いていた
明神ヶ岳の山頂でランチのあと

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南へ・・、広々とした稜線を」と、ルンルン弾んでいく、

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ヤマトリカブト

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そのうち急降下しはじめると、一歩ごとに足が痛くなる石の道、
「あれ、こんなだった?」と記憶を辿る
オミナエシ咲く岩っぽいところの そばに咲いていたヤマホトトギス

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「宮城野分岐1」についたところで、明星ヶ岳まで足を延ばすことに決めた。
ハコネザサのトンネル

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ハクサンシャジンやヤマハッカなど秋の花々を楽しみながら歩いていると

道を縁取る白い花
「マルバフジバカマ」で、 帰化植物とはいえ、登山道を縁取り

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ヒノキ林の林床一面に咲いてる光景は、なかなかの美観と思う。

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「宮城野分岐2」の道標に出た。いったいの防火帯のような広い草地、
アレ? 「記憶にございません」。

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そのまま、すぐ先の明星ヶ岳に向かう。
ロマンチックな名前に似合わぬ、超地味な山頂??で、これは「記憶にゴザイマス」。
山名表示板取り付け直前??ピークらしくないので
知らない人は 通り過ぎてしまうかも?

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先ほどの広々とした草地に戻り、腰を下ろし最後のお茶をお茶を楽しんだ。
晴れていたら 箱根の山々が見えるのかなぁ

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宮城野まではやはり急降下だが、先ほどのような歩きづらさもなく、無事下山。

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営業所前のバス停で、小田原行きのバスが満員で通過されたのには驚いたけれど、次のバスに乗れ(混んでいた)、ホッとした。
箱根湯本で下車し、ロマンスカーにゆったりと腰掛ける。
おかげで優雅なハイキングになった。

下山口のお地蔵さん

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【コース】新松田→(タクシー\3520)道了尊前08:30/08:45- 見晴小屋10:00-神明水10:30(10)-分岐12:00-明神ヶ岳12:15(45)-宮城野分岐113:20-宮城野分岐2 14:40(+明星ヶ岳10)15:00-下山口16:00-営業所前BS 16:20/16:50→箱根湯本17:25
 【地図】昭文社:箱根

ではまた~

 

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