奥帯那の西の尾根(天神峠まで)
2019.09.15(日) 快晴
なんとも よいお天気。
甲府からのタクシーを BS平瀬入口で下車する。
塔岩林道のほどよい日陰を、秋の花を楽しみながら歩いていく。
カラハナソウ(実)…。
15分くらいで、頭上にグリーンラインが横切り、林道の奥には車止めのゲート。
ここから取り付きを探しながら歩く。
よさげな、でも急な斜面を グイグイ登り、20分ほどで尾根上に。
風が通り抜け、木の間越しには青い空、若い赤松の植林(キチンと手が入り清々しい)。
るんるんな♪ 松の廊下を歩いていくと、じき足元は白砂で覆われ、
その後、尾根が広がり雑木林になる。緑の風とはこんな風、山を歩く幸せを感じる。
ツクツクボーシの声が降ってくる。尾根は右に曲かり、次は左。
850mピークに乗ると、展望が開ける。正面のゴツゴツした山は昇仙峡?
眼下の谷にヘンな岬が突きだしている。自然の地形なのかな?、行けるのだろうか?。
ふたたび松の廊下を渡り、白砂の滑り台を過ぎると、
ダアス峠に出る。峠道は両側にしっかりついているが、馬頭観音は見つからなかった。
岩がちの急登。岩を越え高度が上がっていくので面白いが、息が切れた。
登りついた913m峰は、またもや展望台。風に吹かれ、しばし・・。
ここできょうは帯那山まで行くのは諦めることになり、次の天神峠でおりることにした・
なので、良きところでランチにしよう、平坦で、景色が良くて、涼しいところを探しながら歩く・
ありました。条件にぴったりな円峰。丸いドームのはげ山の西側に、松の影。
正面の茅ヶ岳~金ヶ岳、曲岳~黒富士の山並みを見ながら、
お湯を湧かしてゆっくりランチにした
次の天神峠で下山することになったので、な~んか楽な気分。嬉しい。
天神峠に出る前に、工事中の17号鉄塔に出会う。
急降下し天神峠。ここで奥帯那山の稜線と分かれ、左の竹日向に向かう。
さっきのダアス峠も、この天神峠も、
峠道はしっかりしているのに、道しるべもお地蔵さんもいないとは、あっさりしたものだ。
道は尾根を巻き、じき太い尾根上に。午後の陽射しは厳しいけれど、爽やかな風がとてもよい。
10分ほどで、送電塔案内の標柱*があるが、判読不能。
傍らの枝にテープが貼ってあり、手前No17、先にはNo16と書かれていた。
No16に行ってみる。
10分ほど下るとモノラックの軌道が走り、これまた工事中で
台座から下ろされた16号が地面に置かれている
戻る時の、逆方向からの写真(軌道が分岐するところ)
少し下ると石祠。
*に戻り、巡視路を伝い竹日向に下る。
途中の沢沿い道は石ゴロで歩きにくいが、すぐ林道になった。
竹日向集落だ。名前どおり日当たりの良い集落で、くねくねした坂道に沿い、古い土蔵や石垣、
お地蔵さんや丸石が祀らている。
広見橋の手前から沢沿いの旧道に入る。
お盆のお供物
旧道は細くて急だが、ちゃんとした道で、子どもたちはこの道を学校に通ったのかなと、思ったりした。
グリ-ンライン昇仙峡BS・大駐車場に15:40到着。人気の昇仙峡は、人が多い。トイレで顔を洗い体を拭き着替えもすます。
さっぱりしたところで、白桃ソフトをいただいたりして、バス時間までゆっくり過ごす
バス停の前でタクシーさん好条件を提示され、結局タクシーで甲府駅に向かった。
このところ雨ばかりだったが、、きょうは見事に晴れ、丸一日山歩きを堪能できた。
甲府の北側は、低山ながら地質・植生など面白い山が多そうだ。古くから人々が住まい、集落の佇まいも峠道も発達していえう。
自然にも民俗にも、次から次へと興味が湧いてくる。
きょう 歩き残した道、新しく触れた道、峠の向こうにも行ってみたい。
エスケープと思った竹日向への道は、、歩けて良かった。
これからの楽しみが増えたきょうの一日。 ほんとうにありがとうございました。
【コース】甲府08:43→(3880円)平瀬入口09:15(10)-ゲート09:40-とりつき09:50-尾根10:15-最初の展望10:40-504号11:20-850mm圏展望11:30-913m峰11:40-ダアス峠11:55-円峰12:20(70)-17号鉄塔13:40-岩峰14:05-天神峠14:10-*14:20-16号鉄塔14:30-*14:45-竹日向15:10-広見橋15:25-グリ-ンライン昇仙峡BS 15:40/16:10→甲府16:55
【地図】昭文社:金峰・甲武信 2.5万:甲府北部 「新バリエーションハイキング」(松浦隆康)の「39帯那山-友沢の巨岩」
最近のコメント