天狗原山から金山 【頸城】(1) まずは地獄を抜けましょう✿✿
2019.08.02(金)晴れ
林道笹ヶ峰小谷線 は、道路補修のため8月いっぱい車両通行止、
雨飾荘前から歩かねばならない。
まことに恐ろしい陽射し。暑い上に重荷が応える。
時々、木陰を選んで水飲み休憩していても、思考停止状態。足だけ勝手に動いている。(強い陽射しに影もクッキリ)
遅れて登山口に着くと、みなは下山してきたソロ男性と歓談中。
水場やテント場について、貴重な情報をいただいた。感謝。
やっと山に入る。 休憩したし日陰でもあるしで、急勾配さえ楽に感じる(?)。
エ ゾアジサイの美しい水色に歓声を上げ、
オニノヤガラの黄色の長身に驚いたりしながら、ゆっくり登る。
目の前の高みをグイッと迫り上がると、お待ちかねの「水場」に出る。
水場は ブナの巨木に囲まれた、落ち着いた場所。
この先、勾配はゆるくなったり、厳しくなったり、道が細く剔れていたり、気を遣う。
一段迫り上がった所には、ダケカンバの巨木が待っていて、山深さを感じる。
コキンレイカ
ミズバショウの巨大な葉の連なる平坦地になりほっとしたのも つかの間
またすぐ、再び溝になる。そこそこ急登でもあり、足元は悪く、気を遣う。ん~、もううんざり。
やがてオオレイジンソウやキヌガサソウがポツポツが姿を見せはじめると、
本当の溝の終点。
ぐるりとキヌガサソウに囲まれ、ミヤマキンポウゲも一面に咲いている、
そんな憩いの広場で休憩した。、
元気を取り戻し、急登をグイグイいけば(刈られた笹に足元をすくわれそう)、
ガレ場の入口について、この先ロープもある岩場になる。
真っ先に可愛らしいシナノナデシコの一群のお出迎え、
陽当たりが良い急斜面には、お花畑が広がっている。
油断ならぬ岩場ゆえ、歩き回ることは出来ないけれど、
たくさんの花を数えながら高度を稼ぎ、写真も撮りまくった
ハクサンサイコ
お花畑 (タカネカワラナデシコやミヤマコウゾリナ・・)
クガイソウ、
クルマユリ
ガレ場を越えると、右に岩壁が見えた。岩には花が咲いている
このシラビソのピークを越えれば天狗原山のはず。
が、思ったより長い、まだ続く登り。
もうすぐ、もうすぐ。しっかし なぜに この足は 進まぬ。もどかしい。
モミジカラマツ
やがて先頭の嬉しそうな声がした。 「着いたよう~」
わっと視界が開け
正面に天狗原山、ウサギギクがひとつ、頭をシャンと上げこっちを見てる。
お地蔵さまと目があった。 「ありがとう、おかげさまで来れました」
花畑の入り口にちょうどテント分の裸地があり、ありがたく使わせていただく。
今夜はゆっくり休んで、あしたは軽荷で金山往復♪、 すっごく愉しみ♪
【08.02】 信濃大町06:13→南小谷07:17/07:39→中土07:45→(タクシ-4600円)雨飾荘08:20/08:30-金山登山口10:10(20)- 水場12:30(20)-右に岩13:30-14:00溝状-ミズバショウ14:30-キヌガサソウ15:00(20)-15:40ガレ場花畑16:00-右に大岩17:10(手前ピーク)-お地蔵様テント 17:50(泊)
(2)に続く ~♪
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