« 2019年7月 | トップページ | 2019年9月 »

花✿秋めく三頭山へ

  2019.08.22(木)小雨曇

こう雨が多くては、最初の計画は中止。しかたない。 
代案は三頭山へ初秋の花見。 思ったより多くの花を、楽しむことが出来ました

霧が濃いなと思っていたが、そのうち本当の雨の粒
傘をさし、チップの路を歩く
キツリフネ、

Img_7564r_20190825024001
タマ
アジサイ、

Img_7576r_20190825024101 

ボタンズル

Img_7588r_20190825023101

最初の見どころ三頭大滝は水量多く、水音高く 堂々している
滝見物の後は三頭沢に沿って、少しずつ高度を上げていく。

モミジガサの白い小花

Img_7591r_20190825024201

タマガワホトトギス

Img_7595r 

茫洋とした霧の中から、現れる大樹。

トチノキ、

Img_7566r_20190825024301

カツラ、

Img_7598r_20190825024501

シオジ…。

Img_7599r 

三頭沢沿いの草花”の絵看板には、ちゃんとレンゲショウマも載っているが、
Img_7614r_20190825024601

草の数からして少ない。

Img_7621r_20190825024601  

デジャビュ!… (三ッ峠の東尾根)…つまりは鹿に食いつくされた跡ってこと???


稜線が近づくにつれて、なんだか明るくなってきた。「おひさまが出てきたわ!」
明るいブナ林の出現に、ニコニコしながらムシカリ峠に上がる。

ヤマホトtギス

Img_7617r_20190825024901

時間があるので避難小屋に立ち寄ってみた。

Img_7623r_20190825024901

懐かしの避難小屋には、いろんな想い出 な~んて
ノンビリ思い出に浸っている場合か!? 虫だ!
刺すヤツだか、噛むヤ
ツだか、やたら虫がまとわりついて、たまったものじゃない。

ゆっくりのんびりは諦めて、防虫ネットをひっかぶり、山頂に急ぐ。

ヤマジノホトトギス

Img_7622r_20190825025101

山頂には石製の山名標柱。

Img_7640r_20190825025101

ちょっとだけ、西(鶴峠方向)に移動し、風の通る良き所でランチにした。
「虫がいなくて助かったわ」とは ぬか喜び。じき多くの虫がまとわりつきだしたので、そそくさと撤収する。トホホ・・・


さて、鞘口峠までの道 は、意外なことに悩ましかった。
たくさんありすぎ、
コマドリの路」「陽光の路」など、よさげな道は結局、遠回りになりそうと 鞘口峠行きの意志を通した。

Img_7647r

登山道の道標は 古くて怪しげで、なんか、なんかね。。。(道はしかりしてました)

Img_7648r_20190825025501

「鞘口峠0.6㎞」を見てから、峠までずいぶん長く感じたが、かかった時間はそれなりだったから、急坂で足がへばっていたのだろう。

シナノキ

Img_7658r_20190825030701

ミズナラ、ブナなど巨木も楽しめる

鞘口峠

Img_7664r

鞘口峠から03.㎞の森林館までは、あっけなかった。

レストランにてアイスやお茶などいただいていると、外は驟雨。

Img_7668r_20190825030901

帰りがけ、森林館の方に、「レンゲショウマは全滅ですか?」とお聞きすると、
「二輪だけ咲いています」とのこと  「すぐ近くの柵の中ですけど…」 

柵に囲われたひょろりとしたレンゲショウマ。

Img_7671r_20190825031101

柵内の林床も え草は少なく荒れた感じで、美しい花がとっても悲しく見えた。

Img_7674r_20190825031001

【コース】三頭山・都民の森P08:00-三頭大滝08:50-ブナの路テラス09:25(20)-ムシカリ峠10:30・避難小屋(10)-三頭山ランチ11:10(30)-鞘口峠13:00(15)-森林館13:30(60)-P14:45  【地図】昭文社:奥多摩 

ではまた~♪

山域別レポ一覧は  あしあと


 

 

| | コメント (2)

天狗原山から金山 【頸城】(1)   まずは地獄を抜けましょう✿✿

2019.08.02(金)晴れ                    

林道笹ヶ峰小谷線 は、道路補修のため8月いっぱい車両通行止、
雨飾荘前から歩かねばならない


Img_7211r  

まことに恐ろしい陽射し。暑い上に重荷が応える。
時々、木陰を選んで水飲み休憩していても、思考停止状態。足だけ勝手に動いている。(強い陽射しに影もクッキリ)

Img_7215r  

遅れて登山口に着くと、みなは下山してきたソロ男性と歓談中。
水場やテント場について、貴重な情報をいただいた。感謝。

Cimg_7218r 

やっと山に入る。 休憩したし日陰でもあるしで、急勾配さえ楽に感じる(?)。
エ ゾアジサイの美しい水色に歓声を上げ、

Cimg_7217r

オニノヤガラの黄色の長身に驚いたりしながら、ゆっくり登る。

Cimg_7229r

 目の前の高みをグイッと迫り上がると、お待ちかねの「水場」に出る。
水場は ブナの巨木に囲まれた、落ち着いた場所

Cimg_7236r

この先、勾配はゆるくなったり、厳しくなったり、道が細く剔れていたり、気を遣う。
一段迫り上がった所には、ダケカンバの巨木が待っていて、山深さを感じる。

コキンレイカ

Cimg_7250r 
 
そうして いよいよ、赤土の溝になる。  もくもくと歩くのみ。

Cimg_7254r

 ミズバショウの巨大な葉の連なる平坦地になりほっとしたのも つかの間

Cimg_7258r

 またすぐ、再び溝になる。そこそこ急登でもあり、足元は悪く、気を遣う。ん~、もううんざり。

  Img_7508cr

 やがてオオレイジンソウやキヌガサソウがポツポツが姿を見せはじめると、
本当の溝の終点。

Cimg_7265r

 ぐるりとキヌガサソウに囲まれ、ミヤマキンポウゲも一面に咲いている、
そんな憩いの広場で休憩した。、

Cimg_7268r

元気を取り戻し、急登をグイグイいけば(刈られた笹に足元をすくわれそう)、
ガレ場の入口について、この先ロープもある岩場になる。

Cimg_7280r

 真っ先に可愛らしいシナノナデシコの一群のお出迎え、

Cimg_7275r

 陽当たりが良い急斜面には、お花畑が広がっている。
油断ならぬ岩場ゆえ、歩き回ることは出来ないけれど、
たくさんの花を数えながら高度を稼ぎ、写真も撮りまくった

ハクサンサイコ

Cimg_7285r

 お花畑 (タカネカワラナデシコやミヤマコウゾリナ・・)

A_20190815100701

 
白いヤマホタルブクロ、

Cimg_7287r

 クガイソウ、

Cimg_7295r

 クルマユリ

Cimg_7279r

 ガレ場を越えると、右に岩壁が見えた。岩には花が咲いている

Cimg_7302r_20190815095501  

このシラビソのピークを越えれば天狗原山のはず。 
が、思ったより長い、まだ続く登り。
もうすぐ、もうすぐ。しっかし なぜに この足は 進まぬ。もどかしい。

モミジカラマツ

Cimg_7303r

やがて先頭の嬉しそうな声がした。 「着いたよう~」

わっと視界が開け

Cimg_7308r

 正面に天狗原山、ウサギギクがひとつ、頭をシャンと上げこっちを見てる。
お地蔵さまと目があった。 「ありがとう、おかげさまで来れました」

Img_7309r

花畑の入り口にちょうどテント分の裸地があり、ありがたく使わせていただく。
今夜はゆっくり休んで、あしたは軽荷で金山往復♪、 すっごく愉しみ♪ 

【08.02】 信濃大町06:13→南小谷07:17/07:39→中土07:45→(タクシ-4600円)雨飾荘08:20/08:30-金山登山口10:10(20)- 水場12:30(20)-右に岩13:30-14:00溝状-ミズバショウ14:30-キヌガサソウ15:00(20)-15:40ガレ場花畑16:00-右に大岩17:10(手前ピーク)-お地蔵様テント 17:50(泊)
                                       

(2)に続く ~♪

山域別レポ一覧は   あしあと

 

 

| | コメント (0)

天狗原山から金山 【頸城】】(2)   地獄過ぎれば✿✿天国の花園✿✿


2019.08.03(土)晴れ               

(1)からの続き

翌朝の展望 

南方向   白馬三山

Img_8304

東南方向 高妻山 堂津 東山

Img_20190803_062201_20190815102601  

出発06:15 空は澄み渡り、朝露に濡れた草原はキラキラ輝く。
ミヤマダイモンジソウ

C

山座同定したり、花たちを愛でたり、のんびり歩いて天狗原山の山頂(標柱)にたつと
金山や、
焼山や、火打山が 目の前に。

Img_7334r

 伸びやかな雲!大きな空! 山の風!。

Img_7417r

ハクサンコザクラの素晴らしい群落が広がる。

Img_7468r

点々と黄色のミヤマキンバイも

Img_7342r

沢にはシラネアオイや

Img_7350r

サンカヨウの純白、

Img_7455r

その他数々、百花繚乱。

Img_7393r

雪渓がわずかに残る。足場は不安定 気を遣う。

Img_7397r

雪が消えたばかりの裸地に、シダがニョキニョキが頭を上げていた。

「ヤッホー!チングルマが待っててくれたよ!」「アオノツガザクラも」

Img_7364r

まだまだハクサンコザクラ

Img_7399r

小さな池塘の神の田圃は、まさしく神さまの住処 という感じ、静かで清廉な空気が流れている。

Img_7368r

 上の田んぼには、カエルの卵塊がいくつも見られた。 

Img_7434r  

金山山頂に 着いてしまった。

Img_7424r

焼山の・・焼山までの稜線がとてもよい、

Img_7426r

でも見かけより手強いとか。 そして火打までは ずいぶんありそう。
雨飾に繋がる茂蔵尾根は、両側が笹に遮られ 展望はないそうだ。

さて、下りましょう

Img_7387r

雪渓でいただく 氷イチゴ

Img_7435r

ふたたび 天狗原山を越え

Img_7333r

そうして ・・・ 花の草原 ~ さようなら

Img_7481r

さて、テント場からの、重荷を背負っての急降下の下山では、
膝を痛めないようにと、かなり気を付けて、それゆえゆっくり下った。

Img_7492r

✿✿

そうそう、 登り下りも、水色のアサギマダラが 私たちの周りを飛び交い、励ましてくれているよう
天国は、地獄を見なきゃいかれない。 
それにしてもねぇ、私には大分辛かった。行かれたのは仲間のおかげ、
感謝して山を下りる。

Img_7536r  
林道入り口 callしたタクシーが、来ていた


【08.03】テント06:15-天狗原山06:30-沢07:00-神の田圃07:10-金山08:00(10)-神の田圃09:00-沢09:10-天狗原山09:30-お地蔵09:10/10:20-11:50ガレ場花畑12:10-12:20溝13:00-水場14:30(15)-金山登山口15:30(10)-雨飾荘17:00→(5980円) 南小谷17:40
                                       

ではまた~♪

山域別レポ一覧は  あしあと

| | コメント (4)

« 2019年7月 | トップページ | 2019年9月 »