7月の乙女高原と黒平峠から塩平
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2019年7月5日 (金) くもり
塩山発バスの乗客で終点焼山峠に下りたのは私たちだけ。
真夏の陽射しにびっくりして、慌てて日焼け止めを塗りたくる。
久しぶりにきいたカッコーの声 ♪
乙女高原への林道沿いには、チダケサシ、ヤマオダマキ、ピンクのシモツケ・・が咲き誇る、
どの花も「やっと晴れた、ばんざい」とうきうきしてるよう。
四季の森広場で車道を離れ、山道に。
木々の葉も草も、大きく深呼吸しているような、すごい生命感、
おっと危ない、滑るぞ。高らかなる沢の音。ホ-ホケキョ、チーツクピー♪。
駐車場の脇から頑丈な鹿柵の扉を開け、草原に入る。
全盛はアヤメ。桃色も鮮やかなヒヨドリソウは蕾、
シモツケソウもまだ蕾で、
一斉に咲く来週あたり、さぞや華やかな草原になっているだろう。
今、この草原のいちばんはキンバイソウ。私は初めてのお花。
グリーンロッジ前のベンチで、高原の風にふかれつつ、な~んか優雅にランチをいただく。
ここでいただいた、「乙女高原のお花たち」というA3のパンフレットで、ノハラアザミとノアザミの見分け方を教わった。
昼食後、また高原をゆらゆら歩く。
「ここにはタチフウロばかり、カイフウロがないのは何故だろう?」と疑問がでる。
ハテナ?
クガイソウは、いままさに花穂が伸び色づき始めたところ、
大ダケカンバやウラジロモミの並ぶ丘の縁から、グリーンロッジの赤い屋根が、遠くに見下ろせた。
ここから樹林帯に。
モギの頭を越えた所の大ブナが「ぶな爺さん」。
次の小ピークにはウロだらけの、こちらは「ぶな婆さん」?。
樹林帯の下草はソヨソヨ優しく、クモキリソウが慎ましく咲いている。
ダケカンバの巨木の、倒れたばかりもがあったり!、
ピークには三角点があり ”ソッタノ頭”と確定できた。
この先のカラマツ林は、所々刈り払われ、ミズナラの苗が植えられている。
下草のイチゴ系が、痛いのなんの。でもね
静かな静かな道なき尾根の、草を分けて歩いていくっのって、
じ-んとしてくる。懐かしい歩き。
14:40「この辺が黒平峠」。 え、峠を示す何の標もないが 慌てて地図を見る
「ここを下ります」 おくれちゃならぬと追っかける私。
左岸の踏み跡らしき草の薄い所を縫っていると、ららら、新しい?堰堤だ、
堰堤を越え、さらに左岸を縫って下りる。道と言えば道だけど、分かりづらい。
古い堰堤をいくつか過ぎる。道らしきものは続いている??ような?
やがて左の川沿いに 明瞭な道が現れる、
そのうち 足元は平たい幾筋もの水の流れる不思議な地形に出た。
そろそろお里じゃない? 案の定林道現れた。
おしゃべりしながら歩ける道の、最後は頑丈な鹿柵が待つ。
(こういう鹿柵はトレンドか?)
水場を過ぎると、おお!すっくと聳える富士山が。
塩平の明るい集落に出る 16:10
166:30にバスがあった。 おお、なんたるラッキー、一日2本のバスにぴったりなんて。
市営バスは窪平までで、別の市営バスに乗りつぎ、塩山駅には16:50に到着した
きょうは前半と後半の、二種類の山歩きができた。
久しぶりの山歩きらしい歩き・・・、満足の一日だった。
【コース】塩山→(1100円)焼山峠09:20(15)-四季の森広場09:45-湿原入口10:00-駐車場1030~10:40草原~グリーンロッジ11:15(50)~ぶな爺さん12.35-長城山13:05-ソッタの頭14:00-黒平峠/下る14:45-鹿柵浄水場16:00-塩平BS 16:30→(200円)窪平17:25→(200円)塩山17:50
【地図】昭文社:金峰山 2.5万:川浦、茅が岳
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