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魅力いっぱい三ッ峠御巣鷹山

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2019年6月16日 (日) 快晴 

なんというクリアな空気だろう! 真っ青な空を、雲の塊がぐんぐん走っていく。
夏のような光が溢れ、車窓からは山々の稜線が際だっている。

三ッ峠登山口(トイレ)脇(1300m)からとりつき、急登をぐいぐい登っていく。
油断すると足が滑り落ちてしまいそうだ。

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四方から押し寄せるハルゼミの声を耳に、一歩一歩体を吊り上げる。
少し勾配がゆるんだ1450m辺りで、ひと休み。さまざまな葉の重なりが美しい。

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ヤマツツジの赤い花が点々と咲いている。
足元には秋の草(ハンカイシオガマやタカオヒゴタイ)の幼い葉が姿を見せる。
順調な季節の巡りが嬉しい。

すると、ふいに道に出た。 茶臼山の板が架かるが隣のピークと思う。
さすが登山道は歩きやすく、咲き始めたゴゼンタチバナなどの花を撮っていく。

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森にいるってことがなんとも嬉しくて仕方ない。
ひゃっ、風が強いな、それもすご~く気持ちいい。

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エアリア地図の『露岩』を登り、ゆっくり歩く。
濃い紫ピンクのカモメラン、

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シロカネソウ、マイズルソウ、ヨウラクツツジなどが、ひっそり咲いている。

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苔に覆われた岩が多く、深閑とした空気に満ち、そこそこ日が射し込む、そんな一画

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山頂に近づくにつれ勾配が増す。『見廻り道』の道標のすぐ上が、

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電波塔に占拠された御巣鷹山の山頂だった。
風の強い今日ばかりは、電波塔が 風よけになってくれるので、ありがたい。

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食後は 北面の『見廻り道』を行く、
なんということない巻き道と思いきや、突然、絶景の岩の上。
雄大でクリアな景色がド~ンと目の前にあった。

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本社や鶴ヶ鳥屋山は低く見える。達沢山などの御坂の山々が連なり、
黒岳の堂々とした山容が素晴らしい。雲が強い陽射しに光っている

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岩から真下に一段下り、慎重に進む。ここは緊張した。

カシヤ穴の上に意外に早く着いた。憶えのあるクサリとロープが下がっている。
見かけよりガッシリしたクサリを伝い、下の段に下りる

「おっ、シロバナフウリンだ♪」

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「ムラサキツリガネも♪」

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「ひゃ、コヨウラクツツジ♪」 カシヤ穴の大岩の上で、ゆっくり花を眺め、景色を楽しみ、風に吹かれた。
ずっと憶えていおきたいな、今日の空気感。

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 見廻り道はかつては登山道、読めない道標が随所に架かっている

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北口登山道に合流すると、林下はバイケイソウ、ヤブレガサ、そしてレンゲショウマで覆われる。

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登り切ると御巣鷹山草原。道の両側は柵が張られ、所々に、ガッチリした囲いがあり
二重の囲いの中にはアツモリソウの花。こうでもしなきゃ、守れなくなったのか? 
大菩薩もそうすべきだった?

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囲いのおかげで珍しい花を見ることが出来た。
アオチドリ

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四季楽園から ふたたび稜線に、そして岩場テラスに出てみた。
最後の展望をしばし楽しみ帰ろうとした時、富士山の頭に架かっていた雲が、薄れ・・

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下山は三ッ峠登山口まで。途中で旧登山道?のショートカットの道をとり、16:45トイレに下りた。タクシーコールも電波届かず、もう少し下のバス停に急ぐ。無事タクシー会社に電話が繋がり、残りもののパンを囓りながら、車を待った。気温がどんどん下がっている。

河口湖駅、富士山の雲はすっかり消えている。

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その東の山の端には、非常に明るい満月が、浮かんでいた。

【コース】河口湖9:05→(バス570円)三ッ峠登山口09:40-ゲート(10)10:05-茶臼山 11:05- 御巣鷹山12:50(70)-カシヤ穴14:00-御巣鷹山草原15:00-巻き道へ15:30-屏風岩15:50-ゲート16:45-登山口バス停17:00(40)→(タクシー5770円)河口湖18:00 
【地図】昭文社:富士山 2.5万:河口湖東部

ではまた~♪

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草原の植物観察

 

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2019年6月11日 (火) くもり 

ことしの梅雨は 本気です よく降ることといったら。

そんな梅雨時の びみょうなスキマに 植物観察に行きました

北富士演習場 (鑑札はあらかじめ とっていました) たまたまの平日も開放日・・と、忍野の草原です。

森の草は 背丈がぐんぐん伸びています 
フタリシズカ テンニンソウ ヤマトリカブトなどなど
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草原には フジハタザオ

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オカオグルマ

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ヤグルマソウ

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満開だったレンゲツツジ 

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アマドコロ? 

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おお、オキナグサの・・

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 なんともすてきな衣装の ガ ヒトリガの仲間??? 分からない

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カイジンドウは咲き始め(ぼけていてすみません)

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春の花終わり 夏の花前 ・・・  端境期の 草原でした

ではまた~♪

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甲東不老山~高指山~瀬淵山 森の緑と涼風と


2019年 5月30日 (木) 晴れ 

上野原発のかわゆいバスは、傾斜のきつい山道をうねうねと、いくつも集落を抜け、不老下バ停に09:00過ぎ到着。 涼やかな風が渡る。

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最初の車道歩きは、見晴らしがよく気持ちよい。

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登山口から山道に入り、ヒノキ林の歩きやすい道を登っていくと 
ひらけた台地の金比羅宮に出る。ベンチに腰をおろし五月の空気感を楽しんだ。

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その先も歩きよい山道は続く。ヒメウツギ、ガクウツギ(写真)、そしてフタリシズカなど、初夏の花を楽しみながら歩く。

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やがて南側がひらけた不老山に到着。
眼下には中央道や四方津の住宅地が一望できる。、

高指山へ、北に向かう。左の植林は変わらず美しく整備されている。左の雑木林は大きな木が増え、しっとり落ちついた雰囲気だ。陽が射すとパッと明るくなる。

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「わっ、きょうもオトシブミがたくさん」「こまかいのが多いね」「きっちり巻かれているわ、すごい」とおしゃべりしていると、はや高指山についていた。

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権現山の展望が印象に残る山だが、、夏は緑のドームに包まれて、山の中の一角という感じだ。
どこまでも緑…緑…緑…、実に静か~~ 誰も来ないし。静かすぎ。

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高指山からは初めての、和見に下る道をいく。
明るい雑木林には ヤマツツジが咲き、色を添えている。

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今までも倒木は多かったが、ここに来て増えてきた。
尾根からジグザグに下る斜面は、見事な杉林。
どの杉もプリーツスカートをはいている。

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針葉樹は倒れやすいと聞いたことがあるが、その通りだ。 山中には倒木が多く、潜ったりまたいだりしながらなので、時間がかかる。

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そしてポンと林道に出る。ちょっと先に道標が立ち、どうやらここがエアリア地図の和見峠(東の方の)らしい。

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道標に峠の名はないが こんな張り紙が。

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ここいらは、林道がやたら発達し、手持ちの地図が追いついていない。悩ましい。
二つ上の写真の、林道の上の、切り残された所に、か細い登山道を見つけた。

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良い道 ルンルン と楽しみ歩くのもつかぬま。  林道に下りちゃう。

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瀬淵山はもう少しのよう、ガンバロウ。 直登の林道と山道と・・・どっちを行く? 
登りは 林道にしよう、山頂はすぐ上だし。

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登り切った!

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みんなで手を振って、エールを送った。 気持ちよさそうに青空を滑空してる。いいないいな。
瀬淵山で大休憩し

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最後は林道を40分ほど歩き、

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水道施設を過ぎ、桑久保集落に出る。

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そしてもう40分、(下の写真はショートカット道)、

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甲東小学校の跡地には、正門が残っていた。

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桑久保入口バス停で16:21発のバスを待つ。ちょうどお向かいがこんにゃく工場。
無人販売所があったので、超お安いコンニャクをおみやげに購入した。

瀬淵山

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【コース】上野原08:35→(500円)不老下BS 09:00(15)-金比羅神社10:00(15)-不老山11:10(10)-高指山11:50(50)-和見峠13:50-瀬淵山14:25(25)-桑久保15:25-桑久保入口BS 16:00/16:21→上野原16:50
 
ではまた~♪

 

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