中双里から金山峠へ・・・・・穏やかな尾根に癒された
2018年12月15日 (土) 快晴
大月からの一番バスで終点ハマイバ前に降りる
昔の面影そのままで、妙に懐かしい
7時半すぎ、大峠の立派な舗装路を歩き出した。
30分ほどで、『山の神橋』 尾根を回り込むと『大山津見神』が現れる。
立派な石の鳥居と石祠は、6年前に建て替えられたらしい
境内は?大石の点在する不思議な雰囲気 一番の大石の元に石祠を見る
その裏から山道が始まる、地図通りの急登は、キリッとした空気の下で、気持ちよく登っていける。
全体コナラの雑木林に、ブナ、ミズナラ、ハリギリの巨木も点在し、
梢の重なる南の空に雪をかぶった富士山が見えた。
大ブナ
1250m圏の広尾根にさしかかる、いやはや、いやはや。
なんと気持ちよいところだろう。
アチコチの幹に、熊の剛毛が貼り付いていた。マツの樹液を嘗めに来たのか?
シラカンバの幹も輝く
小さなヒノキ林を抜け出ると雑木林の広い台地に出た。 中双里だ。
いったいは枯れたスズタケ。かつてはササヤブに覆われていたそうだ。
中双里から、なだらかな尾根を滑るように下ってから、広い雑木林を登っていく。
大木には錆びたワイヤが巻き付いたまま放置され、林道などもハッキリ見える、
突如 目の前に白ザレのキレット現れる、『アリノトワタリ』だ。キモを据えて渡った。
キレットを越えた所で、奈良子林道に出る。
林道は南が大きくひらける展望地。富士山が三ッ峠の上にぽっかり浮かんでいる。
大谷ヶ丸の双耳峰や登ってきた中双里の尾根も見えて嬉しい。
野脇には寄らず、東へと、金山峠に下る。
距離は短いが見かけより難しい。
右側は剔れた谷地形が多く、地質は先ほどの『アリノトワタリ』と似ている。
尾根上は癒やし系の雑木林、午後の柔らかい陽射しをいっぱい浴びながら歩く、
今のこの時が貴い。
道標の立つ金山峠には14:30ころ着いた。
大岱山経由尾根道でなく、早く下りられそうな沢沿い道を選んだら、
ずいぶん急降下。
何度も渡り返すので時間がかかってしまう。
昔、昔下った時は、これほど大変だったかなぁ?
沢筋は 気温が低い。シーズン初の氷の作品を見れたのは良かった。
最後の高巻きの林道は、ところどころ壊れていたし、
金山峠から山口館まで1時間半もかかったとは、我ながら驚きだ。
フユザクラが満開
【コース】大月7:00→(バス500円)ハマイバ前BS 07:20-大山津見神:07:55(15)-1250m 10:50-中双里11:20-林道11:45-(70)-野脇ノ峰下/山道へ13:30-金山峠14:35(10)-林道へ15:50-山口館16:20-(タクシー\3250)大月17:00
【地図】昭文社:大菩薩 2.5万:大月
、
今回がことし最後の山になりました
”青空に雲が光る”にお訪ねくださったみなさま、一年間ありがとうございました。
来年はどんなお山を歩けるでしょう・・・ 体力気力の維持が課題です。
どうか、これからもよろしく・・・ね。
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