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黒岳に届かぬが☆大きな富士山輝く黄葉

2018年11月15日 (木) 快晴
 
きょうは富士山Img_1011r
登路の板取沢ルートは15年前(03.09.15)、下ったことがある。道標はないがしっかり整備され、40分くらいでバス停に下りられた。今やエアリア赤線ルートになったことだし、久しぶりにここを登り、黒岳~御坂峠とミニ周回をすることにした。

 

三ッ峠入口バス停から歩き出す、道標のある御坂峠へでなく、左の水平道を行く。

 

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谷底ゆえ日光は射し込まないが、見上げると心に染みこむような青空! 

 

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板取沢(涸れ沢)を絡むようになると、所々倒木が現れるが、前回の矢平山の沢道ほど悪くない、

 

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階段なども整備され、すっかり安心の道のり。

点々と新しいピンクテープが下がっているのが、遠くからでもよい目印だ。   

 

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沢が合流したところで一瞬、方向が不明になり悩んだ末、右の尾根上にかのピンクテープを発見する。
尾根上には道が延び、ピンクテープも点々と見えるが…… じき、足元がアヤフヤに。

 

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「道が流れたんじゃない?」前方に立木にピンクが見える。高巻きをトライしたが断念し、涸れ沢に下り、石を乗り越え乗り越えして大ケヤキの所まで上がってみた。

 

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う~ん、どうやらここは西ノ沢。なだらかそうな尾根を少し登ってみたが、安定してない上、この先どうなっているかが不明なので、戻ることにした。

 

「きっと分岐を見逃したんだわ、チェックしながら下りようね」。
慎重に慎重に、岩の道を下り、アヤフヤの始まった出合に戻り、

 

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そこからハッキリした道を10分も戻らなかったろう、尾根を登る道が目の前にあったのだ。Y字分岐は、帰路なら二股に分かれるが、往路では折り返すように登る道、気づかず直進していたのだ。

 

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幅広の登山道は、階段もしっかり作られ、力強く私たちを上へ上へ連れて行く。
おお、前方に横たわるのはまぎれもない『南稜』だ。ガンバロウ!

 

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南稜の合流点にはピンクテープがピラピラたくさん付くが、板取沢コースは徹底して道標なしを貫いている。整備されかたとアンバランスだわ。

 

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もう12時を過ぎ、まずランチだランチ。
木々のスキマから大きな富士山が見えている。展望の良いところでゆっくりしよう!
あ、目の前に格好の大岩が現れた。

 

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きょうのランチはあの上で。

 

 Img_1001r      富士山展望 『岩ノ上テラス』

もう黒岳登頂には厳しい時間だし、素晴らしい富士山を眺め満足したので

このまま下りる事にする。

 

広瀬分岐から下は予想以上に、ヤブっぽい。
最初の展望岩で眼下に河口湖を眺めたあと

 

 

 

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先の広瀬分岐に戻り、野天風呂天水の道(手製道標あり)で下山することにした。
松の多い急降下道も、きょうはそれほど急には思えない。

 

 

慎重にローカ状の岩を通過する。

 

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生気溢れる松林を眺めながら、すいすい下る。ムラサキシキブの実

 

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やがてあたりは、黄葉の眩しい広葉樹林帯になり、

 

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誰からともなく「ちょっと、ゆっくりしていこうよ」という声が…。
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そうして素敵な黄金色の森に中に、私たちは腰を下ろす

 

Img_1052r       コハウチワも もえていた
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すぐ下が下山口だった。野天風呂”天水”は休業?らしく 寂しかったが、
近くに新しいホテルなどでき、華やかな雰囲気。

 

久保田一竹美術館まで来ると、観光バスが着いたばかりで観光客でごった返す。

 

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なんと『もみじ回廊』という観光スポットがあり、橋の上では、何組ものカップルが抱き合い「にかっ」と笑って自撮りに夢中だ。

 

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そんな人混みを掻き分け、ハイスピードで真っ赤なモミジを見物し、
広瀬バス停に着いたら、ちょうどバスがやってきた。

黒岳はいろんなコースがある、せめて来年中には山頂を踏みたいな。

 

Img_1079r          帰りのバスの車窓から

 

【コース】 石和温泉08:33→三ッ峠入口BS 09:20-(10)西ノ沢出合10:30-大ケヤキ10:55(道探索)(10)11:20-出合11:30?-稜線へ11:40-南稜 12:15-ランチ岩12:30/13:10-展望岩13:25(10) -広瀬分岐13:35-露岩14:00-(20)-天水15:15-もみじ回廊15:25散策~広瀬BS 15:35→河口湖
【メンバー】 5人

 


ではまた~♪

 

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コメント

ba_sobuさん、こんばんは。

このようなことって、あるのですね。

レポを読んでいて、「おともだちのサイト」のゴン太さんが書かれた2008年のレポを思い出しました。

小生は10年ほど前に下山にこのルートを取りましたが、写真の丸太階段を下りました。一般的には登りよりも下りの方が難しいようですが、下りよりも登りに気を付けなければならない稀なルートのようですね。

投稿: AKIO | 2018年11月18日 (日) 21時18分

 こんばんは。お久しぶりです。AKIOさんに呼ばれて(笑)やって来ました。

 ここは、ホント、下りより登りで間違えやすい稀有な道のようですね。ba_sobuさんでも間違えたと知って、少し慰められました。

 それでも、ちゃんと「ここだ」と登り口を確認できたのは、やはり私と違うところです。

 こうなると、私もいよいよリベンジにあの南陵を目指さないといけないかな…と。

 そうそう、komadoさんの掲示板で拝見しましたが、私も石和温泉駅の変わりぶりに驚きました。以前に比べて駅構内の登って降りてが余計ですが、富士急のバスがあの遠いバス停ではなく、駅前すぐの近いところに変わってくれたのが救いですね。

投稿: ゴン太 | 2018年11月18日 (日) 23時08分

御坂もかなりご無沙汰してますけど、まさか板取沢のルートを歩かれていたとは。。。でも想像よりもしっかりしていることにもちょっと驚きましたよ。

南稜も下部は藪っぽいって今は登山者が減っているのでしょうか?せっかく富士山周辺はインバウンドのお陰でバスが便利になっているので、行かない手はない。自分も一度歩いてみようと思いました。

投稿: komado | 2018年11月18日 (日) 23時35分

Akioさん 

いえ、ちゃんと歩けばこんなことないでしょう。板取沢と西ノ沢出合で、気づくと思う。

ずっと道はよいのですが、沢道はどうしても荒れていて、多少荒れていても、すこし先に明瞭な道が現れる繰り返しだったこと。
いつもまにか、新しいピンクテープを追ってしまっていたこと
出合では、両方とも涸れていたので、うっかりしていました。地図を確認する前に、前方にピンクを見つけてしまったのです。ミスです。

ピンクテープは、正しい道にもありました。
登りで分岐を見過ごしても、出合で気づいて戻るでしょ? ちゃんとしていれば。
1時間もロスしました

ホントに下りでは迷う所ないでしょうね
バス停まで早く下りられる好ルートと思います。

投稿: ba_sibu | 2018年11月19日 (月) 03時05分

ゴン太さん お久しぶりです

自分のエアリアが古く、新しいのは南稜のコースも赤破線になってましたね。。
実際は、広瀬分岐から南は、ヤブっぽく印の類がありません(と思います)。
今回は、皆も疲れていたし、河口湖駅でゆっくりしたい気持ちがあり、確実な広瀬への道にしました
結果、最後に観光気分も味わえて まぁいいかな?

投稿: ba_sibu | 2018年11月19日 (月) 03時10分

komadoさん
富士急はますます便利になりそうですね
私たちののった河口湖発(快速)は (金土日は?)
中央線に乗り入れているみたいだし。要確認

お花じゃなくても、御坂は楽しい山がたくさんありますもんね。
いつも遠くから見える黒岳を登り、北稜のぶな林を見たいし、節刀ヶ岳あたりの、岩岩稜線を楽しみたくなりました。
そして、心配な王岳~のブナの現状も・・・
お山は尽きないですね

投稿: ba_sibu | 2018年11月19日 (月) 03時16分

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