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小川谷林道から材木小屋尾根

2018年11月10日 (土)  

 

まだ陽の射し込まぬ、早朝の小川谷林道。きのうの雨で、  積もった落ち葉が湿っている。赤や黄色の、厚いフカフカを感じながら歩いていく。

 

Img_7995r            マムシグサの実 ポツンと目立つ

カロー橋を過ぎる。大きな石が道路に落ちたまま放置され、私たちはその傍らを摺りぬける。

 

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ハンギョウ尾根のモノレール基地辺りまできた。 
谷に光が溢れ、オオモミジが真っ赤に燃え

 

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メグスリノキは緑と赤が半々の上品なグラデーション
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道を覆う落ち葉の絨毯は、濡れ色が華やかだ。

 

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ホウノキ Img_0615r

 

「4.0.㎞」地点の先の下降路から小川谷に。吊り橋を渡れば、なごみの広場 

 

B

この上の下段歩道に出て、すぐ尾根に上がる? うっ、けっこう急!
ま、手足を使って這い上がるのも、面白い。

 

 

 

登れば大ケヤキがドンと立つ。ここは巨樹の森。不意にお宝に遭遇できるなんて、信じられない、ラッキー。

 

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左は杉?の植林になるが、依然として続く急登は地形図どおりということ。
広葉樹林になっところで一服し、さらなる急勾配をせっせと登る。

日が陰ってきた。天気予報と違うじゃない?それでも紅葉は力をくれる。
Img_0716r            メグスリノキ

前方に待ち受ける、壁のような急坂を、ドッコラショ、這い登ると
素敵な落ち葉の段々が連なる。既視感!  タキダニへの道によく似てる、

 

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材木小屋尾根に沿っては、地味にテープが付く、下りには心強いだろう。
やがて尾根上はアゼビが繁り、若干岩っぽくなる。

 

上段歩道が横切るポイント。右からやってきた道

 

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左への道Img_8145r
きょうは上を目指す
巨樹が多いImg_0741r

 

オノレカンバの大木も。
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視界がひらけ、大いなる落ち葉のうねりが広がる。この辺が1220m圏? 
いいね、いいね。すでに陽射しの絶えた空は寒々しく残念だけど。
大きなすりばちにおりてランチにした。

 

 

 

C
しりばちの北側は雑木林が広がり、
大きな栗の木から見下ろす南側にも、落ち葉の段々が続いている。
Img_0799r            栗の木

日暮れの早い季節ゆえ、来た道を戻ることになった。時間に余裕があると思えば、帰路では寄り道したり、フラフラ徘徊したりして、歩くことができる。

 

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ピストンで下っていくと紅葉の感じが、登りと違って見える。

 

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急坂を下り、杉林の縁を過ぎ、大ケヤキの巨木帯にやってきた。
左側には、大ミズナラ
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今朝がたのヒノキ。
幹の模様が綺麗
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奥にもっと巨木なケヤキ

 

三つに分かれた大ミズナラでは、いろいろ遊ばせてもらう。
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下段歩道の道標の字は読めない。

 

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一気に尾根を下り、吊り橋に。そして、小川谷林道からは、やれやれと気楽になって、急がず休まず駐車場に向かう。

 

カロー橋あたりで夕暮れに包まれはじめたので
タワ尾根を下りないで、ピストンにして正解と、つくづく思った。

 

奥多摩駅の2階「ポートおくたま」に上がってみた、いつお店が出来たのだろう? 
ソフトクリームは味も色も濃く、美味しかった。コーヒーはテクアウトもできるので、
今度利用してみようかな。

 

Img_8110r        チドリノキ

ではまた~♪

 

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10月のうらやま情報

2018年10月7日 (木)  

 

久しぶりのうらやま散策  秋の花も後半のようす

 

アケボノソウ Img_20181018_091326r

 

コシオガマKosiogama

フユワラビ

 

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センブリ

 

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ではまた~♪

 

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黒岳に届かぬが☆大きな富士山輝く黄葉

2018年11月15日 (木) 快晴
 
きょうは富士山Img_1011r
登路の板取沢ルートは15年前(03.09.15)、下ったことがある。道標はないがしっかり整備され、40分くらいでバス停に下りられた。今やエアリア赤線ルートになったことだし、久しぶりにここを登り、黒岳~御坂峠とミニ周回をすることにした。

 

三ッ峠入口バス停から歩き出す、道標のある御坂峠へでなく、左の水平道を行く。

 

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谷底ゆえ日光は射し込まないが、見上げると心に染みこむような青空! 

 

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板取沢(涸れ沢)を絡むようになると、所々倒木が現れるが、前回の矢平山の沢道ほど悪くない、

 

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階段なども整備され、すっかり安心の道のり。

点々と新しいピンクテープが下がっているのが、遠くからでもよい目印だ。   

 

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沢が合流したところで一瞬、方向が不明になり悩んだ末、右の尾根上にかのピンクテープを発見する。
尾根上には道が延び、ピンクテープも点々と見えるが…… じき、足元がアヤフヤに。

 

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「道が流れたんじゃない?」前方に立木にピンクが見える。高巻きをトライしたが断念し、涸れ沢に下り、石を乗り越え乗り越えして大ケヤキの所まで上がってみた。

 

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う~ん、どうやらここは西ノ沢。なだらかそうな尾根を少し登ってみたが、安定してない上、この先どうなっているかが不明なので、戻ることにした。

 

「きっと分岐を見逃したんだわ、チェックしながら下りようね」。
慎重に慎重に、岩の道を下り、アヤフヤの始まった出合に戻り、

 

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そこからハッキリした道を10分も戻らなかったろう、尾根を登る道が目の前にあったのだ。Y字分岐は、帰路なら二股に分かれるが、往路では折り返すように登る道、気づかず直進していたのだ。

 

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幅広の登山道は、階段もしっかり作られ、力強く私たちを上へ上へ連れて行く。
おお、前方に横たわるのはまぎれもない『南稜』だ。ガンバロウ!

 

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南稜の合流点にはピンクテープがピラピラたくさん付くが、板取沢コースは徹底して道標なしを貫いている。整備されかたとアンバランスだわ。

 

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もう12時を過ぎ、まずランチだランチ。
木々のスキマから大きな富士山が見えている。展望の良いところでゆっくりしよう!
あ、目の前に格好の大岩が現れた。

 

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きょうのランチはあの上で。

 

 Img_1001r      富士山展望 『岩ノ上テラス』

もう黒岳登頂には厳しい時間だし、素晴らしい富士山を眺め満足したので

このまま下りる事にする。

 

広瀬分岐から下は予想以上に、ヤブっぽい。
最初の展望岩で眼下に河口湖を眺めたあと

 

 

 

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先の広瀬分岐に戻り、野天風呂天水の道(手製道標あり)で下山することにした。
松の多い急降下道も、きょうはそれほど急には思えない。

 

 

慎重にローカ状の岩を通過する。

 

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生気溢れる松林を眺めながら、すいすい下る。ムラサキシキブの実

 

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やがてあたりは、黄葉の眩しい広葉樹林帯になり、

 

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誰からともなく「ちょっと、ゆっくりしていこうよ」という声が…。
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そうして素敵な黄金色の森に中に、私たちは腰を下ろす

 

Img_1052r       コハウチワも もえていた
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すぐ下が下山口だった。野天風呂”天水”は休業?らしく 寂しかったが、
近くに新しいホテルなどでき、華やかな雰囲気。

 

久保田一竹美術館まで来ると、観光バスが着いたばかりで観光客でごった返す。

 

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なんと『もみじ回廊』という観光スポットがあり、橋の上では、何組ものカップルが抱き合い「にかっ」と笑って自撮りに夢中だ。

 

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そんな人混みを掻き分け、ハイスピードで真っ赤なモミジを見物し、
広瀬バス停に着いたら、ちょうどバスがやってきた。

黒岳はいろんなコースがある、せめて来年中には山頂を踏みたいな。

 

Img_1079r          帰りのバスの車窓から

 

【コース】 石和温泉08:33→三ッ峠入口BS 09:20-(10)西ノ沢出合10:30-大ケヤキ10:55(道探索)(10)11:20-出合11:30?-稜線へ11:40-南稜 12:15-ランチ岩12:30/13:10-展望岩13:25(10) -広瀬分岐13:35-露岩14:00-(20)-天水15:15-もみじ回廊15:25散策~広瀬BS 15:35→河口湖
【メンバー】 5人

 


ではまた~♪

 

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