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夏の安達太良、温泉ですよ❤

2018年07月21日~22日  

安達太良山(1)の続きです。

二日目 22日(日曜)曇(濃霧)のち晴れ

夕べはずいぶん風が強かったが、静かな朝になった。。
しかし意外や雲が重く、霧も濃い、ま、どうせ晴れるでしょ。

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ほっぺたに細かい霧がかかる。灌木の露がズボンを濡らす。たいしたことない、大丈夫。地面の石にずるっと動いた跡がいくつもあり、不思議だ。。。。

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「風の仕業かな?」「小さな石で動いてないのもあれば、けっこう大きな石が動かされたりしてたり」「なんかの会報に”安達太良の一画に石が整列~風との関係”論文があったよ」

霧の中からウサギの耳が現れた(しゃくなげの塔)。

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足元は細い尾根のようだが、てくてく快調に下る。霧が濃すぎだ。
こりゃ霧というより、小雨ともいえる。

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岩が多くなってきた。クライミングする人もいるのかな?そんな切り立った岩をすり抜けていると、先頭から「胎内岩でーす」の声。小さな岩のトンネルを身をこごめて通り抜けた。

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再び緑の灌木に縁取られた岩岩な尾根を下り、じき
眼下には、噴火のあとの、植物のない異次元の景色が広がった。

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黒い大岩と敷き詰められた白砂が美しい。
所々に緑の島を配置した、神さまのセンスがすごい。

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微かに硫黄の香りがしてきた、
下に沢が見える「あれが温泉?」「いえ、まだまだ先よ」

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ややっ、向こうからマットレスを背負った若者が何人も登ってくる。ボルダリングの子たちだ。「この辺にはいい岩がいっぱいあるんで」。なるほど、手頃な面白い岩が林立している。あれなら私にも出来るんでない?

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おお、陽が射してきた。絶好の温泉日和になりそう♪♪

 

湯ノ花採り小屋の下、木橋の袂にザックを置き、
さっそく Tシャツ半ズボンで川に浸かる。

          白濁のお湯じゃ 湯加減もよい
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あら、あら、だれかさんはさっそくお顔に泥パック。
「この岩に頭を載せれば、ちょうど寝ころび湯になるわね~」
お尻の下は、ねっとりきめの細かい白い砂。
体中に美の精が染みこんでくるようで~❤

 

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「今ね、若者2人が登山道を下ってきたけど、懸命にこっちを見ないようにしてたわよ」
…ふふふ、ガールズ?パワーは強すぎだね。

Img_7898r      それでは、下りましょう!

 左の尾根に登り返し、温泉(の川)を見下ろせば。

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あとは稜線を70分ほど、ゆるゆる下ればよい。
白糸の滝などを遠望しながら、沼尻Pには12:30到着した。

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帰りみち、母成峠に立ち寄る。戊辰戦争のキーポイントの古戦場、
丘のような土塁に立ち、圧倒的な戦力の差に砕け散った会津軍に思いを馳せた。


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今回も、大勢の方にお世話になりました。ほんとうにありがとうございました。

【二日目】避難小屋06:35-胎内岩07:30-湯ノ花採取場♨09:30(70)-(10)滝見11:50-沼尻P12:00→母成峠12:30(20)→郡山 
【地図】昭文社:磐梯吾妻安達太良

ではまた~♪

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夏の安達太良 風を友に♪

2018年07月21日~22日   

鉄山避難小屋の夕ぐれ

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日目 21日(土曜) 

あだたらスキー場のロープウエイ・山頂駅から登り出す。

花殻の残るシャクナゲの道では、ひっきりなしに下山者とすれ違う。

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五葉松平上の広場で休んでいたら、中学生がぞろぞろ下りてきた。駐車場のバスの子たちだ。「こんにちわ~」「こんにちわ~」と跳ねるように山道を下っていった。

ひと登りで視界が開け、前方に乳首が見える。あと一息だ。

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山頂に到着する、通り抜ける風が心地良い。
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去年は、山頂を越えたとたん天候が急変「安達太良山は、気が抜けない」と
肝に銘じたのだが、・・・・・・・、さあ、きょうはどうだろう。

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乳首を右から回り込み、鉄山に向かう。
左の沼ノ平の荒涼とした窪地から、硫黄の匂いが漂ってくる。

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そして来た来た!猛烈な風。ピーピーヒューヒュー   「うっ!」
「安達太良じゃ、こんなのそよ風ヨ」 私たちは一列に、前屈みになって進んでいく。

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「鉄山まで行かないと、休む所ないですから」
「しっかり踏ん張って歩きましょ」。おかげで馬ノ背を、スペシャルな高揚感で歩く。

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鉄山の前山の斜面にさしかかると、ウソのように風が凪ぎ、ムッとした空気に包まれる。茶色の岩肌に矮性のコメツツジが繁り、小さな白い花を咲かせている。

      マルバシモツケ?Img_7728r
丘を乗り越すと、鉄山から延びる平たい尾根に、ポツンと孤独な小屋が見えた。
再び風に煽られながら、鉄山山頂を確認し

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なだらかな丘を駆け下り、小屋に飛び込む。

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あ、先客がいらした。ナイスシニア+ナイスミドルの男性二人組。「静かなお酒を楽しみに来ました」とか…。ガールズ9人の乱入で、当てが外れたと思う。ごめんなさい。

希望者5人(私も)で箕輪山を往復。だだ広い山頂は、半分は灌木に覆われ、あと半分は岩っぽい裸地に、大岩がごろんごろんと転がっている。

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小屋に戻る途中、鞍部(笹平分岐)で水汲み班(3人)と合流。
8人で賑やかに小屋に戻った。雪渓の雪はもうなかったとか。残念です。
    
          キソチドリImg_7774r_2
      笹平分岐から箕輪山を見る。実は安達太良の最高峰だImg_7793r
夕食後、お喋りをしていると

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「夕焼けか綺麗ですよ」同宿のハイカーからお声がかかった。
「えっ」 西の窓が真っ赤でないか!。

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急いで表に出る。こんな夕空、今まで見たことない。ドラマチックに燃え上がる空は、キャンバスに描かれる雲の芸術。色も形も荘厳のひとことだ。

Img_7808r               箕輪山と

【コース:一日目】二本松10:40→奥岳ロープウエイ11:15→(\1000)山頂駅11:25(10)-五葉松平12:30(30)-安達太良山14:00(15)-牛ノ肩14:35-(20)鉄山15:20-避難小屋△15:30/15:40-笹平分岐*15:55-箕輪山16:20(20)-*16:55-△17:15(泊)
【地図】昭文社:磐梯吾妻安達太良   

夏の安達太良(2)に続きます~

ではまた~♪

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三ツ峠 花咲く高原と母ノ白滝

2018年07月19日 (木) 晴~曇 

 

猛暑の季節の登山は三ッ峠。まず河口湖からタクシーで(天下茶屋)登山口まで
標高はあると思うのに暑い!今年はどうかしている。

 

さっそく現れるお花たち。

 

          トリアシショウマImg_7498r

先日の雨のせい?道は大量の土砂が流れたようで?ガードレールがあちこちひん曲がっている。流れる岩に耐えきれなかったか?
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登るにつれ、高原らしいお花が増える。
          シモツケImg_7520r
          カイフウロImg_7514r           
    クガイソウImg_7536r
    レンゲショウマ(ほとんどは蕾ですが、このこは、おしゃまさん♪)Img_7534r
四季楽園の周りには

 

   ハクサンシャジンImg_7541r
      クルマユリImg_7542r
そして開運山では。Img_7560r     富士山は全然、、御坂はやっと。。。
          「太陽に照らされるより、涼しくていい」は、本当の気持ち。、

四季楽園から裸地の展望台の丘を越える。
両脇は笹が繁り、笹に混じって花が咲く。

        ミズチドリImg_7567r
           展望台の一画の大岩、まじでこわい.3_20180720_1546
      保護観察中 ウチョウランImg_7583r
木無山は、緑の丘。Img_7590r     
いつぞやはシモツケのピンクとギボウシが溢れるように咲いていたけど、
今は緑の笹が目立つ。
でもなんともノンビリした形の丸っこさ、そしてカラ松の樹林に囲まれている。

「母の白滝」方向に右折する。

 

  カラ松林に林床はテンニンソウImg_7592r
やがて雑木林に変わる。ルンルンと快適な下りみちだが、所々、溝になって歩きにくい。

 

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白い手まりのような花がやたら多い。蔓性で茎を折ると白い液が出る。
あまりに繁茂しているで強靱なる帰化植物と思ったら、イケマというれっきとした日本の野生植物だそうだ(ガガイモ科)。

 

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林道に出た後、お向かいのゲートの清八林道を下る。

 

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さぁさぁ、どんどん下りましょう。登山道は清八林道を絡みながら続く。
やがて階段など整備され始め、と川を見下ろし、ついに滝が現れた。

 

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「母ノ白滝に到着!」と思い、高巻きの上からしばし見入る。
そしたら、その下にまた滝が。白滝神社もある。母ノ白滝はこちらだ。

 

 

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河口浅間神社に下山。格調ある渋い神社だった。

 

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ここでcallしたタクシーを待つ
富士急ハイヤーの6人乗り『エスクァィア』は、便利です。

 

みなさま、猛暑に負けないようお過ごし下さい、
それでは元気で、お山でお会いしましょう!!
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【コース】河口湖08:21→(\5230)08:55天下茶屋登山口09:05-四季楽園*10:55-開運山11:10(15)-*ランチ11:30(60)-木無山12:55-清八林道13:50(10)-(10)母ノ白滝14:50(15)-河口浅間神社15:30(10)→(\2710)河口湖
【地図】昭文社:富士山 

 

 

 

ではまた~♪

 

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栗駒山を堪能 (2)  須川温泉に下る

栗駒山(1)からの続きです

 

2018年07月1日~2日 (日・月)  

 

二日目 晴れ

 

朝でーすImg_7064r
さて、どう山頂に行くか考えて、来た時と同じ、産沼回りを選択する。

朝の光の山の空気。オノエランとトキソウとヒナザクラの縁取りなんて、
なんてまぁ贅沢。
 

 

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青空に雪渓が眩しい。さて磐井川源流を上から見ると、確かに左岸に雪渓をよけて道らしき筋が見える。磐井川を渡り、狙った斜面を少し上がってみたが、これが道という確証は?????。
 

 

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朝の産沼は、湧き起こる生命力に満ちていた・・カエルがゲコゲコ、蜂の羽音・・・
 

 

栗駒への登りは,なんということもなくクリアできた。満開のウラジロヨウラクやサラサドウダンのおかげで、飽きない。
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そしてなにより青い空が嬉しい。
 

 

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9時過ぎに栗駒山頂に到着。
平日でも人気で地元の方が多く、いかにも「おらが山」な栗駒愛を感じる。

        山頂から笊森山荘が見えたImg_7184r

東栗駒分岐方面の尾根が、おおらかで、ちょっとそこまで・・

・と
威勢良く歩きだすが、予想外に下降するので、イケイケ魂も萎えてしまい
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山頂に戻った。(虚空蔵山方向)

 

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須川分岐を下る。すでに下山した気分でいるから、昭和湖が遠く思える。

          イワカガミImg_7152_2r


1時間以上もして、ようやく硫黄臭がやって来て、ミントブルーの池の前に出た。
うわわ、キレイと言うより恐い~死の池的な・・・。
 

 

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名残平は、ワタスゲが花盛り。

 

鮮やかなピンクのサワランも点々と。

 

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よく見ればモウゼンゴケがうじゃうじゃ、
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イワイチョウ。そしてウラジロヨウラクがびっしりと花を咲かす。

地元のお年寄りがおっしゃるには、「今はススキは入ってしまってねぇ、花が少なくなった」と淋しそうだった。「この下にミツガシワが咲いてるから、見ていってね」

 

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そして無事  昨日のお宿須川高原温泉に帰ってきた。

 

 

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ゆっくり温泉に入り、涼しいロビーで荷物整理。
宿の人の応対は、昨日も今日もとても気持ちよく、この温泉のファンになった。

 

 【二日目】笊森山荘06:45-磐井川源流あたり 07:10-産沼08:00-栗駒山09:10(東方向を散策)10:10-天狗平10:40-昭和湖12:00(15)-自然探勝路分岐:12:30-名残平13:00-須川温泉13:30 

 

Img_7171r            きょうのヒナザクラ (^^)       

 
ではまた~♪

 

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栗駒山を堪能 (1) 秣岳から笊森山荘へ

2018年07月1日~2日 (日・月)  

 

一日目 晴れ

 

須川高原温泉出発。車道歩きを約1時間、気温20℃とはいえ、直射日光は強烈だ。

 

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秣岳の登山口には08:50到着、すでに汗だくになっていたが、ブナ林の緑のシャワーを浴びながら、緩やかに登り出す。

 

     山菜採りのオジサンとすれ違った 「今年のタケノコはこれで最後だね」Img_6766r      
おや、さっそく山の花たちのお出迎え♪ 
ツマトリソウやらオオバキスミレ(写真)やらアカモノやら…。
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森がひらけると、前方にスッキリした三角形の秣岳(前山か)が聳ええ。

 

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秣岳への急登も、「きょうキビシイのはこの登りだけ」と自分にいい聞かせ、。
秣岳に立つ。、眼下には須川湖や赤い屋根の高原温泉が見える。

 

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これから歩くたおやか緑の斜面は、しろがね草原。
ここを歩きたくてこのコースを選んだのさ。

 

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左も右もひたすらの緑、点々と白い花が彩る、ワタスゲやシロニガナ。小さな紫のタテヤマリンドウが、星屑のように散らばっている。

 

            ヒナザクラImg_6816r
          タテヤマリンドウImg_6833r
     樹林帯にはハクサンシャクナゲ。
     咲き始めの柔らかな白い肌にハケで刷いたような紅がなんとも可愛い。
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      咲き始めたコバイケイソウが、真っ白な花穂をゆさゆさ。
      久しぶりなオノエラン。次から次と顔を出す。まさにオノエラン街道だ。Img_6980_2r
それにしても、なんて広い湿原だろう。 心地良い風に吹かれて歩いていく。
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岩っぽくなるとハクサンシャクナゲと、サラサドウダンのたわわな花の直。
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岩っぽい樹林帯と 鞍部の湿原を繰り返す。
       湿原のトキソウImg_6877r
展望岩頭の手前のピークで、秣岳からの尾根を振りかえると
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「次のピーク・展望岩頭でお昼だ!」と、気勢を上げた。

ところが岩頭に至るまでが。。タイヘン。急登の岩がちの道が剔れ、水が溜まり、両側からツツジが覆い被さる。厳しい太陽光、風は無し。
登っても登ってもかのピークが近づいてこないので、あてどもない旅人の気持ち。
「前方のあの高みかな?、違った、その先だぁ」何度も同じ思いを繰り返す。

 

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突然、すごい風の吹き抜けるガレの平坦地に出る。展望岩頭だ。

 

 

          須川温泉と須川湖が見えるImg_6930r     
真新しい「火山観測局、同じ施設は山頂近くに各所に設置されている。
展望どころか強風に飛ばされそうで、そそくさと後にする。

 

Img_6929r          展望岩頭を振りかえる

「ランチは天狗平で」と、先延ばし・・あと10分のおあずけだ。
強風にあおられながらゆるく下っていると、5~6人のパーティがやってきた。
「オノエランを見に来ました」

天狗平に着くとウソのように風はない。さぁ、たのしみなお弁当。
朝、須川温泉で作ってもらったオニギリは、大きな海苔が巻いてあり、味も固さも文句なし。ありがたいなぁ。

 

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山頂までの登山道は幅広、奇妙な形の溶岩塊(天狗岩)を見ながら15分で栗駒山頂に出た。立派な山名表示板!!

 

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コースタイムではあと1時間弱で避難小屋なので、ちょっと安心した。
地図をよく見ていれば良かったのだが、あれれ、予想した方向に道がないと思い込み、傍にいたベテランっぽい人に「笊森へはどの道を?」とお聞きしたら、裏のササヤブ濃い、あるかなきかのルート?道?を教えられる。

 

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ええっ?な-んか変、そうかなぁ、ちょっとトライしたが、「この時間にこの道を下るのはイヤだ」と腹の虫が叫んだ。ということで、20分長くなるが、産沼経由で下ることに。 

 

今までとはうってかわって、両側の樹林(ツツジ、ササ、ナナカマド)に切り開かれた道を下る。石がちで気を遣うけれど、よく整備されていると思う。
30分で産沼に到着。池を眺めてひと休み。

 

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避難小屋方向の、少し草深い道の両脇にはイワカガミや、ヒナザクラが咲いている。
雪渓を二つ越えるが、もう大分溶けていてアイゼンはいらない。

  下方の雪渓が溶けたばかりのひな段にミズバショウとヒナザクラの大群生が
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あそこに下りてみたいなぁと思ったけれど、ここまで来てケガしてもなと思い直し、ズームで写真に収めておく
   (ヒナザクラでなくワタスゲの大群生だった)。
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じき川音が聞こえた、勢いのある小沢「磐井川源流」だ。水を汲む。

 

 

 

少し上り、稜線を乗り越すと、スプーンでえぐったような広い草地になり、
白壁赤屋根の笊森山荘が見えた。

 

 

 

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H13築の木の香りがする綺麗な小屋。大きな窓が明るい。宿泊者は自分たちだけなので、気兼ねなくリラックス。
あまりにくつろぎ、夕食でビールを飲み過ぎ??あっという間に眠ってしまった。

 

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(2)に続きます~ ♪

 

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高尾駅前裏山巡り・・初沢山~金比羅山~四辻

2018年06月21日 (木) 曇 

 

駅前から住宅街を抜けると、きんいろに輝く仏舎利塔が聳える(みころも霊園)。

 

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広場の奥に
は池があり、錦鯉や亀たちが泳いでいる。鯉のえさをみんなで面白がってばらまくと、大鯉たちが寄って来てパクパク飲み込んでいた。

 

池の右から初沢山に登る。鬱蒼とした森、道は整備され、緩やかで信じらんないほどフカフカで歩きやすい。

 

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山頂には初沢城跡の標柱が立つ。ピークをのっこし道なりに左に回り込むと、眼下に家々の屋根があり、低い雲のスキマに里山の小さなピークが並んでいる。

 

     Img_6359r        彼方の台形の小山が、これから登る「金比羅山」

 

右側のフェンス(お墓との境)沿いをグングン下り、実践高校の脇を掠めて、みころも霊園の入口に戻る。
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住宅街のなかの、金比羅山の小山がヤブに覆われ…と見えたが、ちゃんと登山口あり、取りつく。
近所の方々のお散歩道なのだろう。適度なアップダウンと照葉樹の森が続く。
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最初のピークに石祠あり、これが金比羅さまかと思いきや、

 

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双耳のもう一方に立派なお宮が建っていた。

 

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ちょうど宮大工さんが修理に入っていたので、御堂の中を拝観させていただく。お話も伺う。
  Img_6374r       天井に描かれた、色鮮やかな四季の野草

 

鳥居の前の階段を下り、踊り場にあった看板で、この山の下が京王線のトンネルなんだと、理解。
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踊り場から階段を下りず、左の住宅を掠めて右に回りこむ。
周りは住宅街のはずなのに、人の気配のない山の道。
静かで野趣もあり、駅近の山とは思えない。

 

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じき【左高尾駅・右四辻】の道標に行き会う。南高尾山稜の始点だ。
ああ、ここか?と、ようやく現在地を合点する。
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尾根通しに進むとやがて左側がひらけ、眼下に大きな墓園を望む(高尾霊園)。「あそこに下りるのよ」。「へ、下りられるの? 知らなかったわ」。

 

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四辻の道標の、表示のない道を行く、ここを下るのは初めて、わくわく、

 

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伐採のおかげで展望が良い。、所々、樅?の大木が残されている。
陽当たりも良いので、草が被って歩きずらいところもあったが、無事着地。

 

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そこは高尾霊園の一角の犬猫墓地だった。
大きな墓石は「北島三郎の愛犬の墓ですよ」と墓地の人が教えてくれた。
坂道を下りつつ霊園を管理する高乗寺に向かう。
途中の寺山修司さんのお墓にお詣りする。忌野清志郎さんのお墓は、階段を登らねばならぬので、残念だけどまた今度。
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お寺の「大心」というレストランに入り、コーヒーをいっぷく。だれかの注文したワラビもちに、楊枝がたくさんついてきたので、みなでおすそ分けをいただく。美味しかった。

 

お寺からは、裏道を辿り高尾駅に戻る。
高尾の駅近な山が、これほど静かで自然に溢れているとは、オ・ド・ロ・イ・タ

 

Img_6420r           チダケサシ

コース】高尾駅09:00-*みころも霊園(池)09:10(20)-初沢山10:00(15)-*10:40-金比羅山登山口10:50-金比羅神社11:00(30)-南高尾山稜へ11:45-四辻12:30-霊園12:45-大心(コーヒー)13:20(40)-*14:35- 高尾駅
【地図】昭文社:高尾陣馬 2.5万:八王子 

 

ではまた~♪

 

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憧れの小松原湿原へ(2)・・ピーカンの空 展望の日蔭山も

2018年06月16日(土)~17日(日) 

 

(1)からの続きです

 

 

 

2日目(06.17  快晴)

 


やったぜ!ピーカン。朝の小松原避難小屋。

 

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下山の前に (どこか)展望の頂に立ってみようとサブザックで出発。

 

まだまだ小松原湿原は続く。
ただよう
松の良い香り・・「いいねいいね~山の朝」♪
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やがて沢を渡る(ちょっぴり雪が残っていた)。

 

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対岸はササが繁り、掻き分けるように進む。
笹の間にシラネアオイやイワナシのピンクが覗く。

 

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「早くピークに立ちたいな」とはやる心で大シラビソの森をぐいぐい行くと、次のピークは展望よさそう」。

 

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えっさえっさ登りつめると、ワオ!! 
日蔭山は、名前に似合わぬ展望抜群の小岩峰だ。

 

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南側にはでーんと苗場山が横たわり、繋がる山々は、なんとも大きく凸凹なこと。

 

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右の白い峰峰は北アルプス。ひときわカッコよいのが高妻山だ!、

 

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苗場山の左側には谷川連峰が勢揃い。
その左の遠方には越後の名だたる山々がうねっている

 

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隣ピークの釜ヶ峰への尾根も魅惑的。

 

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日蔭山の岩峰はサラサドウダンに縁取られ、
足元を飾るのはツマトリソウとアカモノの小花。・・・・・・・・小鳥の囀り、蜂や蚊やハエが飛び交う。

 

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10時半ころ小屋に戻り、掃除をすませ、下山開始。

 

 

昨日、小雨にけぶっていた湿原は、アッケラカンとしていた。

 

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ワタスゲが、ふわふわ風にそよいている。

 

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わあ、チングルマが、小さな花をいっぱい広げて笑っているみたい。

 

池塘に青空が映り、ワタスゲも映る。

 

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いい風だねぇ、、ふう~、気持ちいいな。

 

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小松原湿原って、これほど広かったんだ。
昨日のピンクの灯りのヒメシャクナゲは、今朝はちっとも目立たない。

 

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11時半、中屋敷の分岐に着いた、湿原はそろそろ終わる。

 

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森に入ると、昨日と違って緑が眩しい。いやはや、暑いこと。
大ダケカンバ、大ブナ、昨日見た大木たちの傍らを通り過ぎる。

 

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下るにつれ勾配はますます過激に、長く続く。
ブナの森まで降りてようやく最後とホッとした。もうれつな暑さ、汗だくだ。

 

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下山後、小赤沢温泉の幸養館で汗を流し、
津南町のかどまん食堂でラーメンのうちあげ!!

 

みなさま、ありがちょうございました。
憧れの小松原湿原は 思っていたより ずっとずっと、、、ステキでした。

 

Photo      下山途中、はるか下に 秋山郷のいっかくが見えた、

【二日目】避難小屋*06:30-日蔭山07:40(60)-避難小屋10:25(10)-上屋敷09:15-中屋敷11:20-ネズコ(金城山脇)12:25-主尾根から13:30-ルP14:10→楽養館 ♨14:40/15:30→ 津南(食事)→水上IC18:00→相模原IC→20:45頃帰宅
【メンバー】3人   【地図】 谷川岳       

 

 

 

 

 

はまた~♪

 

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憧れの小松原湿原へ・・・秋山郷から(1)

2018年06月16日(土)~17日(日) 

 

1日目(06.16  曇~雨)

 

見倉トンネルからスタート。登山口の道標は古くて目立たない。

 

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あたりは深いブナの森、伸びやかな白いブナたちに、ほれぼれしながら・・

 

Img_5947rだが、かなり急登だ。

主尾根に乗ると、少し緩やかになったよう? 霧はさらに濃くなる
再び落ち葉の急登になると、イワカガミの濃いピンクや白い花に励まされる。

 

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地図では、登山道のすぐ脇に金城山の三角点があるはず。だが両脇のササの背が高く、、入り口に気づかなかった。

 

じき下り勾配になると、ネズコの巨木がデン・デン・デンと現れる。

 

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小沢を越えると勾配はゆるやかになり、足元がぬかるみはじめた。
ショウジョウバカマ、ゴゼンタチバナ、イワカガミなどの花も増える。

 

やがて地面を覆いつくすほどのマイヅルソウの群落が続く。

 

Img_6021r     ミツバオウレン


やっ、ササの奥が明るいぞ。 遠く霧の中に、シラビソの樹形が並んでる。
じき、あたりがパアッ~と明るくなり、目の前に最初の湿原が広がった。

 

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「え~っ、ここ歩いていいの?」木道がない湿原だった。
目をこらし、か細い道状の筋を捉え、そっと一歩を踏みだす。
ワタスゲの…雨に濡れてもワタスゲの白いボンボンが、湿原に点々と浮かんでいる。

 

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やがて木道が現れ、T字分岐となり、正面に『中屋敷(中の代)』の大看板。

 

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群生するワタスゲは、遠くぼっ~っと白い帯のよう、

 

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湿原を囲むベニサラサドウダンは、持ちきれないほどの多量の花をつける

 

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木道は、どこまでも広がる湿原の真ん中をつらぬき、あるいは掠めるように渡っていく。

 

大小さまざまな池塘が現れる。巡り歩けば小さく光るピンクが目立つ。
ヒメシャクナゲだ。

 

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こんな雨の日は誰もいない。湿原はどこまで広いのだろう。 

 

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木道を、ひたすら辿っていけばよいのだけど、みんなに遅れてしまえば、一人ぽっちで行くしかなく、そのまま景色に吸い込まれそうな錯覚に襲われる……。

 

Img_6091r     上屋敷あたりの看板・・・人か?と思った

木道は、壊れていたり傾いでいたりで、雨に濡れてよく滑る。

 

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16:40三角屋根の避難小屋に到着した。

 

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扉を閉めれば、小さな窓から洩れるようなわずかな光のみ。
さぶっ~い。セーターもダウンも着込み、 マフラー首に巻き、靴下は2枚。持って来ていて良かった。早々と夕食準備、キムチ鍋を美味しく有難くいただいた。

 

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夜中は一転して満天の星空だった。天の川の粒々が、ひとつひとつ大きく、とりわけ夏の大三角は強い光を放っていた。 風のない、とても静かな夜だった。

 

Img_6033r         湿原のコバイケイソウはやっと蕾


【一日目】見倉トンネルP11:50-主尾根(左折)10:30(30)-金城山(ネズコ巨木)14:30-中屋敷15:40-上屋敷16:20-避難小屋16:40(泊)

 

(2)に続くよ~♪

 

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