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山中湖  鉄砲木の頭あたり散策

2018年04月24日 (火) どん曇 

 

いつ降り出すか分からない、こんな日はゆっくり歩ける優しい道を行きましょう。

 

山中湖平野からパノラマ台を過ぎた辺りで気が付く。
周りの丘は、床屋に行ったばかりの丸坊主君のように、さっぱり爽やか。
山焼きが終わったばかりなんだ!

 

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山焼き直後の、真っ黒な地面を鉄砲木ノ頭に向かう
ススキImg_3643r
山頂のフジアザミImg_3654r
切通峠に向かう雑木林に入ると風が止まった。
霧に霞むブナ混じりの雑木林は、まだ芽吹きの時
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しっとりした静けさに心うたれ、一歩一歩、大切に歩いていく。
緑がうねるバイケイソウの海。なんとも力強い。
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トリカブトがたくさん芽を出していた

 

ミズナラImg_3704r

帰りは右下に並行する三国林道でを辿ることにする。
キランソウ、クロモジ、クサボケなど見かける。

 

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崩壊地は、補修された。
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三国峠下の見晴らし場に車を止めおやつタイムを楽しもう。
ゲート前のフジザクラ

 

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山焼き跡の広やかな展望を楽しみながら……というより、
風が恐ろしいほど吹き抜け、必死で火をおこしお湯を沸かし、
根性で完成した甘い暖かいお汁粉。じっくり味わっていただいた。

 

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サンショウバラも元気に芽吹いていた。が、、しかし・・
.ことしはいつ頃、咲くのやら?

 

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ついでに地元のキンラン自生地(ヒミツ?)に寄ってみました。
キンラン、、今が盛りです
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【コース】三国峠P 09:00-鉄砲木の頭09:25-(尾根道)切通峠方面-(三国林道)三国峠P13:30   【地図】御正体山 駿河小山

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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浅間尾根に春がきた【探鳥会に参加】

2018年05月11日 (土) 快晴 

雨の予報だったけれど、浅間尾根登山口に着くと青い空と眩い陽射しが待っていた。
きょうは探鳥の山歩きということで 大津雅光先生(『探鳥の山旅』著者)についていく。

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小鳥たちもウキウキ?あちこちでピーヒャラ、チチチと賑やかなこと!
「ホラ、虫のような声、聞こえませんか、ヤブサメです」
耳を澄ませばガシャガシャジージーとか細い声、

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山里のひらけた所では、ヒヨドリや、チーチチ(ホウジロ)が盛んに歌ってる。
「囀りと地鳴きがあります」 これは基本中の基本、
でもわたしは既に、先生の説明にはついていけてない。
「植林帯には虫が少ないので鳥もあまりいません」・・なるほどね、

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やがて明るい広葉雑木林になると、良く聞くツピーツピー、

私はバカのひとつ憶えでシジュウカラと推量したら、ヒガラという。「きょうはヒガラが良く鳴きますね。シジュウカラに比べて早口なんですよ」(そうか、なるほど)とその時は理解したけれど、じつは区別がついてなかった。

Img_3456r_2            ヒナスミレ

やがて尾根に乗る。若葉が萌えたち、なんとも気分良い。「フルートのような綺麗な声が、聞こえますか?あの美声はコゲラです」

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「あ今のは、メジロです」メジロなら知ってるけど、今聞こえるどの声なのか?

Img_3475r           シロバナエンレイソウ

ぐぜりとは、あまりに気分がいいとき、鳥もつい鼻歌が出てしまう、その鳴き声のことだそうだ。

「あれ、ミソサザイです」 しかしこれを書いている今、その声を思い出せぬ。
チヨチヨピー「渡ってきたばかりのゼンダイムシクイ」いったいどんな姿形なのかしら? 

Img_3492r          伐採地から

ピチピチピチ、「警戒しているミソサザイ」ツーツーツー「ヤマガラ」、そしてアカゲラのドラミング。鳥の声は次から次にやって来る。
ま、ヒガラと思っていれば、きょうは80%当たってるようだ。

Img_3507r           アケボノスミレ

そんなこんなで、いつしか浅間嶺の山頂に着いていた。
ガスに包まれ、あたりはぼやっと霞み、新緑というよりまだ芽吹き。
幽玄な雰囲気を醸しだす。

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下るに連れて木々の緑が増し、青い空が戻ってきた。
人里近くまで下るとギンバイソウが芽生え、

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ヒトリシズカやチゴユリ、ヤマエンゴサクなど春の花のオンパレード

人家が現れると、何本ものしだれ桜の大木が満開の枝を垂らす。

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大勢のお地蔵さんにも出会った

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春ですねぇ・・・

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【コース】五日市P 09:00→(バス)浅間尾根入口10:00(15)-一本松道標 11:15-浅間嶺12:25-一軒家14:40(20)-佛沢の滝BS 15:48→五日市15:52
【地図】昭文社:奥多摩 

 

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春咲く山の道辿り  長尾山~日向沢ノ峰~大丹波川

2018年04月8日 (日) 晴ときどき晴れ 

 

長尾ノ丸(長尾山958.4)の山頂にでたら雲がかかり寒い(5℃)は。
都県境尾根を西に向かう。

 

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すぐ両側が雑木林になり、芽吹いたばかりの軽やかな景観がひらける。

 

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都県境尾根、地味な尾根と思っていたが、なんと花の尾根だった。
ミツバツツジImg_6048r
カタクリImg_2906r
アカヤシオツツジImg_6098r
イワウチワImg_2933r
お花にすっかり満足したので もうすっかり登り終えたつもりになっていた。
おかげで、
日向沢の峰までの登りがきつい。

 

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12:30、ようやく日向沢ノ峰に到着した。すっかり晴れ上がっている
日原の山々、奥多摩の山々、その奥に丹沢、
さらに奥に春の雲にとろけそうな富士山が浮かんでいる。

 

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踊平から獅子口小屋跡におりる。沢の源頭地形はまだ早春の景観で、
林床にはバイケイソウが緑の頭をもたげ始めたところ。

 

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ネコノメソウ多数芽生えている、Img_6162r

赤い葯のハナネコノメImg_6170r
コガネネコノメがゾロゾロ出てくると獅子口小屋跡だ、Img_3020r
日当たりの良い台地でいっぷくするImg_3025r
さていよいよ、大丹波川沿いの花の道を下る。
ワサビ田のあたりで、・・・ フタバアオイImg_3039r
ヤマエンゴサクやアカネスミレが次々現れ、やがてニリンソウが加わった

 

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右から沢を合わせた辺りから広やかになる。

 

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しっとりした土を覆う緑の草地、白、水色、黄色の小花が散らばる。

 

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頭上にはチドリノキの新緑が初々しく、澄んだ青空が広がっている。

沢を渉り高巻道を登り、そして下るとヒトリシズカの大群が現れる。

 

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おっと、モノレールが出現。登山道上に敷設されているので、超歩きづらい。
登山道(木橋)を架け替えるのかも。
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木橋は崩れかけているものもあり、ひやひやしながら渡る。
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曲ヶ谷沢出合のアカヤシオはほぼ終盤。

 

右岸を歩いていると対岸に、見事なアカヤシオのピンクの塊が、
遠くても花の存在感は圧倒的。大木が、何本もあるのだろう、
西日を受け堂々と輝いていた。
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【コース】大丹波川下降点P 08:00-長尾ノ丸09:10-日向沢ノ峰12:35(50)-踊平13:40-獅子口小屋跡14:25-曲ヶ谷沢出合16:25-P16:50
【地図】昭文社:奥多摩 2.5万:武蔵日原

 

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生藤山 石楯尾神社から登り花さく和田の里へ下る

2018年04月05日 (木) 曇~晴 

 

 

 

オープンしたばかりの上野原駅南口のバスロータリーから、井戸行きのバスに乗車。

 

 

 

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石楯尾神社BSで乗客は全員下車。神社にて安山祈願をした後、3つのパーティにばらけ、それぞれ出発した。
私たちは最後から、のんびり景色を眺めながら、歩く。

 

 

 

 

 

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道標に従って、山に向かう林道に入る。杉植林の林床にはさまざまなスミレやマムシグサが芽生え、ヒトリシズカも咲き始める。

 

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林道から山道に入り、ジグザグと峠道を上がると、佐野川峠にでる。
点々と馬頭観音が置かれ、いかにも昔の道だ。

 

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佐野川峠で左折、三国峠に繋がる尾根道を行く。
やがて桜の大木が出てきた。老木は苔にびっしり覆われ、溌剌さが感じられない。
自然の流れとはいえ、せつない。

 

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笹尾根には三国山に出る。東のピーク生藤山を目指す。

 

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山頂ではまだ11時だったので、潔く次の茅丸に向かう。
茅丸のベンチに腰掛けたとたん、冷たい北風に吹きさらされ。、ランチは少し下でとそのま乗越す。結局、登山道脇の高台であわただいランチになった。

 

Img_2791r     北側の谷が美しい

少し先に、こんな雑木林が現れる。早まった、ここでランチが良かった。

 

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連行峰をこえると、ミツバツツジが点々と咲く岩尾根になる。
おりしも陽が射していて。。。。暖かいというより、暑いほど・・・。

 

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すっかり春の気分で、酔ったようになり、ルンルン下ると、あっという間に「山の神」分岐点に着く。
和田に向かい、急なジグザグ道を下る。芽吹いたばかりの明るい雑木林。
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急降下道を転ばないように気を遣っていくと、40分ほどで花の咲く一画に出た。
ここが『一軒家』で、
今は無人。。

 

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一軒家からは歩きやすい道となり、20分で和田の集落だ。
和田は、今まさに春爛漫。

 

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こんな美しい村は、ずっとずっと身近に存在していて欲しいと、思いながら
和田バス停に向かった。

 

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【コース】上野原08:36→石楯尾神社09:00-林道-山道09:40-佐野川峠10:14-甘草水10:35(10)-生藤山11:25-茅丸11:50-(ランチ30)-連行峰12:40-山の神13:20-一軒家14:00(10)-和田14:20-和田バス停14:30/14:51→藤野15:10
【地図】昭文社:高尾陣馬 2.5万:上野原、与瀬、五日市

 

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