笹子御殿、二つの北尾根
2017年12月19日 (火) 快晴
12年ぶりの道、前回と同じく丸林橋のたもとから山に入る。
急な斜面を一息で登れば、筋目ただしき尾根上で、コナラなどの落ち葉は滑るけれど、安心して登っていける。
朝日を浴びて盛り上がるのは780m峰で、西から南南西に左折する。
落ち葉をざくざく踏みながら、植林地帯のやや急登を越える.
防火帯のような広やかな尾根に変わった辺りで、急に青いテープが増えたので
970m点をすぎたのだろう。
落ち葉ばかりの静かな尾根、ときどき野鳥の囀り・・。
小さなピークを越え、標高はゆっくりあがっていく。
1044mを過ぎたあたりから境界標が現れ、灌木(薪炭林)が増える。
伐採用のワイヤーが放置されたり、色んなものが雑然としている。
1066mを越え、左が植林になる。前回は強風を避けようとこの植林に逃げ込んで休憩したんだった。そんなことを思い出しながら歩いていると、右側にうろを盛大に空けた大ブナが立っていた。お元気そうでなによりです。
やがて前方の鋭峰が目の前に迫ってきた。やっと面白くなったと、
最初の岩峰はじっくり味わって登る。イワカガミの葉が赤く縮こまっている。
次の岩峰はトラロープ付き。急ではあるが岩は安定しているし木の根はシッカリなので、不安なく登る。
そうすると登山道が通る(ピークというより)尾根に出る。小路沢ノ頭である。
写真を撮ったり浮かれていたら、メガネを落としていた。
巨大送電塔の手前で気づき、取りに戻ってロス20分。
主稜線上は北風が吹き抜けるが、北側のヒノキ植林(防風林)は効果絶大。
ヒノキの切れ目から望めば、大菩薩全景が素晴らしい。
奥秩父、南アルプスは冬の雲で埋め尽くされいた。
さて最後の登りの笹子御殿が大きく、わっと思うが、見かけより登りやすい。
巡視路階段をひたすら上がっていれば、自然に山頂の三角点に着く。
山頂から、滝子山が超スマートに見えた、それに引きかえ美男のお坊は・・
笹子御殿(笹子雁ヶ腹摺山)の、傍らのベンチにてお昼。陽射しは強いけれど、北風が冷た過ぎで、ゆっくりできず、そそくさと下山。
北尾根は初めて下る、登山道が右折するところを直進すればよく、巡視路標柱には目立つピンクテープも付いていた。
ダダーッとまっしくらに下っていくので、転けないように腿を踏ん張る。
あまりに急で、周りを楽しむ余裕無し。巡視路ゆえに道迷いの心配はないが、
それにしてもこんなに急だなんて。
送電塔(208)を過ぎ、山の神を過ぎる(写真は裏側)、
やっと平坦な所と思えば岩の上、すぐに急降下(階段)になり、ラストはロープが設置され、
そのまま林道におりたつ。道の駅まで30分ほどだった。
【コース】道の駅甲斐大和P08:20-780m (10)08:55-970m 09:30(10)-1044m 10:20-1066m10:50-岩稜11:20-小路沢の頭11:45-鉄塔12:05(ロス20)-笹子御殿12:25(35)-北尾根へ13:05-送電塔13:30-林道14:20-P14:50
【地図】昭文社:大菩薩 2.5万:笹子
ではまた~♪
山域別レポ一覧は あしあとへ
| 固定リンク
「A」カテゴリの記事
- 老ブナに会いに(太刀山~畑尾山)(2020.08.24)
- 春は小下沢あたりを ♪(2020.03.21)
- 煤ヶ谷高取山~華厳山~経ヶ岳(2019.12.09)
- 入笠湿原 お久しぶり(2019.07.31)
コメント