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2017年11月19日 (日) 快晴
甲斐大和からのバスは補助席まで埋まる。小屋平では5、.6人下車し、次々に笹の道を上がっていく。下の登山道からは軽装のランナーたちが道路を横切り山に向かっていく。きょうは早歩きレースの当日とか…。
じんじん寒いが、登りのおかげで体が温まってくる。林道を越え、カラマツから、石丸峠の 草原に出る。大きな富士山や南アルプス一望の素晴らしい景色。
前方の小金沢山辺りに白い木々?。「霧氷かな?」「間に合うかな?」
足取りを速め稜線に向かう。
辿り着いた牛の寝通りの石丸峠は霧氷の木々に囲まれていた。
これからが長いんだけど、しばし霧氷の世界に浸る。
見上げている間にも、枝先の氷がポロポロ溶け落ち、氷は落ちながら朝日を受けて輝く。
10:20、牛の寝通りに入ったが、ここの木々も霧氷に飾られ、眼下にも点々と白い木…。
10分ほどで米代(よねしろ)の分岐で、いよいよ長峰を下る。
下る下る。気を抜く隙はなく50mほど下り、尾根がおちついた。じき枯れたスズタケがびっしり、歩くのに苦労はないが、かつてゲキヤブ地帯だった所だろう?
半分朽ちてる老木。この辺りは倒木が多く、道が塞がれ歩きづらい。
そんな森を過ぎると、広大なカラ松林になる。点々と残る巨樹の切り株。
広々としたカラ松林の。ゆるいアップダウンを、トントントンと快適に歩く。
高みにはアセビの緑。松林も現れ美しい緑。
大きく南に巻いたのが最初の1370mと思う。
そろそろ白草の頭かなぁと期待するが、その奥にもまたピーク。なかなか着かない……
元気な大木のハリギリや、これまた元気なミズナラやブナの立ち並ぶ一画に腰を下ろしランチにした。
長峰がこれほどの巨樹の尾根なんて、知らなかった。
静かで深くて、なんとも楽しい尾根歩き。
目の前のピークを上がり、次もまた、そしてまた次も…、深い落ち葉で足の半分が埋もれてしまう所もあり、わいわい楽しみながら枯れ葉を蹴散らし、
アップダウンを重ね、13:30ようやく白草の頭(△1321.5m)に到着。
三角点は落ち葉に埋もれそうだった。
ひとくだりで大きな 老ミズナラを見たが、カネツケの頭はそのあたりだったと思う。
名札に気づかず通りすぎた。
どんどん高度が下がってくると、 赤や黄色のもみじが出てくる。
まだ 空は青い。秋空に鮮やかな色がよく映える
七本木山の神は、そんな尾根の 途中におかれていた。
尾根はますます平坦になり、いつしかヒノキカラマツの植林になった。
このあたりが「長者殿」らしいという、複雑な起伏が、山城っぽい???。
目の前に小高いアセビの丘が現れ、埋もれそうな三角点(八丁坂三角点)を見る。
いよいよ最後の大急降下がはじまる。
ザクザク深い落ち葉を踏んでいく。5分もしないで尾根が分かれ、右には×(深城に下る昔のルート)、私たちは左の、尾根とは思えない急降下。
バランスをとりながら、できるだけジグザグに下る。
眼下に緑の湖が見える。力を込める足?いや膝?が痛い。
最後は尾根の右の道を、大きくジグザグに下ると、葛野川ダムの車道に下りられる。
とうとう歩けた 長年の夢・・長峰。
長かった分だけ長時間楽しめた。素晴らしい一日だった。
ありがとうございました。
【コース】甲斐大和08:10→(バス950円)小屋平09:10-石丸峠10:10~石丸峠B 10:20-米代10:30-白草ノ頭13:35-七本木山の神14:50-八丁坂三角点15:15(10)-拓道橋16:00(25)→(タクシー6400円)笹子16:21
【地図】昭文社:大菩薩 2.5万:大菩薩峠、七保
ではまた~♪
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