憧れの裏剱へ③ まさかの剱岳
写真はポップアップウインドウ、クリックすれば拡大します
2017年8月19日 (土) 曇・・
「おい、満天の星だぞ」と囁きかわす会話が耳に入り、目が覚めた。03:00。
ふと見れば、部屋の半数はもう出発した(する)らしい。
が、自分たちは、もうしばらく横になっていよう。
予定通り05:00起床。星空どころが濃いガス、でも雨は降っていない。
ということで、剱岳登山することに。
小屋の裏手の岩道を登る。軽いくさり場を過ぎると、早くも一服御前。
私たちの前をいくのは10人ほどのパーティ、くさり場ではどうしても時間がかかる。
上り下りの分かれ目、ふっとガスがきれた。
クサリ完備のおかげ、手を離さなければ、落ちることはなさそう。
さすがLONG、集中を切らさないようせねば。
カニノタテバイを慎重に登り切っても、
早月尾根と合流
緊張の糸をずっと張りっぱなしは、想像以上に疲れるものだ。
山頂が近づくと時々ガスが薄れ、得も言われぬ美しい青空が覗く。
山頂手前
10:45剣岳山頂に到着。4時間もかかっていたなんて驚きだ。
山頂には大勢の人が休み、みな嬉しそう。 父親と登った小6生。
ゆっくりしたかったが、天候が急変しそうなので、慌てて山頂を後にする。
有名なカニのヨコバイではずいぶん待たされた。
前のパーティが「下を見るな!!」なんて叫んでいるのがきこえ、ぎょっとする。
私たちの先頭の、軽やかな足さばき、わたしもそのイメージでヨコバイする。
鎖から体を離せば足元が見えるというのも実感。
最後に「せっかくだから下を見ようよ」といわれ、貴重な景観をちゃんと見ておいた。
ヨコバイの次の縦階段はなかなか終わらず、集中が切れそうになるが、手は離さない。
そうして徐々に岩場の危険地帯から脱出する。
時間がかかるのは、待ち時間が長いから。
前剣あたりで大休憩する。
稜線の霧が晴れ、お花畑が鮮やかに広がった。
剣山荘到着は13:40、よもやの 8時間行動になってしまった。
とりあえず 小屋でいっぷく。
これから別山乗越を越え、室堂のロッジ立山まで歩かねば
剱御前小屋から 室堂平を見下ろす
室堂のロッジ立山に到着は18:00。
今夜は楽しみな、温泉だよ~。
(3日目)曇 剣山荘 05:50-一服剣 06:20-前剣大岩07:05-前剣07:20-平蔵のコル08:35-剱岳09:45(20)-平蔵のコル11:45-前剣12:30-剣山荘13:40(40)-剣沢小屋15:00-剣沢キャンプ場15:20-剣御前16:15(10)-橋17:40-ロッジ立山 18:00(7時間+3時間20分)
憧れの裏剱へ④ に 続きます
ではまた~♪
山域別レポ一覧は あしあとへ
| 固定リンク
コメント