踏めなかった2032m峰 これが八ヶ岳の森
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2017年9月16日 (土) 曇雨
せっかくの三連休なのに、台風か来るとはね! だめもと覚悟で、出かけた。
2032m峰は八ヶ岳、三ツ頭北東の尾根が東、東南に下りる、その一角の小ピーク。 2032m峰、下山後、霧の彼方にぼっーと見えた。
まきば公園の駐車場には重い雲が垂れ込めていたけれど、雨は降ってない。
なので行きましょう! 無理はしない、行けるところまで、ネ。
県営牧場の、右の牧柵沿いの踏み跡を辿る。
踏み跡といっても気まぐれな道筋は、鹿さんの作品らしい、
急登をがんばり、自分たちの登る尾根に出る。不思議な裸地の広がりにビックリ。
右折し、尾根を辿る。裸地はしばらく、、続く。
大きな火山岩が点在する不思議な地形には、心惹かれる。
やがて笹に覆われたカラマツ樹林帯。天然物も混在、ヤツガタケトウヒ?も。
あいかわらずササヤブが・・
誰も歩いた形跡のない、岩の重なり、全体を苔が覆い、どこもが同じ景色に見える。
なんなく急登を越えられるが、、、、、岩を覆う苔を踏み抜くかも知れず、
大岩は動くかも知れず、手がかりの木の根は抜けるかも知れず、、、
あまりに神秘的。
こういう八ヶ岳に来たのは初めてだ。一歩一歩の時間を長く感じる。
前方を見上げれば空は近い。あそこがピークかな?しかし仲間は冷静に、「下りよう」と提案。 あと少しにみえるが、急な岩場は続くだろう、お天気も怪しげ。
正しい判断だった。前方の高みまで標高差はたった10m。しかしそこは2032mピークでなく手前の1950m台地だった。どんな陥穽が待っているか分からない。じっさい、じき雨が降り出す。
私は、人の気配の全くない八ヶ岳を肌で感じることができ、それだけで満足。
牧場に出ると、こんな雨降りでも、牛たちが草をはんでいる。
雨がふったら牛は屋内と思っていた、知らないことだらけだ。
このあと 日野原のアルプ美術館 、《中村好至恵△山の絵展》 に 行く
中村さんの山の絵は、この上なく伸びやかで、広やかな気持ちになれる。
【コース】まきば公園P09:40-牧場柵沿い(山道)10:00-沢クリンソウ10:20-裸地10:30-樹林11:10-苔岩帯11:25-Uターン11:40-裸地台地12:15-柵沿い12:40-牧場車道13:00-P13:20
【地図】昭文社:八ヶ岳 2.5万:八ヶ岳東部
ではまた~♪
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コメント
ba_sobuさん、こんばんは。
地形図を見てやっと、どこを登られたのかが分かりました。天候に関係なく実行される根性が素晴しいです!
小生は軟弱で「また天気の良い時に来れば良いや」と思ってしまいますので、ba_sobuさんのブログを見ていると良い刺激になります。
投稿: AKIO | 2017年9月23日 (土) 19時33分
akioさん こんばんわ
地形図を見て2032m峰 よくぞ見つけてくださいました
ありがとうございます
行く前は 簡単だと思っていたのですが、、なかなか難しいコースとおもいます
山は いってみなくては解らない いろんな場面があるのですね。
晴れていても気力がない時は、家からの一歩が出ません
そういう時は、自分でも寂しいですね。
投稿: ba_sobu | 2017年9月24日 (日) 21時36分