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2017年6月29日 (木) 快晴
重ザックを小屋の2階にデポし、超軽装で出発。小田越の登山口に05:00.
道の両側は濃いササヤブで、いかにも熊の雰囲気。(熊避けカンカン)
30分で森林限界(御門口) パァーッと景色がひらける。 そうそう、これが写真でよく見る 早池峰山だっ!
次々に現れる高山植物や、雲海たなびく眺望のおかげで、パワフルに登っていける
この時間、登山者はほとんどいない。
オレンジの光に照らされる山肌や、ゆっくり空の青みが増していくさまを、
じっくり楽しんでいく。
背後に聳える薬師岳 (ずっと気になっていた)
贅沢な高山植物に迎えられ、息継ぎも惜しむように写真を撮りまくる。
ミヤマキンバイとミヤマシオガマ
ハヤチネウスユキソウ」は咲き始め
五合目の大岩は 登れる。
大きな岩の重なりの随所に、黄色の塊が今を盛りと咲いていた。
ナンブイヌナズナ
くさり場がすぎると肩、お田植え場の湿原だ。雪が少し残っている。
木道の脇には、雪解けを待ちわびていた花たちが いっせいに咲き出した
ウスバスミレ
山頂は岩だらけ。早池峰神社奥宮の赤い祠、たくさんの剣のお宮。
素晴らしい展望だ! 気温が上がり靄っていたが、雪の残る大きな山が遠望できる。焼石岳、栗駒岳、遙か彼方の三角形は鳥海だ。山の風に吹かれる、最高の気分!
河原坊コースは通行禁止だ。カッチリクロスされている。
下りは速い。気づいたらもう鎖場だった。
この時間になると、登ってくる人が多くなる。
登りで見逃した花を探しながら下っていく。
キバナノコマノツメ
大きなカメラを持っている人に、聞いてみたが、「う~む?」
そのうち「何を探しているの?」と声を掛けてくれた人がいて、「あそこだよ(^^)」
これで願いが叶った。 ありがとうございました。
10:00 小屋に戻り 11:40出発、馬留Pまであと2時間半歩かねば。
下山したら買い物をして、五葉山の登山口(赤坂峠)まで行かねばならない。。。
横通りは平坦な道だが、がんばらねば。
チシマアマナ と ホソバノイワベンケイ(蕾)
チングルマ
結果的だが、馬留から歩いて良かった。キチンと予習していたら、小田越出発の誘惑に負けていたかもしれない。
早池峰山は、ブナ・ミズナラの雑木林から始まり、シラビソ・ツガの針葉樹林帯になり、そして花と岩の山と、表情を変えていく。
おかげで豊かな山登りになった。理想は、行きに薬師岳越え、帰りに横通りだけど、私の弱足では、今回のプランが相応だ。門馬への道も面白そう。
【コース】(一日目)(水)遠野11:10→早池峰神社12:30(15)→馬留P13:10(10)-又一の滝14:00-薬師堂15:25(10)-小田越避難小屋17:00(泊)
(2日目)(木)晴れ 小屋04:40-監視所登山口04:50(10)-一合目05:30-五合目06:30-クサリ07:10-山頂07:45(30)-下山口10:15-小屋10:30(70)-薬師堂12:50-又一の滝13:45-馬留P14:15(60)→遠野・・・No.540に続く
【地図】昭文社:栗駒・早池峰
ミネザクラ
早池峰山で見た花(小田越~山頂)
マイズルソウ、ムラサキヤシオ、ミヤマスミレ、キンロバイ、マルバメギ、ナナカマド、、ミヤマヤマブキショウマ、ミヤマオダマキ(山全体に)、、ヨツバシオガマ、ミヤマアズマギク(山全体に)、ホソバノイワベンケイ、ミヤマキンバイ(山全体に)、ミヤマハンショウズル、ミヤマシオガマ(山全体に)、ナンブトラノオ、ハヤチネウスユキソウ(咲き始め)、~中腹~、チングルマ(山全体に)、トチナイソウ、イワウメ、ナンブイヌナズナ(盛り・山全体に)、ミヤマヤネツケバナ~鎖場~ヒメコザクラ(1株)~お田植え場~ミネザクラ、ミツバオウレン、イワカガミ、ショウジョウバカマ、ミツバオウレン、コバイケイソウ(芽)、ウスバスミレ、エンレイソウ~山頂~チシマアマナ、イワベンケイ(蕾)、ミヤマタンポポ
マルバメギ
この後は五葉山に登ります
ではまた~♪
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