滝子山・東尾根と南尾根☆5月といえば・・・・・
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2017年5月24日 (水) 曇
大月からのバスを遊仙橋で下車、恵能野川沿いを下りる。
恵能野・子ノ神社からダート道。
ササバギンラン(写真)やオトコヨウゾメ、コゴメウツギなど白い小花が咲いている。
右岸から左岸に渡る手前に登れそうな斜面が現れ、小さな立札もあった。
鞍吾山へは過激な急登。ぜいぜい喘ぎつつ、雑木~ヒノキ~雑木と移り変わる林を楽しんでいく。
目の前の高みが山頂か?いや。見上げる右の稜線が目安だ。
斜面にはいつくばる猫足登法、エイッと腕を踏ん張り体を引きあげる。
三角点峰(1037.8m)には40分ほどで到着。
水補給して隣の1047m峰まで5分、私はここを鞍吾山としている。
西に向きを変え、滝子山東稜に入る。
お喋りしながら、とっとこ歩いていくと送電塔に出る。前方に高々と寝そべるは滝子山、「遠いねぇ」
「それがね、意外にすぐなのよ」私も不思議に思うが、そうなのだ。
黄色のニガナが可愛い。
次の1250mピークは超しんどい。急な上に小粒のザレで、足を持ち上げているのに先に進まない。無酸素状態で上り詰めた山頂に『沼ノ沢の峰1250m』の名標が架かる。
先頭はもうタルに下りたようだ。
御上人のタルまでの急降下には、太いしっかりしたロープが設置されている(新しくなっていた)。これがなければ、厳しいなぁ。
タルを越えた細い尾根にはブナやミズナラの大木が鎮座、
両側の谷の木々も大きい。
「さっきまで細い若木の雑木林だったけれど、タルからは森が変わったわね」
やがてヤセ尾根に大きな岩が現れた。
ピンクの花がぽつぽつ咲いてる、と思うまもなく、岩はピンク色で覆われる。
岩場のうすいふみ跡を注意深く登っていく。
岩場が終わると、再び緑の渦を行く。
小さな小さなフモトスミレの花、マイズルソウも咲き出した。
滝子山三角点(12:55)、滝子山(14:05)と過ぎ、(なんと人っ子一人いなかった。
あの滝子山なのに)
南稜への下降点には14:25到着。「こちらの花はどうかしら?」
5分も下りないうちに、満開の花たちに迎えられる。群生は広範囲に広がり、尾根に沿って続いている。
岩尾根を小気味よく下るので、もったいないくらい群生の中をすいすい過ぎる。
花畑の規模は東稜より大きいかも
岩尾根が終わると巨樹の連なる道になる。オノオレカンバ、かっこいい
あちこちにオトシブミが散らばる、おっととアブナイ。踏みつけそう。
(涙なくしては見られません、オトシブミのゆりかご作り)
中腹の大ブナ
もうだいぶ下りた。風が止まり汗ばんできた。いったん林道に下り、
対岸から再び尾根、送電塔を過ぎ、ヒノキ林をジグザグ下り、寂
惝苑に到着したのは16:30。
笹子からの電車もちょうど良いタイミングだった、
シートに3人収まり、「ホントにお花が素晴らしかったね」「ありがとう」「で、この夏のことだけど・・」高原、湿原、岩場、沢?と、さまざまな計画を立て始める私たちであった。
ではまた~♪
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